いつの時代も「カッコ良い」がオトコの正義 2025秋冬ファッションはクラシックで行こう!

学生時代は雑誌やSNSをチェックしていたけれど、最近は追えてない。だから、いまどんなファッションが流行っているのか、よくわからない。そんなGOODA読者もいるだろう。でも、ご安心を。実はメンズファッションのトレンドが、ここ数年、クラシックに回帰しているのだ。シンプルで洗練されたデザインや高品質な素材、ダメージ加工やいなたいシルエット。流行に左右されない普遍的なスタイルは、GOODA読者も取り入れやすいはず。いつの時代も「カッコ良い」がオトコの正義なのだ。この秋冬は、令和版にアップデートした、クラシックなファッションを楽しもう。

Photos:TATSUYA YAMANAKA(stanford)
Styling:YONOSUKE KIKUCHI
Hair&Make:KAZUYA MATSUMOTO
Model:LIM
Text:SHINSUKE UMENAKA(verb)

2025.9.17

“古い”が、新しい クラシックスタイル

名品と呼ばれるヴィンテージな腕時計や、何代もの持ち主による経年変化が刻まれた古着には、色褪せない魅力がある。時代を超えて僕らの胸に響く絶対的な「カッコ良い」があるからだ。夏なら機能的な素材に惹かれるけれど、秋の街並みにはクラシックなスタイルが馴染むはず。この秋、本誌では、“古くて新しい”クラシックスタイルを提案する。

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クラシカルな印象が漂うディテールとは?

クラシカルな印象が漂うディテールとは?

古着屋などでも見かける、少し味が出たモヘアカーディガンのようなアイテムは、クラシカルな印象を纏うのに便利。天然素材のアイテムに定評のあるBODHIによるこちらは、カシミア素材をモヘア調に編み、エレガントな味付けになっている。ボトムはインタックが美しいドレス仕立てのチノパンツに、ダイナミックなペイント加工が施されるNEATのチノパンツだ。少し洗いのかかったシャツにウールのネクタイで決まりすぎないクラシックを楽しみたい。

ニット110,000円(11月発売予定)/ボーディ(アルファ ブランド コンサルティングTEL:03-6910-5431)、シャツ39,600円/マーガレット・ハウエル(マーガレット・ハウエルTEL:03-5785-6445)、パンツ41,800円/ニート(にしのやTEL:03-6434-0983)、靴171,600円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店TEL:03-5485-0306)、ネクタイ22,000円/ビズビム(エフ アイ エル オモテサンドウTEL:03-5778-3259)、バッグ198,000円/マーガレット・ハウエル(マーガレット・ハウエルTEL:03-5785-6445)

クラシカルな印象が漂うディテールとは?
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シルエットで作るクラシックなスタイル

シルエットで作るクラシックなスタイル

クラシックなアイテムの代表格といえば、ジャケットだ。そのなかでもウール素材の紺ブレは外せない。さらに、ウェスト部分のシェイプがあまりないボクシーなシルエット物を選べばクラシックな佇まいが際立つ。ボトムにはこれまたクラシックには外せないツイード素材。ただのスラックスではなくカーゴタイプのワイドパンツで遊びを効かせ、インナーにはあえてのオープンカラーシャツを合わせることで、現代的なアメトラスタイルに落とし込んだ。

ジャケット86,900円/タンジェント(タンジェントTEL:050-7110-1773)、シャツ41,800円/エンジニアド ガーメンツ(エンジニアド ガーメンツTEL:03-6419-1798)、インナー55,000円/ビズビム(エフ アイ エル オモテサンドウTEL:03-5778-3259)、パンツ61,600円/サルト(サルトinfo@sarto-designs.com)、靴171,600円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店TEL:03-5485-0306)、時計767,800円/ヴィンテージの時計(江口洋品店・江口時計店 松濤TEL:03-5422-3070)

シルエットで作るクラシックなスタイル
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クラシックなカラーとは?ブラウンが今季の注目株

クラシックなカラーとは?ブラウンが今季の注目株

今シーズン注目したいカラーがブラウン。やはりクラシックには欠かせないカラーだ。イタリアの老舗ブランドである「チンクワンタ」が作るホースレザーのカーコートに合わせるのは、しなやかなワイドシルエットで落ち感のあるコーデュロイワイドパンツとレンガ色のスウェットシャツ。奥行きのあるワントーンスタイルでブラウンを楽しみたい。おじさんぽいイメージのブラウンカラーも素材使いに気をつけることで、洗練されて見えるのだ。

ジャケット220,000円/チンクアンタ(チンクアンタTEL:050-7110-1773)、トレーナー29,700円/MHL.(MHL. TEL:03-5785-6445)、シャツ85,800円/マーガレット・ハウエル(マーガレット・ハウエルTEL:03-5785-6445)、パンツ38,500円/サバイ(イボルブTEL:03-6823-5074)、靴42,900円/マルボー(オーセンティック・シュー&コーTEL:03-5808-7515)

クラシックなカラーとは?ブラウンが今季の注目株
撮影協力:名曲喫茶ライオン
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レザー素材を活かしたスタイルを楽しむ

レザー素材を活かしたスタイルを楽しむ

上質なラムレザーにシワ加工を施したvisvimのトラッカージャケットは、まさに一生モノと言っていい佇まい。素材や加工、職人の技などすべてにこだわり抜かれたvisvimのレザージャケットで、計算されたややワイドな身幅と長過ぎない着丈が絶妙だ。汚し加工の入ったワイドデニムと、ワークベスト、そして白Tを合わせた王道アメカジスタイルでもコテコテ感のない着こなしに仕上がる。まさに古いが新しい!の詰まった一品なのだ。

ジャケット946,000円、中に着たベスト176,000円/ともにビズビム(エフ アイ エル オモテサンドウTEL:03-5778-3259)、パンツ52,800円/シュタイン(エンケルTEL:03-6812-9897)、ブレスレット108,900円(ネペンテスTEL:03-3400-7227)、靴32,780円/レッドウィング(ホープスモアTEL: 03-6413-8683)、その他スタイリスト私物

レザー素材を活かしたスタイルを楽しむ