複数回来場のリピーターが伝授する ひとり万博の歩き方

複数回来場のリピーターが伝授する ひとり万博の歩き方
ひとりがちょうどいい“大阪” enjoy time with myself

大阪・関西万博は今年4月の開幕から、およそ3ヶ月が経った。10月の閉幕までちょうど半分が過ぎたところ。すでに何度も来場しているリピーターも増え、予約の取り方のコツや見どころなど、最新情報をシェアしている人もいる。これから大阪・関西万博を訪れるビギナーは、こうした情報をあらかじめ収集しておくことが、大切だ。そこで編集部ではリピーターの方々にアンケート取材を実施。賢人たちから最新のおすすめ情報を聞き出した。こちらを参考に会場を訪れてみては?

Text:SHINSUKE UMENAKA(verb)

PAVILION おすすめパビリオン編
  • 関西グルメや大阪万博の食べ歩き情報を 発信するインフルエンサー yuuuさんのおすすめパビリオン
    関西グルメや大阪万博の食べ歩き情報を 発信するインフルエンサー yuuuさんのおすすめパビリオン

    「まずはバングラデシュ館。同国は外務省から渡航に関して注意喚起が出ています。ですが、訪れたパビリオンにはバングラデシュの魅力がたくさん詰まっていました。渡航は難しい同国ですが、万博という場で、その魅力に触れてみるのはオススメです。もうひとつはバルト館。こちらは展示されていたミャクミャクが盗まれたというニュースがあったパビリオンです。その報道に心を痛めた人がミャクミャクを持ち寄って、いまは大量に展示されています。多くの人の優しさに感動しました」

  • 万博取材ライター 岩井ななさんのおすすめパビリオン
    万博取材ライター 岩井ななさんのおすすめパビリオン

    「“未来の都市”と“NTTパビリオン”です。前者は、万博で学びや未来的な技術を求めているなら、ぜひ立ち寄りたいパビリオンです。12の企業・団体が協力しているだけあってスケールが大きく、知らなかった技術に出会えるはず。後者はアラフォー以上の世代にはとくに懐かしさ感じるであろう、NTTの歴史と万博の歴史が詰まった企業パビリオンです。Perfumeが目の前にいるような演出にも、心を掴まれます」

  • 旅行・お出かけ大好き社会人 たかちょさんのおすすめパビリオン

    「シグネチャーパビリオンの“いのちの未来”は、ロボットと人の未来の在り方、人が生きること、人が死ぬことをテーマに、『いのち』とは何かを考えるストーリー&展示になっています。人生観を変えるくらいの感情の高まりを呼び覚ます、強烈なテーマ性を秘めていると感じました。もうひとつは“トルクメニスタンパビリオン”。万博の魅力といえば、やはり『よく知らない国』を身近に感じられることだと思います。トルクメニスタンは、渡航することがほぼ叶わないのですが、純白に輝く美しい首都を持つ国です。そんな国の文化や経済事情がよくわかるパビリオンになっていて、一見の価値ありです」

  • 大阪在住・年パス持ちのリピーター ばっしーさんのおすすめパビリオン
    大阪在住・年パス持ちのリピーター ばっしーさんのおすすめパビリオン

    「私のおすすめは“大阪ヘルスケアパビリオン”です。リボーン体験という専用のポッドに入って健康データを計測するのですが、1人用のブースがあります。だから、ひとり万博にぴったり。この健康データをもとに25年後の自分のアバターが作成したり、自分の健康に合わせたパーソナルフードを持ち帰ったり、体調に合わせたフィードバックが貰えるのが楽しいです。他にも、いくつかの質問に答えるだけで目の健康状態が測定できるロート製薬のブースもあり、さまざまな体験をすることができるパビリオンです」

GOODA編集部のおすすめ

「万博ガンダムこと「RX-78F00/E」は必見! ガンダムパビリオンは人気でなかなか予約が取れないのですが、この実物大ガンダム像はいつでも見ることができます。横浜にいた動くガンダムの外装が再利用されていて、ここでは動かないけど新しくソーラーパネルのパーツが追加されていてかっこいい。ぜひ同じポーズで記念写真を」

GOODA編集部のおすすめ
GOURMET おすすめグルメ編
  • GOURMET おすすめグルメ編

    「コロンビアパビリオンで食べられるのが、世界で最も美味しい料理ランキング1位に選ばれたことのある『レチョナ』。これはぜひ食べてほしいですね。同パビリオンにはコーヒーや惣菜パン、激甘コーラなんかもあって思い出に残ります(yuuuさん)」

  • GOURMET おすすめグルメ編

    「本場のベルギーワッフルは、これまで食べたものと全然違いました。また、ベルギーフライもおすすめ。見た目は普通のポテトフライなのですが、中がホクホクで外はカリカリしています。SNSで美味しいと話題になっています!(yuuuさん)」

  • GOURMET おすすめグルメ編

    「スペインやチェコ、セルビアといった海外パビリオンでは、展示を見ずともスタンディングや露店スタイルで気軽に現地風のビールが楽しめます。ちょっとしたブレイクにぜひ現地の味と雰囲気を楽しんでほしいですね(岩井ななさん)」

  • GOURMET おすすめグルメ編

    「サウジアラビアやハンガリーのパビリオンにあるレストランは、本格的な雰囲気で、より現地感のある見た目&味わいのグルメに出会えます。時間もかかるし、価格も張るのですが、万博でグルメにベットしたいのなら、並んでみる価値が大いにあります(岩井ななさん)」

  • GOURMET おすすめグルメ編

    「日本ではあまり食べる機会がない各国の本格的な料理を気軽に食べられるところが万博のいいところ。お気に入りはセルビアのレストラン。味はもちろん、一つ一つの料理が小ぶりで、食べ比べができます。カウンター席は一人でも居心地が良かったですよ(ばっしーさん)」

  • GOURMET おすすめグルメ編

    「アフリカンダイニングホール PANAFでは、クスクスやマダガスカル・バニラ・エールというバニラ風味のビールといったメニューが楽しめます。馴染みのない味が新鮮でした。あとマレーシアパビリオンのナシゴレンやロティチャイは、日本人にも食べやすい味で美味しかったですね(ばっしーさん)」

  • GOURMET おすすめグルメ編

    「小腹が空いたときは『のり結び』のおむすびがおすすめ。海苔メーカーの『大森屋』が手掛けるおむすびで、海苔が別沿えなのでパリパリ食感が楽しめます。外国グルメも楽しいけど、やっぱり日本のおむすびってほっとしますよね(ばっしーさん)」

Tips 混雑回避は情報収集がキモ Tips編
「長時間並ぶ施設もあるので、その時間を有意義に使える準備をしておくと、ストレスがありません。私の場合は、文庫本を何冊かと、大量の漫画をダウンロードしていきました」
「夏の間は日差しも強いので、日傘も必須アイテムです」
「ひとり万博の強みは“当日登録”が比較的取りやすいこと。追加で解放される当日枠やキャンセル枠を先着で取ることができるのですが、2人以上は競争がとても激しいんです。ぜひ活用しましょう」
「万博では入場券の提示や当日登録など、さまざまなシーンでスマホを使用するため充電の減りが激しくなります。だから、モバイルバッテリーは必須です」
「会場のマップ、とくにネットで公開されている有志が作成したマップを印刷して持参してほしいですね。公式のマップよりも情報が洗練されているし、見やすくておすすめ」
「夕暮れ時や水上ショーの際に、会場内外周を走る『e Mover』に乗車すると、徒歩のときとは異なる角度からの美しい万博会場が見られます。一律400円(1日乗車は1,000円)と、コスパもいい」
「パビリオンはタイミングが大切なので、お目当てのパビリオンに長蛇の列ができていたら、一旦スルーして、夜の時間帯などに出直すのがおすすめです」
おすすめの お土産編

いろいろなお土産がありますが、おすすめはやはりミャクミャクグッズ。最初は好きでないと言っていた人も、1日会場にいれば愛着が湧き、好きになってしまう。そんな不思議な魅力があります。ぬいぐるみ系もかわいいですし、大阪の有名なお土産もミャクミャクとコラボしているので、自分の好きなミャクミャクグッズを見つけてみては? また、お土産ショップも並ぶので帰る間際ではなく、時間に余裕を持って買いに行くのがおすすめです。

おすすめの お土産編