今回、旅の宿に選んだのは、OMO7(オモセブン)旭川 by 星野リゾート。旭川空港から車で30分ほどの市街地にあり、観光スポットとして人気の旭山動物園までは車で20分、美しい丘が広がる美瑛や富良野へのアクセスも良く、道東や道央への観光拠点に最適だ。また、あの星野リゾートが手がける都市ホテルで、快適な滞在はもちろんのこと、地域のディープな魅力を感じてもらおうと、普段から街をガイドするOMOレンジャーが厳選したご当地グルメをホテルにデリバリーしてくれるサービスも実施している。まさにホテルでの巣篭もりに最適なホテルなのだ。
観光スポットを分刻みに巡り、ホテルでは寝るだけという人も少なくないだろう。その結果、せっかく休暇のために旅行をしているのに、かえって疲れが溜まってしまうことも珍しくない。無理のない予定を組み、ときにはホテルステイを楽しむ。そんなゆったりとした旅が、いまの気分だ。
そこで早朝に朱鞠内湖でカヌーと釣りをし、疲れの残る旅行3日目は、ホテルで過ごすことにした。昼近くまで、部屋でのんびり過ごし、午後から「サウナ プラトー」へ。「サウナ プラトー」はOMO7旭川 by 星野リゾートが誇る本格サウナ施設で、ドライサウナと低温のミストサウナを完備している。ウィスキングができるようにヴィヒタも備わっているほか、オリジナルサウナハットもレンタルできる(500円)という、こだわりようだ。
身体を洗い、寝風呂で少し温まったあと、まずは低温のミストサウナから試してみる。程よい熱気と湿度に包まれ、心地いい。次第に汗が噴き出してくるが、我慢できる室温のため、リラックスできる。そのまま、ドライサウナに移動。サウナハットを目ぶかに被っていたため、気づかなかったが、サウナ室に大きな動物のフィギュアが鎮座していた。これは株式会社バンダイから発売されているガシャポン「どうぶつサウナ」とのコラボイベントで、まるで動物たちとサウナを楽しんでいるような気分になれるというもの。確かにしかめ面のおじさんが並びがちな普通のサウナ空間とは違い、ほっこりと癒される。
我慢の限界に達する前にサウナ室を出て、水風呂へ向かった。汗を洗い流し、意を決して、ひんやりと冷たい水風呂に少しずつ身体を沈めていく。凍えそうになるのは一瞬のこと。すぐに不思議な浮遊感に包まれた。1分ほどであがり、浴場内のベンチに腰掛ける。一度冷えて弱まった全身の血流が巡りはじめる感覚と同時に、恍惚感に襲われる。明日からの予定に思いを馳せながら、ととのっていく感覚に酔いしれた。これが宿泊中、毎日、味わえるなんて。
ホテルや旅館での室内着の定番といえば、備え付けの浴衣やバスローブ。確かにくつろげるが、そのまま人前には出られない。そこで部屋着は持参したいところ。オススメは、ホワイトマウンテニアリングが2020年の春夏コレクションから展開する「リポーズウェア」だ。「Repose(=休息)」と名付けられている通り、ゆったりしたサイズ感や心地よい素材を使ったリラックスウェアシリーズだ。単にルーズというわけではなく、そのまま屋外に出ても様になるようなシルエットをキープしている点が秀逸だ。
室内履きは、備品されているスリッパを履くのではなく、リカバリーシューズを持参するのが賢明だ。OOahh Sport Flexはランニングや激しいワークアウト、長時間の立ち仕事で披露した足をリカバリーするために開発されたシューズ。土踏まずをホールドしてくれるデザインや、歩くたびにかかる衝撃を吸収してくれるソフトな履き心地は、旅先での歩き疲れを回復するのにうってつけだ。
OOahh Sport Flex 10,780円/ウーフォス(アルコインターナショナル TEL:06-6563-7346)