特別な日に味わいたい贅をつくした逸品から、メディアを賑わすトレンドグルメまで。大人の男にふさわしい、こだわりのグルメを紹介しよう。
親日の人が多く、比較的治安がよい、日本からのフライトは3時間半ほど。昔から、気軽に訪問できる海外として人気の台湾。歴史スポットを訪れる、茶芸館でお茶を味わう、ショッピングを楽しむなど、訪れる人によって目的はさまざまだが、“台湾グルメを味わうこと”をメインに台湾旅行を計画する人は少なくない。台湾グルメといえば、日本にも支店がある『春水堂(チュンスイタン)』のタピオカミルクティーや、マンゴーかき氷、豆花(トウファ)など、スイーツのイメージが強いかもしれない。しかし、男の胃袋を満足させる、ガッツリ肉料理もたくさんあるのだ。今回は、台湾ではB級グルメとして位置づけられており、日本でも気軽な価格で味わえるGOODA的オススメ・台湾肉料理を3つ紹介しよう。
まずは、屋台料理の代表的存在であり、日本でもおなじみの「魯肉飯(ルーローハン)」。豚バラ肉をショウガやニンニク、八角などと甘辛く煮こみ、煮汁と共にご飯にかけて食べる。肉の脂と煮汁がしみ込んだご飯の味はまさに絶品。台湾では、店ごとに秘伝のレシピがあり、その味を競っているとか。つぎに、台湾風カツ丼「排骨飯(パイコーハン)」。“排骨”とは、豚のあばら肉に卵と小麦粉の衣をつけて、油で揚げたものだ。カリッと揚がった衣とジューシーな肉の脂が混ざり合い、なんとも言えない旨みを作り出す。最後は、台湾のソウルフードとも呼べる「牛肉麺(ニューロウメン)」。長時間煮込んだ醤油ベースの牛骨スープに、柔らかく煮込んだたっぷりの牛肉がトッピングされる。2014年には東京・赤坂に台湾最大の牛肉麺チェーン『三商巧福』が上陸し、じわじわとその人気が拡大中だ。
寒さが厳しくなるこの季節、ガッツリ肉系の台湾グルメを味わえば、体だけではなく、心もあたたかくなってくる。週末には、お気に入りの台湾肉料理を探しに出かけてみてはいいかがだろう。