Old school,still cool. スタイルのあるクルマが欲しい

心が「躍る」クルマがあれば 人生はもっと面白くなる。

Edit&Text/Kazuyuki Nomura
Photo/Yuto Kuroyanagi,Seiji Sawada

例えば、雨が降っている土曜日の朝。窓についた雨粒を見つめながら、今日は家にいるか……と、外出を諦めてしまうことがあるかもしれない。けれど、お気に入りのクルマがあればどうだろう。それも、沢山こだわって、納得するまで探したお気に入りのマイカー。決して高級車ではないけれど、カタチや色、自分のライフスタイルを考えながら選んだ“自分らしい”クルマ。そんな相棒がいる生活は、それだけで外出の選択肢も広がるし、パートナーを乗せるときも、家族を乗せるときも、なんだかちょっと誇らしい気持ちになる。心が「躍る」クルマがあれば、雨の日だって関係なくドライブに行きたくなるものだ。

ファッションにスタイルがあるように、クルマ選びにもスタイルがある。効率的に移動するために最適化された最新のEVカーから、数十年前のヴィンテージカーまで、100人いれば100通りの考え方、100通りの選び方が存在する。

今回のテーマは「スタイルのあるクルマ」。もちろんどんなクルマにだってスタイルはあるけれど、本質は「いかに自分らしく、日々の暮らしを楽しくしてくれるか」。今回は、ライフスタイルごとに、ざっくりと3つのカテゴリーに分けて分類し、自分らしいクルマでカーライフを満喫している人たちを取材した。最先端の安全装備を搭載し、燃費が良い最新のクルマももちろん魅力的だが、今回は、ちょっと古くて手がかかりそうで、でも不思議とカッコいい。乗るほどに愛着が湧いてくるような、そんなクルマたちを紹介する。

世界中でEVシフトが進む昨今、これまでのように好きなガソリンカーに、好きなように乗れる時代も終わりがくるかもしれない。だからこそ、好きなクルマに乗っておきたい。「生活をもっと自由に、楽しくしたい」と考えている人たちにこそ、スタイルのあるクルマとともに過ごす生活を提案したい。

CONTENTS
CONTENTS
  • CONTENTS 01
  • CONTENTS 02
  • CONTENTS 03
  • CONTENTS 04
  • CONTENTS 05