腕時計。それは大人の男のセンスが最も試されるアイテムだ。最新モデルから長く愛用したい定番モデルまで、こだわりのアイテムを紹介。

　カシオ計算機の本格的なアウトドアシリーズ「PRO TREK」から、初のスマートウォッチが登場。OSはAndroid Wear 2.0で、新たに低消費電力GPSを搭載し、オフラインでも事前にダウンロードした地図の利用が可能になっているという注目アイテムだ。圏外でも位置情報を取得できることで、アウトドアシーンをより一層サポートしてくれる強力なギアとなりそうだ。

　Apple Watchを始め、さまざまなメーカーからスマートウオッチが登場する中、今回『カシオ』が発表した製品はアウトドアシーンに特化したもの。位置情報を生かした新機能である「Location Memory」アプリでは、地図上に行動の軌跡やメモを残すことができる。これらはナビゲーション機能やリマインド機能と連動しており、さまざまなデザインのマークが用意されているのも楽しい。例えば「また来たい」マークを使用すれば、個人的なお気に入りの場所や絶景ポイントなどを再訪する際に役立つ。「ACTIVITY」アプリは、トレッキング・サイクリング・フィッシング・パドルスポーツ・スノーの5つのシーンごとに、移動ルートや速度などの計測データをリアルタイムで表示する。「TOOL」アプリは方位や高度、気圧計測、また、日の出・日の入りなどの表示に対応。また、ウオッチフェースの切り替えが可能で、GPS機能を生かした「ロケーション」や、日付・高度計・コンパスなどを表示する「トラベラー」など、豊富なオリジナルウオッチフェースも搭載されている。もちろん、アウトドア・ギアとしてのタフな性能も装備しており、さまざまな環境下で正常に作動するミルスペック規格に準拠。連携できるスマートフォンはAndroid 4.3以上、iOS 9以降を搭載したiPhone 5以降のモデル。
　アクセサリーのひとつである時計はデザイン性が重要だが、スマートウオッチにおいては、今後はさらに機能性を重視し、利用シーンに特化した製品に需要が高まりそうだ。時計という枠を超えた小型ウェラブルデバイスとして生活必需品のひとつとなる日もそう遠くはないだろう。