快適な音声環境が集中を上げる テレワーク効率化のキモは“音”

リモートワークをより効率良く快適に必要なのは「音声環境」。オンライン会議やウェビナーでのコミュニケーションを円滑にする、オススメのゲーミングヘッドセットやUSBマイクをご紹介。便利なグッズ&アイテムで快適な在宅勤務を。

2020.9.15

ゲーム仕様の高品質ヘッドセットで テレワークの快適性が圧倒的に向上

ゲーム仕様の高品質ヘッドセット

リモートワーカーならほぼ全員が経験しているオンラインでのコミュニケーション。とりわけZOOMなどを使ったミーティングは、コロナ禍の象徴ともいえる。「とりあえずの辛抱だ」と、手近にあったイヤホンをヘッドセットがわりに使っている人はかなりの数にのぼるだろう。少しの間の特別なコミュニケーション様式だと思っていたが、この状況はまだ長引くようだ。

リモートワークに慣れてきた今だからこそ、自分の仕事環境に必要なモノを改めて認識できるようになったと感じる。そのひとつがゲーミングヘッドセット。普通のヘッドセットとの違いは、ゲーム内での臨場感を味わえるよう四方八方から取り囲むように音が聞こえるようにつくられているところ。

立体的な音響をつくり出す仕組みをサラウンドと呼ぶ。スピーカー数(Ch)が多いほど複雑な音出しが可能となるが、「G-Tune GAMING HEADSET」には7.1Chの立体音響を採用。一般的に、ゲームを楽しむのに申し分ないスペックとされているので、PCゲームも試しにプレイしてみていただきたい。

G-Tune GAMING HEADSET 8,778円/マウスコンピューター

また装着感にこだわってつくられているというのもゲーミングヘッドセットの特長だ。休日には一日中ゲームと向き合い、10時間以上もヘッドセットをつけて過ごすというゲーマーもいるなかで、快適性を損なわないディテールが磨き上げられるのは当然。

「G-Tune GAMING HEADSET」の場合は、耳全体を包み込む立体的なイヤーパッドを採用したデザインになっている。耳に押し付けるタイプのヘッドセットやイヤホンに比べて、耳への負担が少ないのが特徴だ。長いミーティングで耳が疲れてしまった経験がある人は、デバイスの形状を見直してみるといいかもしれない。

音質の要であるドライバーユニットには、平均的なヘッドセットよりも大きい53mmを採用。ゲームに欠かせない没入感を呼び起こす高品質な音を奏でる。仕事用にとどまらず、音楽鑑賞用としても重宝しそうなスペックだ。

人によって差はあれど、数か月前には考えもしなかった仕事の仕方を余儀なくされている。世の中がリモートワークに切り替え始められた頃は、通勤時間が無くなったので疲れが取れやすくなったとか、オフィス街に比べ昼食代が安価であるとか、嬉しい変化に目に行きがちだった。

しかし、そんな生活にも慣れ、特別が当たり前へと変わり始めた今、リモートワークだって案外楽じゃないということに気づく。インターネット回線やOA用品を買い揃えたり、緊張感を保つための工夫をしなくてはならない。これまでは会社が用意してくれていた”仕事のための環境”を、自分で構築する必要があるということだ。

距離の壁を越える良質な音作りで 円滑なコミュニケーションを

USBマイク 400-MC016 4,980円/サンワダイレクト

遠くの人と話す機会が圧倒的に増えた。オフィスに出社して行っていた定例ミーティングも、客先まで出向いていたプレゼンも、たくさんの人を会議室に集めて開催していたセミナーも、すべてオンラインで完結できてしてしまうことがわかった。

しかし、社会全体に突然起こった大きな変化に、デバイスが追いついていないと感じることはないだろうか。特にマイク設備は、遠隔でのコミュニケーションにおいて重要でありながら、一般的に専用デバイスを持っている人が少ないアイテムだといえる。

音声が聞き取りづらくて聞き返したり、声を不自然に張り上げて話さなければならなかったり、マイクがコミュニケーションの障壁となっている場面をよく見かける。かといって本格的な録音機材を用意する必要はない。

今回ご紹介する「USBマイク」は、オンラインミーティングやウェビナーを実践する人にとっての優良な選択肢だ。

移動の多いリモートワーカーにとって外せないスペックは、第一にコンパクトであること。「USBマイク」は、クレジットカードよりも小さい7×4.2cmで、厚みは2.2cm。持ち運び&収納に便利な専用ポーチも同梱されている。必要なケーブルはPCとの接続と電源を兼ねる1本のUSBケーブルのみで、もちろん付属している。

持ち運ぶことや、自宅の引き出しに保管することを想像しても、まず問題ないサイズ感だが、これだけ小さなボディに、どれほど便利な機能を詰め込んだのだろうか。まずは、集音の性能について。集音範囲最大2~3mというのは、テレワークやウェビナーでの会話には十分な数値だ。

コンパクトなUSBマイク

そして、集音方式は無指向性と単一指向性の2パターンを切り替え可能。単一指向性とは、マイク正面の音のみを録音する機能で、自宅からのオンラインミーティング参加のほか、ポッドキャストの配信やリードボーカルの録音、ゲームストリーミングの録音など、さまざまな使い道が想定される。

無指向性とは、全方向からの音をバランスよく集音する機能のことで、同じ会議室に複数人の参加者がいる場合に活用されるだろう。状況に応じた音作りをすることで、相手が聞き取りやすい音声を届けることができるのだ。

そのほかに特筆すべきは、厚さ13mmまでのモニターに取り付けが可能であること。PC、タブレットなどさまざまなデバイスとの併用ができる。さらに取り付け部分は滑りにくいラバー素材で覆われているので、大切なデバイスを傷つける心配もない。

オンラインでのコミュニケーションが主流になったことで、これまで立地や設備などでアドバンテージを獲得していたビジネスプレイヤーとそうでなかった側との溝が埋まった。これを好機と捉え、ビジネスを加速させていくための環境整備を進めてはいかがだろうか。