暮らし・住まい
粋な男を演出する㊙小道具!
2021年はアナログ手帳を使いこなす
2020.12.01
日々のスケジュール管理は完全にGoogle任せという人が今や大半。そりゃもちろんデジタル管理するのは便利だけど、手帳をさっと開いて予定を確認する姿はダンディそのもの。2021年は、見た目も実用性もバツグンなアナログ手帳と“ちょっとイイ”ボールペンを使って、渋い魅力を醸し出してみよう。文具マニアのライターが、オススメのアイテムをご紹介。
Text/Ryoichi Komaba
一生をともにできる本格レザー手帳
ホワイトハウスコックス システム手帳ポケットサイズ
1875年創業の老舗レザーブランド、ホワイトハウスコックス。同社の定番であるイングリッシュブライドルレザーは、耐久性に優れ使えば使うほど手になじみ、育てる楽しみにあふれる逸品。
システム手帳なので、1年だけでなくずっと使い続けられるのも嬉しいところ。サイズは、海外では一般的なバイブルサイズを採用しているので、リフィルの種類を選ばず自分だけの手帳をカスタマイズできる。
常に持ち歩く手帳は薄型が使いやすい
手帳 2021年 ポケット マンスリー ハード
フィールドワーク用のノートとして誕生した測量野帳は、立った状態での筆記を考慮したハードカバーに持ち運びやすい薄型サイズで、ノート好きから根強い支持を集め60年もの販売実績を誇るロングセラーノート。
この測量野帳をベースに、見開き1ヶ月のマンスリーブロックスケジュールに改良したのがこちら。測量野帳のスピリットをそのまま受け継いだ意匠の数々は、質実剛健という言葉がぴったりの硬派な手帳に仕上がっている。
アナログとデジタルが完全融合
ネオ スマートペン ジャパン Nプランナー2021
手帳を持つのはかっこいいけど、利便性からデジタルを捨てきれないという人にオススメしたいのがこちら。専用の手帳に専用ペンとアプリを使うことで、手帳に書いた予定が自動でGoogleカレンダーに同期してれるという近未来型の手帳だ。
例えば、手帳に「6PMに〇〇さんと夕食」と記入すれば、即座にGoogleカレンダーに日時とタイトルが反映されるというわけ。これさえ使えば予定はデジタルで管理されるので、アナログ手帳にありがちな予定の管理漏れもおきない最強の手帳なのだ。
月間&週間予定を同時に確認できる機能派
コクヨ マンスリー&ウィークリー・セパレート
ページが上下にセパレートされていることで、月間予定と週間予定を同時に確認することができる、目からウロコの機能を備えた手帳。
究極を目指した結果生まれた傑作デザイン
トンボ ZOOM 707
使いやすい形状を保ちつつ、どこまで筆記具は細くすることができるのか?というコンセプトのもと誕生したボールペン。結果、軸の細さは約4mm。しかしながら6.5mmのラバーグリップを搭載することにより安定した使いやすさをキープ。その独創的なデザインは、バーデン・ヴュルテンブルク州国際デザイン賞を始め世界で3つのデザイン賞に輝いている名作。
あの傑作ボールペンがクールに変身
パイロット フリクションポイント ビズ
ボールペンなのに、鉛筆のように消せるという画期的機能で一躍、筆記具界のトップランカーにのし上がったフリクション。もちろん予定のリスケが多い手帳にもうってつけのボールペンだ。ただ、大人が使うなら、デザインにもこだわりたいところ。通常のものとは異なり、バーガンディのボディが高級感漂うこちらのモデルは手帳での筆記に最適なボール径0.4mmの超極細なのがうれしい。
どんな姿勢でも確実な筆記力はNASAお墨付き
フィッシャー ボールペン アストロノート
宇宙開発時代に、NASAから「無重力の宇宙空間でも使えるペン」の開発依頼を受け、フィッシャーが当時で100万ドル以上の巨額を投じて開発したボールペン。インク内に窒素ガスを充填することで、無重力空間はもちろん、−34℃の極寒〜121℃の高温下でも安定した筆記を可能にし、アポロ11号に登場したアームストロング氏をはじめ多くの宇宙飛行士に愛されている傑作。
かつては万年筆を使いこなすことが、デキる男の第一歩だった。デジタルツールにすっかり慣れた今、万年筆を再び手にするのはハードルが高いが、まずは個々に紹介した手帳を片手にオールドスクールなオッサンを目指してみてはどうか。