バックカントリーこそが冒険だ!05

星野リゾート  トマムなら 滑らない人でもスキー場が楽しい理由

スキーやスノーボードの経験者で、自分もゲレンデを飛び出して冬山でのバックカントリーに挑戦してみたいという読者もいるだろう。一方で寒いのは苦手でスキー場や冬山には興味がないという人も、また一定数いることだろう。また学生時代にはゲレンデに遊びに行ったけれど、しばらく訪れてない人もいるはずだ。

そんな人たちにとって、スキー場はスキーやスノーボードをしにいくだけの場所だとインプットされているに違いない。だが、それは誤りである。近年は、ゲレンデ以外の施設も充実させるのがスキー場のちょっとしたトレンドで、スキーやスノーボードが得意じゃなくても、満喫できるところが増えている。その代表格が星野リゾート トマムだ。

星野リゾート トマムは、北海道の中央エリアに位置し、新千歳空港から車でおよそ100分のところにある滞在型スノーリゾート。敷地内には6つのリフトと29のコースを有する「トマム スキー場」のほか、「トマム ザ・タワー」と「リゾナーレトマム」の二つのホテルがあり、四季を通して北海道を体感できるアクティビティが楽しめる。「冬山解放宣言」と銘打ち、スキーやスノーボードをする人も、しない人も楽しめる冬山をコンセプトにしているのが特徴だ。

ちなみに同地は氷点下10度を下回る日も多い寒冷地で、乾いた極上のパウダースノーが楽しめるスキー場として知られ、国内外からウインタースポーツ愛好家が集まって来る。その雪質を堪能してもらおうと、スキー場内に所定の手続きとヘルメット着用などの安全対策を取った上級者だけが滑走できる「上級者限定解放エリア」を設けたり、雪上車で非圧雪の雪山を登り、パウダースノーを滑る狩振岳CATツアーなどのバックカントリーツアーも実施している。そんな星野リゾート トマムが、滑らない人でも楽しめる理由をご紹介しよう。

星野リゾート  トマムなら 滑らない人でもスキー場が楽しい 理由その1

星野リゾート  リゾナーレトマムは全室スイートでジェットバス&サウナ付きで至れり尽くせり

リゾナーレトマムは、全200室がスイートルームのホテル。100平米以上の広さを誇り、展望ジェットバスやプライベートサウナも完備。快適な滞在を約束してくれる。2名から最大5名まで宿泊できる「デザインスイートルーム」や雲海テラスの“雲”をイメージした「雲スイートルーム」のほか、トマム スキー場で実際に使用していたシングルリフトをリメイクした椅子や、木製のスキー板とストックのオブジェ、そしてスキーブーツを乾かせるブーツヒーターを完備した「スキーヤーズスイートルーム」もある。アフタースキーはもちろん、ゆっくりとゲレンデを眺めながら冬の旅を満喫できるわけだ。

カットソー15,400円、インナーTシャツ7,920円、パンツ13,200円/すべて、コロンビア ブラックレーベル(コロンビアスポーツウェアジャパン TEL:0120-193-803)
カットソー34,100円、パンツ34,100円/ともに、レイニング チャンプ(レイニング チャンプ TEL:03-3401-1811)
ボードブーツ52,800円/DC Shoes(ボードライダーズジャパン株式会社 TEL:0120-32-9190)

星野リゾート  トマムなら 滑らない人でもスキー場が楽しい 理由その2

氷と大自然が織りなす神秘的な景色が望める霧氷テラス

冬山では、気温が氷点下約2〜10度になると、空気中の水分や霧が木に付着して、きらきらと煌めく現象が起きる。それが霧氷(むひょう)だ。スキーヤーや登山家にはお馴染みの現象だが、トマムでは、滑らない人にも雪山の美しさを知ってほしいという想いからトマム山の標高1,088メートルの位置に展望施設を設けている。麓からゴンドラでアクセスでき、誰でも手軽にその絶景を楽しむことが可能だ。2017年からは、期間限定(※今シーズンは終了)で夜の霧氷ライトアップも実施している。白い霧氷の木々が光に照らされ、日中とは違った幻想的な景色を見ることもできる。

「霧氷テラス」

期間:2023年3月31日まで
料金:ゴンドラ往復料金 大人2,200円、小学生1,300円
※トマム ザ・タワーとリゾナーレトマム宿泊客は無料
時間:9:00〜15:30(ゴンドラ山麓駅舎最終乗車)、16:00(ゴンドラ山頂駅舎最終乗車)、
雲 Cafe15:30(ラストオーダー)

星野リゾート  トマムなら 滑らない人でもスキー場が楽しい 理由その3

北海道の幸を贅沢に使ったイタリアンのフルコースを筆頭に美食の数々を堪能
すべてスタイリスト私物

ゲレンデでは時間を惜しんで滑走する人が多いため、パッと食べられる軽食が中心では?というイメージを持つ人もいるかもしれない。しかし、リゾナーレトマムには北海道の幸を贅沢に使った美食スポットが豊富にある。筆頭は、イタリアの郷土料理を中心に、北海道ならではの食材を使って、フルコースを提供しているレストラン「OTTO SETTE TOMAMU」。2023 年3月31日までは雲丹や白子、エゾ鹿肉などを使った冬限定のディナーコースが楽しめる。また、ナチュラルワインを軸に、一品一品に合ったこだわりのアルコールを提供するペアリングも好評だ。もちろん、食事の時間が惜しい人が利用しやすいよう、リゾート内にはスキーやスノーボードで店頭まで滑ってくることができる「ホタルストリート」というスキーインスキーアウトヴィレッジもある。こちらではスープカレーや海鮮丼など、北海道ならではの美食を堪能できるほか、こたつで暖をとりながら昆布だしのきいたおでんを楽しむこともできる。

星野リゾート  トマムなら 滑らない人でもスキー場が楽しい 理由その4

氷のグラスで飲む本格カクテル北海道のナチュラルワイン…飲んべえにうれしい酒飲み天国

冬の期間(〜3月14日)に、リゾート内には、11棟の氷や雪でできたドームが立ち並ぶ氷の街「アイスヴィレッジ」が出現する。天井や壁、床などすべてが氷でできており、1日1組限定で宿泊体験ができる「氷のホテル」、挙式もあげることができる「氷の教会」、北海道のコンビニチェーン「セイコーマート」とのコラボ店「氷のセイコーマート」のほか、氷でできた本格的なバー「氷のBar」もある。こちらは、氷でできたバーカウンターやセラーを備えた氷のドームで、50種類以上のカクテルを氷のグラスで味わうことができる。

すべてスタイリスト私物

「アイスヴィレッジ」

期間:〜2023年3月14 日(予定)
料金:入場料600円(小学生以上) ※トマム ザ・タワー、リゾナーレトマムの宿泊客は無料
時間:17:00〜22:00(最終入場 21:30)
場所:星野リゾート トマム エリア内

また、北海道といえばビールの製造が有名だが、夏の日照時間が長く、降水量が少ないという気候がヨーロッパに似ており、ワインの生産も盛んに行われている。そんな北海道ワインが楽しめるスポットが「ホタルストリート」にある「TOMAMU Wine House」だ。ワインサーバー内の16種のワインを少量ずつ試しながら、お気に入りの銘柄を見つけることができるワインバーで、北海道のナチュラルワインを中心に、星野リゾートが運営する「ファーム星野」で生産したチーズと合わせてワインを味わうこともできる。

氷のグラスで飲む本格カクテルや、試し飲みできる北海道のナチュラルワインバーなどなど、トマムはお酒も楽しむことができるスキー場だと言えるだろう。

TOMAMU Wine House
Hotel Info
星野リゾート トマム

星野リゾート
リゾナーレトマム

北海道勇払郡占冠村中トマム
TEL:0167-58-1111
https://www.snowtomamu.jp

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