テレワーク時代こそ旅へ出よう。夏の旅行×ファッション

ワーケーション×アウトドア×街ブラ

Photos:TATSUYA YAMANAKA(stanford)
Styling:YONOSUKE KIKUCHI
Model:JUNYA KASUGA
Text:SHINSUKE UMENAKA
Special Thanks:OMO7旭川 by 星野リゾート、
Field of Dreams、焼鳥専門 ぎんねこ、高砂酒造

山、湖、酒、ときどきサウナぼくらが今やりたいことはすべて北海道にあった

Plans
  • Day1 旅へ
  • Day2 カヌーと釣り
  • Day3 ホテルステイとサウナ
  • Day4 ワーケーション
  • Day5 登山
  • Day6 地酒とご当地グルメ

今年は梅雨時期から猛暑の予感が
漂っていた。夏の連休くらい、暑さから
解放される場所を目指したいところだろう。
と、なれば、目的地はひとつ。北海道・旭川だ。
6月でも残雪が残る大雪山系があり、
カヌーの聖地「朱鞠内湖」にも足を伸ばせる。
また、地酒のほか、美味しいご当地グルメも
豊富にあり、どこを巡ろうか迷うくらいだ。
最近はWi-Fiやワークルームを完備し、
ワーケーションに対応した宿泊施設も多い。
だから、いつもより長めの夏の連休を満喫することが可能なのだ。
テレワークが当たり前になった時代だからこそできる旅がある。
そんな贅沢な時間を夏の北海道で過ごしてみないか?

Day1 旅へ

はやる気持ちを抑え北海道・旭川へ旅立つ

今日から5泊6日の北海道旅行。夕方の便で東京を発つとはいえ、旅行の当日くらい有休を使いたかった。だが、どうしても外せない打ち合わせがあり、出社してから、空港に向かうことにした。早朝、東京駅に立ち寄り、スーツケースをコインロッカーに預ける。その後、何食わぬ顔で仕事をこなしていたが、どこか浮ついていたのだろう。「あれ、先輩、明日から休みですか?」と、勘の鋭い後輩に見抜かれてしまった。

羽田空港の手荷物カウンターに滑り込む。平日にも関わらず、空港は混雑していた。客足が戻りつつあるのだろう。慌ただしく手続きを済ませ、搭乗口へ急ぐ。途中、天気予報を伝えるニュースが目に入り、足を止めた。事前のリサーチでは、旭川の天気予報は連日の雨。どのサイトで確認しても、同じだった。せっかくの北海道旅行なのについていない。そう落胆していたのだが、ニュースの予報では雨から曇りに変わっていた。自然と足取りも軽くなる。旭川までは、およそ1時間半のフライト。北海道と聞けば、遠方に感じるが、移動時間だけなら、名古屋まで新幹線で向かうのと大差ない。あっという間だ。

日中、出社した疲れなのか、シートに腰を下ろすと、すぐに眠気が襲ってきた。そのまま意識が遠のいていく。すぐにドンという軽い衝撃で目を覚ます。一瞬の寝落ちかと思ったが、ぐっすりと寝ていたようだ。そこはもう旭川空港だった。荷物をピックアップし、ターミナルを出る。ひんやりとした夜風が頬に触れた。北海道の旅がはじまる。そんな実感が湧いてきた。

シャツ46,200円、パンツ39,600円/ともに、ホワイトマウンテニアリング(ホワイトマウンテニアリング TEL:03-6416-5381)、ボーダーTシャツ13,200円/オリジナル チャコール(チャコール トーキョー TEL:03-6432-5267)、シューズ6,490円/ニューバランス(ニューバランスジャパン TEL:0120-85-7120)、サングラス19,800円/アイヴォル(アイヴォル トウキョウ ストア TEL:03-6427-3677)、キャリーケース145,200円/リモワ(リモワ クライアントサービス TEL:072-994-5522)
旅ファッション・ギアは収納力がすべて

カギやチケット…。旅の相棒はポケットシャツが大正解

スマホは当然の持ち物として、動画を見るためのイヤホンや充電用のケーブル、あるいは自宅や車の鍵など、旅の手荷物は増えがちだ。また、機内での暇つぶしのために文庫本も携帯したいだろう。最近はエアチケットも電子化され、ペーパーレスで搭乗できるとはいえ、それでもちょこちょこ紙が出てくる。あれ、どこに仕舞ったっけ? そんな事態を避けるためにも、旅の装いにはポケットシャツを推したい。収納力が高く、しかも一枚でさまになる。吸汗速乾性やUVカット性など機能性に優れたアウトドアブランドのものなら、なお良いだろう。

ジャック・ウルフスキンは、ドイツ生まれのアウトドアブランド。狼の毛皮(ウルフスキン)のように、どんな環境や天候でも快適に過ごせるアウトドアギアがコンセプトで、品質はもちろん、サスティナブルなモノづくりにも定評がある。このJP HIGHLANDER SHIRTは両胸のフラップ付きパッチポケットやDリングなど、メンズライクなデザインが秀逸。また吸汗速乾性とUVカット性を備えたストレッチ素材を使用していて、夏旅のウェアとしても最適だ。

14,300円/ジャック・ウルフスキン(ジャック・ウルフスキン カスタマーサービス TEL:0120-300-147)

胸にフラップポケットとストラップ、そして前身頃にジップポケットを備えたエンジニアードガーメンツ チャコールのBanded Collar Shirt。最高品質のコットンである「ピマコットン」を使用した別注モノで、光沢のある質感が大人っぽい。

30,800円/エンジニアードガーメンツ チャコール(チャコール トーキョー TEL:03-6432-5267)

アメリカ・オレゴン生まれのアウトドアブランド「コロンビア」。登山やキャンプのウェア、アイテムに加え、フィッシング分野にも進出している。Bahama II Short Sleeve Shirtは、そんなフィッシングラインの定番シャツ。汗を拡散させる吸湿速乾機能と、紫外線を98%ブロックするサンプロテクション機能を備えたアウトドア仕様の一着で胸ポケがクラシカルな印象を演出する。

6,490円/コロンビア(コロンビアスポーツウェアジャパン TEL:0120-193-803)

歩き回る旅ではスニーカーもいつもより軽さを重視したい

旅先では当然、普段よりも移動距離が増えるだろう。せっかくきたんだからと、欲張って予定を詰め込んでしまいがちだ。だから、スニーカーも軽さを重視したい。たとえば、70年代のコートスタイル「WT30」をアップデートしたニューバランスの「CT10 HEA」は軽量なソールを採用しており、疲れにくい。しかも、シンプルなデザインでどんなスタイルにも合わせやすい優れものだ。価格もリーズナブルで一足持っておいて損はない。

シューズ6,490円/ニューバランス(ニューバランスジャパン TEL:0120-85-7120)

強度と機能性、収納力を考えれば、やはりスーツケースはリモワ

使用頻度が低いキャリーケースはコスパ重視。そんなスタンスも、わからなくはない。ただ、飛行機での旅行の場合、重量やサイズの規定が厳格で、妥協すると思わぬストレスを抱えることになる。荒っぽい海外での運搬作業にも耐える強度や機能面、デザイン性の高さで、リモワの右に出るスーツケースはない。アルミのボディは惚れ惚れするような存在感で旅へのテンションを上げてくれる。しかもCabin Sなら、ほぼすべての航空会社で機内持ち込みも可だ。

キャリーケース145,200円/リモワ(リモワ クライアントサービス TEL:072-994-5522)

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