暖かい屋内では主役になり、またインナーとしても使える便利なファッションアイテムがシャツだ。季節を問わない定番アイテムだが、この秋冬に新調するのならハイゲージカーディガンとも合わせやすく、バンドカラーなどクラシックな佇まいのものが多く展開されているストライプシャツを推したい。ストライプの太さや色、あるいはベースカラーによって印象が大きく変化するのがストライプシャツの特徴だが、ウールセットアップでもコンセプトに据えた“いなたい”感に合わせ、ちょっとレトロでクラシックな一着を選びたい。
Photos:TATSUYA YAMANAKA(stanford)
Styling:YONOSUKE KIKUCHI
Hair&Make:KAZUYA MATSUMOTO
Model:HAYATE OGASAWARA
Text:SHINSUKE UMENAKA(verb)
“いなたい”感は、人気が高まる古着がもつレトロ感に通じるスタイルで、クラシックなデザインや風合いが新鮮に映る。そんなスタイルに合わせやすく、同時に令和版に爽やかにアップデートできるアイテムが、ストライプシャツだ。ストライプの太さやベースカラーは昭和を意識して、レトロな雰囲気のものを選びたい。襟元が首を包み込むようにデザインされたバンドカラーシャツは、クラシックな印象が簡単に演出できるので、特におすすめだ。
ストライプシャツは定番で、なおかつデザインもシンプルなだけに差別化に苦心する人もいるはず。ひとつのポイントは、ハリや光沢、風合いなど生地の個性だ。特に上質感のあるマテリアルや加工なら、それだけで十分違いになる。