GOODA
vol.33 INDEX

こだわりの愛車をワンランクアップさせるタイヤやアルミホイール、外装・内装パーツといった物欲を刺激するカー・バイク用品を多数ご紹介しよう

手放しでドライブできる?
「自動運転」の今と未来

 「自動運転」が話題になっている。政府も「2020年には高速道路の自動運転を実現し、2025年頃には人間が運転に関与しない完全な自動運転車を販売する」という目標を掲げている。居眠りしていても目的地まで連れて行ってくれる夢の車は実現するのか?自動運転の今と未来について考えてみよう。

完全自動運転化で
未来は変わるのか?

 自動運転には「認知、判断、操作」の3つの技術が必要だという。通常はドライバーが無意識に行っているこの機能を、人間に代わり、センサーやコンピューターで代用する知能化が必要になるそうだ。そのためにはAI(人工知能)が不可欠で、トヨタは2016年にスタンフォード大学と、人工知能を研究する子会社を米国に設立。一般道での自動運転走行を目指すUrban Teammateの開発に着手している。また日産は、自動運転システム「プロパイロット」を2016年発売の新型セレナに搭載。これは、ドライバーが最も負荷を感じる渋滞走行と長時間の巡航走行を軽減する機能で、高性能カメラで前方の車両との距離や車線内の自車を計測し、画像情報を基に各ユニットをコントロールする技術だという。海外ではメルセデス・ベンツやフォード、ボルボが自動運転の開発競争をしており、「グーグル」はすでに完全自動運転の実証試験を始めている。日本の自動車メーカーも技術革新に取り組んでいるが、自動運転の実用化には高度なシステムの開発だけでなく、インフラの整備、法律の改正など、社会面での課題が山積していることも事実だ。しかしそれを乗り越え、「完全自動運転」が実現すれば、交通事故は激減、渋滞も解消するだろう。車内を自由に使えることで、音楽や映画、ゲームを楽しむなど、エンターテイメントやサービスが誕生するかもしれない。自動運転の明るい未来に期待したい。