GOODA
vol.33 INDEX

忙しい日々をおくる大人の男なら、ほっとひと息つける“自分の城”にはこだわりたいもの。デザイン性の高いアイテムや、品質にこだわった本物志向の極上ファニチャーをご紹介。

カフェスタイルから火が付いた
「ブルックリンスタイル」って?

 アメリカ・ニューヨーク州、マンハッタンのお隣ブルックリン。若者やアーティストが多く移り住むようになってからは、オシャレなカフェやアートスペースも増えているエリアだ。もともと工業地帯であったため倉庫などが多く、その倉庫内を改装してヴィンテージ家具を取り入れた独特なインテリアのテイストが「ブルックリンスタイル」として注目を集めている。

100円均一でも
揃えられる手軽さが人気

 日本でブルックリンスタイルが注目されるようになったのは、カフェのインテリアから。また、ソーシャル・メディア「Pinterest(ピンタレスト)」で「#ブルックリンカフェスタイル」が目に留まるようになったこととも連動し、雑誌やメディアでも紹介されるようになった。ブルックリンスタイルはセンスやアイデア次第でお金を掛けなくても簡単に取り入れられるのが特徴で、レンガや木材などのシンプルな素材とヴィンテージ家具・雑貨などを組み合わせ、スタイリッシュな雰囲気にまとめ上げていく。ヴィンテージ物はスリフトショップやフリーマーケットで安価に手に入るし、最近では100円ショップにもブルックリンスタイル雑貨のコーナーがあるのでリーズナブルに揃えられる。また、DIYと相性が良いのも特長だ。手作りした棚やテーブルを使い、手書き風英文字の雑貨やポスターなどのアイテムを揃えたら、統一感にこだわらず無造作にレイアウトするだけという面白さもある。
 見た目はポップでスタイリッシュなブルックリンスタイルだが、もともとは古いものを大切にするアメリカ人のリサイクル精神から生まれたもの。ヴィンテージやアンティーク品を積極的に取り入れることは、ゴミの削減やリサイクルということを改めて考えるきっかけにもなりそうだ。