
ファッション
身軽さの最適解。10人のファッション業界人が外へ連れ出す、極私的「ミニバッグ」|#100人の外遊び
2026.05.19
心地よい風に誘われて、つい足取りが軽くなる季節。街を闊歩するファッション業界人たちは、そんな「外」の時間をどんなスタイルで楽しんでいるのだろう。
10人のプレスや編集者が選んだのは、自由な動きを妨げないミニマルなバッグ。機能性を極めたサコッシュから、装いを格上げするレザーポーチまで。都市をスマートにサバイブするための「最小装備」と、彼らの初夏の外出先を聞いた。
Text:Takanori Ito
#01
トートへ変形する驚きの2WAYギミック
-
-
古着屋 if you want(イフ ユー ウォント)オーナー
岩佐孝人さん
-
中目黒で独自のセレクトが評判の古着屋 if you wantのオーナー。地域に根差し、買いやすく、且つ個性的でシティ・カジュアルなアイテムが並ぶ。
Instagram:@if__you__want
【お出かけDATA】阿佐ヶ谷のTOY BURGERというハンバーガーやアメリカンな雑貨などを取り扱うおもちゃ屋さんによく出かけています。不定期に古着のPOPUPなどもやらせてもらっていて、仕事でも遊びでもよく顔を出しています。そのほか阿佐ヶ谷の商店街には美味しいビストロや「あさが家」という家系ラーメンの本店もあるので商店街も楽しんでいます
【愛用中のミニバッグ】
MADDEN(メデン)
FUNNY TOTE BAG
「1970年代からあるMADDENというアメリカのアウトドアバッグブランドのFUNNY TOTE BAGというモデルです。ミニバッグからトートバッグにトランスフォームするので、出かける時はミニバッグ、荷物が増えたらトートバッグにして使っています」
#02
変化を楽しむ小物特化のエイジングレザー
-
-
ゼロイチ商舎 代表
佐々木 剛さん
-
企業の営業に関わる仕組みづくりの0→1を支援。岩手県の米農家に生まれた末っ子で、過去には某セレクトショップで販売員を経験。
【お出かけDATA】西武ライオンズの本拠地、ベルーナドーム(西武ドーム)に息子と行っています。僕が昔からライオンズファンなので、息子を連れて行ったら、今では親子でファンになりました
【愛用中のミニバッグ】
Hender Scheme(エンダースキーマ)
pig shoulder small
「子供がまだ小さいので、大きなバッグも別で持つのですが、スマホなど細かいものはこのHender Schemeのスモールショルダーに入れています。短めのショルダーベルトが丁度いいのと、エイジングが楽しめるのがいいですね」
#03
商談から散歩までこなすボトル収納サイズ
-
-
セレクトショップ BLESS(ブレス)オーナー
鼓 昭宏さん
-
福岡県 北九州市にBLESSをオープンさせ23年、独自のセレクトに定評がある老舗セレクトショップ。10年ほど前からオンラインショップの形態に力を入れている。生まれも、育ちも北九州の小倉っ子。
【お出かけDATA】最近出かけているのはスムージー店Morning To Night(モーニング トゥ ナイト)です。自分のお店から近所なのでお昼休憩のリフレッシュや商談の際によく行っています。いつも頼んでいるメニューはグリーンスムージーです
【愛用中のミニバッグ】
MADDEN(メデン)
ALTONA MDNA
「休憩や商談に出る時、スマホや財布が入ればいいのでMADDENのALTONAを使っています。プライベートでウォーキングもするので、ペットボトルなども入るこのサイズはとても便利です」
#04
ミリタリーコーデにも合う機能派巾着
-
-
セレクトショップ フリーカー店主オーナー/cafe bar BIRD CAGE(バードケージ)店主
橋本卓也さん
-
東京都中野区で19年セレクトショップ「フリーカー」を営む。インポートとドメスティックを織り交ぜて‟自然体でカッコいい”を提案し、夕方16時から深夜12時過ぎまでの少し変わった時間帯で営業している。
Instagram:@selectshopfleaker
DCCナカトー
【お出かけDATA】自転車とスパイスカレーが好きで、気になった店に散歩がてら自転車を走らせて行っています。その中でも中野の「DCCナカトー」のカレーが好きでよく行きます
【愛用中のミニバッグ】
BAICYCLON(バイシクロン)
DRAW STRING BAG
「BAICYCLONのDRAW STRING BAGは自転車移動には最適な巾着にもなるミニバッグです。バッグインバックとして使っても大変便利です。最近はまたアメカジの流行があるので、少し意識して、MA-1のベストを中心に遊び心あるミリタリースタイルでコーディネートしてみました」
#05
元バイヤーが再購入した90年代の名作
-
-
ファッション・ビューティー 編集者
伊藤孝法さん
-
「ファッションライターを中心にビューティーやライフスタイルについても執筆を行う。『WWDファッショニスタ100人がリコメンド!』に参加。北海道でFM番組のパーソナリティーも務める」
芝浦運河沿いの遊歩道
【お出かけDATA】平日は取材で都内をいろいろと動き回っているので、オフの日はあまり動きたくないということが大前提でありまして、愛犬の散歩で近所の芝浦運河に出かけます。運河沿いが遊歩道になっていて、都会にいても四季を感じられます
【愛用中のミニバッグ】
OverLand EQUIPMENT
(オーバーランド イクイップメント)
MINI SHOULDER BAG
「1990年代にリリースされたアイテムのリバイバルなのですが、その当時僕はセレクトショップのバイヤーをしていてOverLand EQUIPMENTを売っていたので、今シーズンのリバイバルを機に購入しました」
最近はファッションも1990年代の古着を着ていることが多いです。下の写真の日もL.L.Bean(エル.エル.ビーン)のシャツにPOLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)の“紺チノ”でまるっと90 ‘sの雰囲気にしています。
#06
ボトル収納と防水素材が融合した次世代型
-
-
オフィスボルシチ ディレクター
辻井国裕さん
-
今年22周年を迎えたPRオフィス「ボルシチ」の代表。国内外のファッションからライフスタイルとさまざまなPRを担当する。また併設した「ボニルギャラリー」のアートディレクションも手がけている。公私共にアウトドア・ギア、アクティブシーンに精通し、これからの時期はパックラフトで川旅。グラベルロードでバイクパッキング・トレイルランにハイキングとさまざまなアクティビティを実践中。
【お出かけDATA】休日はガッツリ山や自然で遊ぶことも多いですが、最近はシティハイク的な感じで身近な街を歩くことも増えています
【愛用中のミニバッグ】
CIE(シー)
TENDER-2 BOTTLE SHOULDER
「CIEでは2個目となるTENDER-2 BOTTLE SHOULDERなのですが、数年前に購入したものは少しミリタリー感が強くメッシュと防水生地でした。最近発売したモデルは都会的なシンプルな佇まいが調子良く、さまざまな服装に合わせられるのが嬉しいです。
少し暖かい日も増えてきましたが、水分補給用のボトルを鞄のフロントに収納できるのが特徴的です。高透湿防水素材Breathatec®︎を採用し、悪天候などにも負けずに持ち出せる優秀なバッグです」
#07
ジャケットに抜け感をつくる軍モノ風ポーチ
-
-
HEMT PR 代表
平山洋次さん
-
セレクトショッププレスを経て、プレスオフィス「HEMT PR」を設立。PRと販売促進をリンクさせる構築的なプロモーションを提案。さらにカタログやWEBサイトの製作も手がけている。
【お出かけDATA】休日はドライブと子供の習い事の送迎が多いです。この春は日本橋のアーティゾン美術館で開催中のモネ展(モネ没後100年 クロード・モネ 風景への問いかけ)に行く予定です
【愛用中のミニバッグ】
Packers Equipment
(パッカーズ イクイップメント)
Apron Bag
「軍モノのヴィンテージエプロンバッグを彷彿させるクラシックなデザインとコンパクトなサイズがジャケットスタイルに抜け感をもたらしてくれます。デニムとの相性もいいです」
コーディネート例
#08
日常と走りを繋ぐ特殊素材のウエストバッグ
-
-
muroffice(ムロフィス)シニアマネージャー
嶋田哲也さん
-
THE NORTH FACEをはじめ、国内外のさまざまなブランドのPR・プロモーションプランニングを担当している。20年ほどの自転車歴や、トレイルランニングなど趣味の面でも忙しく活動している。
【お出かけDATA】里山や低山に出かけて、トレッキングやトレイルランニングを楽しんでいます
甲州アルプス縦走の時の1シーン
【愛用中のミニバッグ】
THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス)
GARベルト
「特殊なフェード加工が施されたストレッチナイロン素材のウエストバッグです。色落ちした素材感は普段使いにも馴染み、日常とランニングシーンをシームレスに繋いでくれます。
容量が2Lとコンパクトなため、トレランする際に必要最低限な荷物の収納に最適です。コーディネートの差し色にピッタリな春らしいピンクカラーもお気に入りです」
#09
最小限をアクセ感覚で纏う洗練されたレザーバッグ
-
-
Revolution PR プレス
田中 望さん
-
コレクションブランドのデザイナーアシスタントを経験後、Revolution PRに入社。国内外老舗から新鋭まで、幅広いブランドのプレス業務を担当している。
【お出かけDATA】休日は映画館か多摩川河川敷にいることが多いです
【愛用中のミニバッグ】
UNDECORATED(アンデコレイテッド)
LEATHER POCKET BAG
「街を歩く時にUNDECORATEDのコンパクトなLEATHER POCKET BAGを使っています。必要最小限のものを持ち歩くためのサイズ感でアクセサリーのような感覚でつけています」
#10
靴底を配した自立する唯一無二の存在感
-
-
TEENY RANCH 代表
久戸瀬崇裕
-
セレクトショップの販売、国内ブランドのPRを経て、2018年にTEENY RANCHを設立。ファッションブランド以外にも、アウトドアブランド、ギャラリー、などさまざまなPRを担当している。釣り、バイク、楽器、金魚など趣味多きプライベート。
【お出かけDATA】最近はバイクに乗って、よく県外にツーリングへ行っています。目的地は決めているのですが、行った先で何かをしてというよりは、行ったことのない街で、自分の知らない景色を見て楽しんでいます
【愛用中のミニバッグ】
EARLE(アール)
シューソールシューバッグ
「バッグの底面がシューズのアウトソールになっていて、自立も出来、地面に置いてアジを出しても面白いというシューズブランドならではのバッグです。バイクに乗っているとはいえライダースばかりではなく、街で着た時に馴染むような、ニットやシャツにリジットデニムを合わせるなどの少し小綺麗なコーディネートをしてバッグを合わせることが多いです」







