GOODA
vol.33 INDEX

ONとOFFを使い分ける、スマートな男のためのファッションをセレクト。最新のトレンドから欠かせないベーシックアイテムまで幅広く紹介しよう。

進化を続ける
アイウェア事情

 単なる視力矯正の道具としてではなく、すっかりファッションアイテムとして定着したアイウェア。さらに、近年では最新テクノロジーを駆使したウェアラブルデバイスとしての可能性の追求により、新しい価値を生みだすツールとして進化を遂げている。

機能性と共に
新しい価値観を付加する

 さまざまな価値観を付加されたアイウェアをいくつかご紹介しよう。まず、アイウェアを選ぶうえで、意外と気になるのが耐久性。そこで、落下などに耐えうる強いボディを重視され開発されたのが『WorkSight ™』。こちらは、スポーツメガネではなくレギュラーフレームでありながら、高硬度樹脂や超弾性樹脂などタフな素材を使用した高い耐衝撃性を備え、デザイン性もさることながら着用者の眼を保護する耐衝撃性能まで持ち合わせているのだ。
 また、有名メガネブランドのひとつ『JINS』からは、今後需要が高まるであろう医療・スポーツ分野での活用が考慮されている。視線やまばたき、体の動きから健康状態を取得するセンサーを搭載し、そのデータをBluetoothでスマートフォンに送り、アプリを介してオフィスワークやスポーツに活用する仕組みだ。もちろん、メガネとしての機能もそのまま。
 さらに、東京ビッグサイトで開催された「第26回 国際メガネ展(IOFT2016)」では、顔認識ツールなどによる顔検出を防ぐアイウェア『PrivacyVisor』という新製品が出展された。こちらは、画像から顔の明暗の特徴を識別する顔検出を、顔の明暗の特徴を変化させて顔検出を失敗させることができるそうで、サングラスとしての着用も可能だ。
 身近なファッションアイテムであるアイウェア。近い将来、さらに日常をサポートしつつ、お洒落に飾ってくれるアイテムとして私たちの想像以上に機能してくれることを期待したい。