前日ホテルステイで英気を養った旅行4日目。この日も外出せず、ロビーラウンジにある「OMOベース」で、テレワークに励むことにした。
OMO7旭川 by 星野リゾートの「OMOベース」は旅行者とローカルがつながることを目的にしたパブリックスペースで、電源やWi-Fiもあり、デスクワークを行うことができる。日中は外出している宿泊者が多いため静か。フリードリンクのサービスも提供されているため、集中して作業をこなせるだろう。もし疲れて、集中力が切れてきたら、サウナ プラトーで気持ちをリセットし、戻ってきてもいい。自宅でテレワークしているよりも、捗ること請け合いだ。
これまで長めの旅をするなら、GWやお盆休み、年末年始など大型連休に限られた。しかし、その期間はどこも混雑するし、料金も高くなる。それが旅先でも仕事ができるとなれば、大きく変わるだろう。有休や週末と組み合わせてテレワークを申請することで、オフシーズンでも長期の旅が可能になる。だから、OMO7旭川 by 星野リゾートのようなホテルは、ありがたい。
ただ、いくらフリーラウンジとはいえ、ホテルのロビーでリモート会議をするのには抵抗があるという人もいるだろう。そんなときに活用したいのが、「OMOワークルーム」だ。こちらは予約制で利用する個室のワークルームで、周囲を気にすることなく、仕事に集中できる。しかもチェックイン前でもチェックアウトした後でも利用が可能なので、利便性が高いのだ。
個室内には、デスクやチェアはもちろんのこと、デスクライト、Wi-Fi、電源ケーブル、PC モニター(もしくは接続用の備え付けTV)、HDMI ケーブル、HDMI-TypeC 変換アダプタ、会議用マイクスピーカー、TypeC ケーブルなど、テレワークに使える備品が各種、揃っており、自由に使うことができる点も嬉しい。少し早めにホテルに行き、チェックインの前に少しだけリモート会議をやったり、チェックアウト後に、帰りのフライトまで作業をしたりといった利用法も考えられる。
旅行先で仕事に集中できるのか?と、誘惑に弱い自分への不信感があったが、まったくの杞憂だった。むしろ、絶対に仕事を繰り越したくないという思いから、集中力が高まった。これで明日から、心置きなく観光スポットを巡ることができる。
自宅でのリモートワークもそうだが、環境の整ったオフィスとは違い、自ら作業がしやすいよう整える必要がある。なかでもワーケーション用に旅先に持参したいアイテムを厳選して紹介しよう。
リモート会議でイヤホンを装着するけれど、インターホンの音や部屋にいる子どもの様子が気になるという人もいるのでは? また、長時間イヤホンを装着していると、耳の穴に圧迫感を感じることもある。このLinkBugsは耳をふさがない形状のため、周囲の音も聞き逃さない。人間工学にもとづいた軽量設計で長時間の使用でもストレスを感じない点もうれしい。
リモートワークでの多くの作業はパソコンやスマホで行うだろう。ただ、資料にメモをしたり、付箋を貼ったり、電卓を使ったりと、細々した事務用品も必要になる。それらを収納しつつ、持ち運ぶ際に便利なのが、この収納スタンド。使うときは立て看板のように開いて使用し、移動するときはハンドルを持って、すぐ移動できる。
ノートPCのACアダプタにはじまり、スマホの充電ケーブル、Bluetoothイヤホンの充電ケーブルなど、ガジェットの付属品はできればひとつにまとめて持ち運びたい。その際に気になるのが、強度だ。ザ・ノース・フェイスのShuttle Collectionなら、高強度のリサイクルしたナイロン素材を使用し、パッドも入っているため、利便性が高い。
最近のノートPCならウェブカメラが標準搭載されている。そのため手軽にリモート会議ができるが、カメラ位置の低さが気になるときがある。このネスティは普段はポケットの付いたノートPCカバーの機能をもちつつ、変形させるとノートPCの高さを底上げするPCスタンドに変身する優れもの。
思いつきを書き留めたり、考え事を整理したり。そんなときはアイデアをノートに走り書きしても良いが、ホワイトボードなら不要なものをサッと消せるから便利だ。このWrite Whiteは、いわゆるコンパクトなホワイトボード。サッと手書きの図やイラストを書いて、それをスキャンするという使い方も。
カフェなどオフィス外でテレワークするときのネックはイスが固いこと。長時間座っていると、お尻が痛くなり、集中力が切れてくる。そこで軽くて、持ち運びできる「OSHIRI MAKURA」を用意したい。整体の理論をもとに開発されており、腰やお尻への負担が大幅に軽減できる。
OSHIRI MAKURA 17,380円/キュアレ(キュアレ TEL:0120-24-7190)
- 利用が可能な時間帯
- AM5:00~翌AM1:00
(チェックイン前、チェックアウト後も利用可) - 料金
- 500円/1時間
※WeWorkメンバーなら、会員証orアプリ画面を提示すると、宿泊中にワークルームが2時間無料で利用できる