
ファッション
走るの大好き! ファッション業界のランナー10人に聞いた、ランの魅力と日常履きもできる「推しシューズ」|#100人の外遊び
2026.05.19
とてもシンプルで、誰でも一度は経験したことがあるランニング。速さや記録を追い求めるだけでなく、もっと自由で、多様な楽しみ方ができる一番身近なスポーツだ。ファッションとの親和性も高く、ファッション業界でもガチ勢からファンラン勢まで幅広くランニングを趣味にする人は多い。
シューズひとつとっても各メーカーがランニングモデルをこぞってリリースしており、ひとつのトレンドになっているのはご存じのとおり。ランニングモデルならではの履きやすさ、歩きやすさから普段履きのスニーカーとして日常に取り入れている人も多く、ファッションアイテムとしても人気だ。
今回は、センス抜群なファッション業界のランニング好き10人に、ランと日常の両方で履ける推しシューズを聞いてみた。
Edit&Text:Kazuyuki Nomura
#01
100マイル(165km)レース完走を目指して日々奮闘中
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TYCOON running店長
西尾渉さん
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スニーカーカルチャーの最前線にいる今井タカシがディレクターを務め、昨年、渋谷スペイン坂にオープンしたランニングとストリートカルチャーが交差するコンセプトショップ「TYCOON running(タイクーン ランニング)」店長。2021年からランニング業界に入り、選手マネジメント、PR、イベントディレクションなどに携わり、ランニング歴15年ほど。フルマラソン自己ベスト3時間47分58秒。トレイルランニングを中心に年間4、5本のレースに出場。2024年に100kmのトレイルランニングレースを完走し、徐々に距離を伸ばすべく日々奮闘中。
Instagram:@watarunishio
【お出かけDATA】▶休日の過ごし方:トレイルランニング
▶今夏のお出かけ予定:長野県などの標高の高い山岳地帯に行きたい
▶今夏のお出かけ予定:長野県などの標高の高い山岳地帯に行きたい
「ランニングの魅力は、気持ちをリフレッシュできるところ。悩んでいる時や、気分が乗らないことがあっても走ればそんなことも全て忘れて、身も心もリフレッシュできます。また、年齢に関係なく始めやすく『このタイムで走りたい!』や『このレースを完走したい!』といった目標に向かって夢中になれるのも醍醐味の一つだと思います。休日は基本的に山に行ってトレイルランニング。時間がない時は近所でジョギングをしますが、その中でもトレイルランニングの感覚を養いたいので、できるだけ不整地(芝生や砂利道などの舗装されていない箇所)を走るようにしています」
【推しランニングシューズ】
ALTRA
エスカランテレーサー 2
「ランニングシーンで話題になっている『ゼロドロップシューズ』の代表的な1足です。ゼロドロップシューズとはつま先(前足部)とかかと(後足部)の高低差がない構造のシューズを指し、着地面積が広く、ヒールストライクが減ることがメリット。その結果、自然で正しい姿勢になり、関節や腱に与える衝撃を減らす効果が期待できます。実際に履くと、より効率的かつ負荷の少ない走りになってきます。個人の感想ですが、より疲れにくく、怪我のしづらい脚づくりになり、店舗の仕事で1日中立ちっぱなしでも立つ姿勢が安定するので、勤務終わりの足の疲労も軽く感じています。このシューズが好き過ぎて、同じモデルだけで6足も持っています(笑)」
#02
走る週間をつけると、必ず結果につながる!
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スタイリスト
永田哲也さん
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2003年に独立後、雑誌、広告、ミュージシャンなどのスタイリングを精力的に行うほか、撮影のディレクションなども行う。休みの日はほとんど山にいるというアウトドア好きで、アウトドア関連の仕事も増加中。
【お出かけDATA】▶休日の過ごし方:山にいるか、近所を走るか
▶今夏のお出かけ予定:場所は未定ですが、山を2〜3泊かけて縦走したい
▶今夏のお出かけ予定:場所は未定ですが、山を2〜3泊かけて縦走したい
「普段は10kmから20kmの距離を、1km5分20秒〜5分40秒のペースで走っています。ランニングの魅力は、習慣をつけて走っていると、必ず結果につながるところ。新しい場所を見つけやすく、気持ちがいいのも魅力。普段は近所の緑道を走っていますが、信号が少なく、駅、建物、池と景色が変わっていくので飽きずに走れます」
【推しランニングシューズ】
HOKA
マッハ 7
「今年発売されたばかりの、高レスポンスな軽量トレーニングシューズです。何度か履いて走ってみたのですが、アッパーのホールド感とグリップ力がとても良いと感じました。あと、とにかく軽い。反発力もしっかりあるので、スピードが出るタイプのシューズです。これを履くと、“ちゃんと練習しないとな”と思わされます。HOKAらしいボリュームのあるデザインもとてもカッコよく、普段履きのシューズとしても良いと思います」
#03
マラソンはストレス解消と、自分を見つめ直す時間
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ELDORESO ディレクター
Tarzan AQZAWA
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日本発のランニングアパレルブランド「ELDORESO(エルドレッソ)」と、人気ファッションブランド「ALDIES(アールディーズ)」のデザインを手掛ける。学生時代からマラソンをはじめ、大学時代は駅伝強豪校で箱根駅伝を目指していたほど。現在でも年に複数回フルマラソンやトレイルランニングの大会に出場している。フルマラソンのベストは3時間3分。
Instagram:@tarzan_aqzawa
【お出かけDATA】▶休日の過ごし方:サポートしている実業団や高校、大学の練習を見て、自分の練習も
▶今夏のお出かけ予定:群馬県の嬬恋と長野県の菅平でマラソン合宿に行く予定
▶今夏のお出かけ予定:群馬県の嬬恋と長野県の菅平でマラソン合宿に行く予定
「マラソン歴は学生の頃から35年ほど。毎日12キロ、キロ6分半ペースで走っています。マラソンの魅力は、自分と対話しながら見つめ直すことができるところ。自分にとってなくてはならない時間です。走ることで健康になり、仲間もできて、なんだかんだ仕事も捗る。いいことだらけです」
【推しランニングシューズ】
MIZUNO
ウェーブライダー 29
「シューズを選ぶ際、機能性はもちろん、デザインも結構重視します。こちらはカラーが落ち着いているので合わせやすく、人気モデルなのに意外と人と被らないのがいいですね。走っている感じも好みで、日々のジョグに適した程よいクッション性と、反発性を備えた1足だと思います。初心者から上級者までおすすめです。この他にも、今はPUMAのディヴィエイト ニトロ エリート3 EKIDENが気になっていて、手に入れようか思案中です」
#04
余計なことを考えず、自分と向き合う「禅」のようなもの
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SAVE SHOCK ディレクター/GASMARIAメンバー
一柳聡さん
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さまざまな企業やブランド・ショップのOEMに携わる一方、自信のブランド「SAVE SHOCK(セーブショック)」を運営。ミクスチャーバンドGASMARIAのボーカルとして、音楽活動も精力的に行なっている。休日にはトレラン・登山・キャンプ・スノーボードなど、一年を通して山を遊び尽くす。仕事も遊びも全力がモットー。
Instagram:@saveshock187
【お出かけDATA】▶休日の過ごし方:基本山に行きます。向かうまでの時間含め、全てが好きな時間です
▶今夏のお出かけ予定:毎年恒例の八ヶ岳、南アルプス、北アルプスの山々ほか、福島県猪苗代のruralや、新潟県苗場のフジロックなどの野外音楽フェスにも参戦予定
▶今夏のお出かけ予定:毎年恒例の八ヶ岳、南アルプス、北アルプスの山々ほか、福島県猪苗代のruralや、新潟県苗場のフジロックなどの野外音楽フェスにも参戦予定
「コロナ禍をきっかけに始めたランニングは、今やライフスタイルに欠かせないもの。週に2〜3回、10〜15kmを1~1.5時間ほどで走っています。走っている時は余計なことを全く考えません。ランニングは自分と向き合う『禅』のようなものだと思っています。仕事前に走るとリフレッシュした状態で仕事できるので、ストレスを感じなくなりました」
【推しランニングシューズ】
Saucouny
エンドルフィンアズーラ
「トップレーシングモデルのミッドソールを使いながら、プレートを入れていないモデル。クッション性、反発性がありながら安定感もあるいいシューズだと思います。ただ、僕的にはこのデザインが気に入ったのが一番の購入理由。エッジが効いた攻めたカラーリングがとってもいいなと。毎日のランで気分をあげてくれる1足ですね。基本、どんなに良いシューズでもデザインが好きじゃなければ履きません」
#05
ロードよりもトレイル派
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ムロフィス シニアマネージャー
嶋田哲也さん
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THE NORTH FACE、DESCENTE ALLTERRAIN、NNormalなどのアウトドアブランドやファッションブランドのPRを担う「ムロフィス」の古参。趣味はトレイルランニング、ランニング、ボルダリング、自転車とアクティブ派な一面を持つ。
Instagram:@tetsuya__shimada
【お出かけDATA】▶休日の過ごし方:トレイルランニング、ランニング、ボルダリング、自転車のどれかをやっ身体を動かしています
▶今夏のお出かけ予定:東北の山に行きたい! 国立公園検定1級を取る過程で東北の山の素晴らしさを知ったから
▶今夏のお出かけ予定:東北の山に行きたい! 国立公園検定1級を取る過程で東北の山の素晴らしさを知ったから
「以前は週3〜4回程度、キロ5分40秒〜6分ペースで走っていましたが、ボルダリングで大きな怪我をして以降は週2〜3回、キロ6分30秒くらいのゆっくりペースで走っています。ランニングは一人でするスポーツと思われがちですが、走っていて気付いたのは、実はさまざまな人とのコミュニケーションの機会があり、たくさんの交流が生まれるということ。ウェアやシューズも種類が豊富で、ファッションとして楽しめるのも魅力。走り終わった後のビールも格別です」
【推しランニングシューズ】
THE NORTH FACE
ベクティブ フォワード
「トレイルランニングシューズによく採用されている、着地の衝撃を推進力に変える多層構造のソールユニットVECTIVテクノロジーが、満を持してロードランニングシューズに採用されたモデルです。トレイルランニングを趣味にしている自分にとって、また、ギア好きとしても試さずにはいられず手に入れました。推進力を生み出すロッカー構造になっているのですが、足入れをしたら実際に前に倒れる不思議な感覚でした。長らくフルマラソンには挑戦していないのですが、スピードが出るこのシューズでPB更新を狙ってみたいと思わせてくれます。あと、最近は足裏感覚を意識しながら走ることができるベアフットシューズも気になっていて、アルトラのエスカランテレーサーやトーリン、ノータスのヤマT1、LONOのヴァーブなども気になっています」
#06
ちょっとした時間でもすぐに始められる!
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SESSION・UNITE NINE PR
大桃祥弘さん
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国内外のブランドを扱うショールームのプレス担当。登山、キャンプ、ランニングとアクティブな趣味が多く、日々増えていくさまざまなギアに囲まれて暮らしている。フルマラソン経験もあり、3時間台で完走する。
Instagram:@akihirooomomo
【お出かけDATA】▶休日の過ごし方:家族(妻・息子・犬)と一緒に過ごしています
▶今夏のお出かけ予定:場所は決めていませんが、外遊びがしたい
▶今夏のお出かけ予定:場所は決めていませんが、外遊びがしたい
「ランニング歴は8年くらい。以前から定期的に走っていたのですが、3年前にフルマラソンにエントリーしたことで、そこから結構本格的に走るようになりました。マラソンの魅力は準備が簡単で、ちょっとした時間を見つけてすぐに始められるところ。あと、無心で走っていると心身共にリフレッシュされ、走った後の爽快感も格別です」
【推しランニングシューズ】
VIVO BAREFOOT
プライマストレイル FG 3.5
「もともと地面をダイレクトに足裏で感じることができるベアフットシューズが好きで、ランニングで履くことも多いです。ベアフットシューズだと踵接地にならないので、フォーム確認にも最適だと思います。こちらはトレイルランニングや自然での使用を前提につくられているのでとても丈夫で、軽量かつ柔軟性もあり走りやすい。ペースをあげずゆっくり走りたい時に履いています。走り終わった後に“今日は足と身体鍛えたな!”と謎の自信が湧いてきます(笑)」
#07
始めて間もないけど、とても面白い!
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REVOMAX PR / SOWBOWデザイナー
藤田貴久さん
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神奈川県横浜市出身。ポートランド発のボトルブランド「REVOMAX(レボマックス)」のPRを務めながら、九州地方を生産背景に日本の伝統や美意識を洋服に落とし込み、日常着をデザインするブランド「ソウボウ」のディレクション・デザインを担当。2025年からプライベートブランド「mum(マム)」を始動。2児(双子)の父。
【お出かけDATA】▶休日の過ごし方:家族とのんびり過ごす。子供たちが寝静まった後に動画を見ながらお酒を飲むのが最高の時間です
▶今夏のお出かけ予定:宮古島。子供達と綺麗な海で遊びたい
▶今夏のお出かけ予定:宮古島。子供達と綺麗な海で遊びたい
「1年ほど前に趣味を持ちたいと思い始めたランニング。3〜5kmを40分程度かけてゆっくり走るジョギング程度ですが、走った後に頭と身体がスッキリとする感覚が楽しくて続いています。特にタイムなどにこだわらず、続けることをテーマに、自分なりにランニングを楽しんでいます」
【推しランニングシューズ】
asics×HIDDEN
Gel-NYC
「僕はガチラン勢ではないので、日常とジョグのクロスオーバーで履ける靴がいいなと思いデザイン重視で探して見つけたのがこちらの1足。ホワイトとシルバーのカラーを基調に、グリーンが効いたカラーリングに一目惚れ。ヒドゥンニューヨークとのコラボで、結構どんなコーディネートにも合ってくれます。履き心地もとても良くて、程よい重みがありすごく歩きやすく、ジョグにもばっちりなのでとても気に入っています」
#08
今年から趣味としてランニングをスタート
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Styles代官山 スタッフ
小畑勇太さん
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東京都立川市生まれ。バナナリパブリックに約12年勤めたのち一度アパレル業界を離れたが、現在はストリート、モード、スポーツを融合させたユニセックスなアイテムを揃えるセレクトショップ「Styles代官山店」にて勤務。今年に入ってから趣味としてランニングを始める。
【お出かけDATA】▶休日の過ごし方:友人と飲みにいくことが多いですが、帰り道に遠回りして散歩している時間が好きです
▶今夏のお出かけ予定:キャンプをはじめ、アウトドアで過ごしたい
▶今夏のお出かけ予定:キャンプをはじめ、アウトドアで過ごしたい
「もともと無趣味だったので、何か気軽にできて身体を動かせる趣味が欲しいなと思い、今年からランニングを始めました。始めてみると面白く、気持ちも身体もリフレッシュできる感覚にハマりました。友人との共通の趣味にもなり、一緒に走ったりできるのも魅力。地元の立川で、5〜6kmを 30〜40分のペースで走っています」
【推しランニングシューズ】
NORDA
001
「カナダ発のトレイルランニングシューズブランド『NORDA(ノルダ)』のシューズです。ランから普段使いまでカバーしてくれるシューズはないかと思い探していたところ、シンプルながら洗練されたデザインがとても気に入ったので購入。素材には世界最強の繊維と称されるダイニーマが使われおり、とてもタフで耐久性がすごい。結構頻繁に履いていますが全然へたれず、さらにとても軽量。トレランシューズなのでソールもしっかりしてグリップ力が高いので、雨の日でも気にせず履けるのも気に入っています」
#09
1日を朝ランから始めるのが最高
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INDEFEATED SHIBUYA 副店長
八木郁弥さん
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ロサンゼルス発の人気スニーカーショップ「UNDEFEATD(アンディフィーテッド)」渋谷店の副店長。自身も大のスニーカーヘッズ。ランニング歴は2年ほどで、お気に入りのランニングシューズを履いて楽しんでいる。
Instagram:@kummer_plug80
【お出かけDATA】▶休日の過ごし方:朝ランした後友人と遊ぶ
▶今夏のお出かけ予定:北海道旅行
▶今夏のお出かけ予定:北海道旅行
「ランニング歴は2年ほどで、1kmを5分30秒くらいのペースで5kmほど走っています。休日は朝起きてランニングした後、友人と遊んだり、家でゆっくりするのが好き。1日を朝ランから始めると気分が晴れて、リフレッシュできます」
【推しランニングシューズ】
NIKE
ペガサスプレミアム
「昨年発売されすぐに購入した1足。ナイキの代名詞でもあるAir Zoomが搭載されており、クッション性抜群。硬過ぎず、柔らか過ぎない絶妙な履き心地で、自分のランスタイルにも合っています。反発がとても気持ちよくて、自然と足が前に出ていく感じも楽しい。デザインも余計なものがなくシンプルなので、服装を選ばず履けるのもお気に入りです」
#10
その時々の体調やコンディションに合わせて楽しむ
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ITONAM Inc. PRディレクター
高畑誠さん
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アパレル業界にて25年、セールスパーソン、ストアマネージャー、プレス職を経験。現場からマネジメント、PRまで幅広いキャリアを持つ。現在はITONAM Inc.にて、PRディレクターとして、国内外のファッションおよびアスレチックブランドを中心にPR業務を担当している。
Instagram:@m_takahata_
【お出かけDATA】▶休日の過ごし方:家族と過ごすことが多いです。子供といる時間が大好き
▶今夏のお出かけ予定:子供と海に行きたい
▶今夏のお出かけ予定:子供と海に行きたい
「目標が決まったら取り組むスタンス。その時々の体調やコンディションに合わせて距離やペースを設定し、自分なりにランを楽しんでいます。ランニングの魅力は、余計なことを考えずに自分自身と向き合えること。自然や街の音、呼吸音を感じながら走ると、雑念が消えて全てリセットされる気がします」
【推しランニングシューズ】
New Balance
1080 v15
「ソフトなライド感に定評のあるニューバランスのランニングシューズ『1080』が、この春夏シーズンにv15へアップデートされたので早速購入しました。ミッドソールには新テクノロジー『INFINION』が搭載されており、毎日履くなかでもへたりにくく、ソフトな乗り心地とバウンス感をしっかりと感じます。軽量かつ通気性に優れたブリーザブルメッシュのアッパーも足の動きにしっかりとフィットしてくれます。ランニングはもちろんですが、普段履きにもおすすめできる1足です」







