キャンプを覚えたいまだからこそ、そろそろ登山をしよう!-登山スタイル着こなし指南-

キャンプに出かける機会が増えたことで
グッと自然が身近な存在になった。

テントを張り、焚き火をし
キャンプ飯を堪能するのも楽しいが、
背後にそびえる山への
関心もジワジワと高まってきたのでは
ないだろうか?

機能性に優れたアウトドアアイテムを買い揃え
快適さを追求する喜びを知り、
風に吹かれながらチルアウトする
快感をキャンブで覚えた
いまだから登山の魅力にどっぷりと
浸れるのだ。

とはいえ、山にはキャンプにはない
ルールがあり、危険もある。
装備を整え、登山への第一歩を
踏み出そうではないか!

Photos : YOZO YOSHINO
Styling : TETSUYA NAGATA
Model : RENAN
Text:KOJI SONEHARA

2021.9.15

キャンプを覚えた、いまだからこそ山の魅力や醍醐味が理解できる そろそろ登山をしよう!
ウィンドシェルジャケット24,200円/フーディニ(フルマークスカスタマーサービス cs@full-marks.com)

かっこいいだけでは絶対にダメ!身を守る着こなしが登山には必要 ― 登山スタイル着こなし指南 ―

山の天気は変わりやすいとはよくいうけれど、どんな山でも遭難のリスクはつきもの。自分の身は自分で守る。アウトドアブランドは群雄割拠で、機能性にこだわってもお気に入りのスタイルを見つけられるから、身を守れるだけの着こなしもしっかり心がけよう。

「濡らさない」ためのウェア選びが登山スタイルの肝

登山スタイルの着こなし
ベースレイヤー12,100円、バックパック17,600円/ザ・ノース・フェイス(株式会社ゴールドウイン カスタマーセンターTEL:0120-307-560)、ショーツ13,200円/フーディニ(フルマークスカスタマーサービス cs@full-marks.com)、キャップ4,290円/アウトドアリサーチ(エイアンドエフTEL:03-3209-7575)、シューズ38,500円/ホカ オネオネ™️(デッカーズジャパンTEL:0120-710-844)、腕時計33,000円/プロトレック(カシオ計算機お客様相談室EL:03-5334-4869)、サングラス、タイツ、ソックス、トレッキングポール(スタイリスト 私物)

標高が1,000m上がると気温は6℃下がり、風速1mで体感温度は1℃下がるといわれる。体を冷やしてしまうと体力が低下してしまうため、体をできるだけ濡らさないことが登山スタイルの鉄則だ。

そこで重要になるのは「汗で濡らさないためのベースレイヤー」と「雨で濡らさないためのレインウェア」。体重60kgの人が、6~7時間行動すると約2Lの汗をかくといわれ、それが体を冷やす一因に。

かいた汗をすぐに乾かすことが大切で、まずトップスに選ぶべきは、速乾性のあるベースレイヤー。コットン素材はNGで、天然素材ならメリノウールの一択。化繊であればTHE NORTH FACEのエクスペディションドライドットクルーのように、吸水速乾を追求したベースレイヤーを選ぶといい。

レインウェアに関しても、雨で濡れない確かな防水性は当然のこと、中にこもった発汗による湿気を素早く逃すことが大事。開閉式のベンチレーションがあるものを選択し、パンツはブーツを履いたままでも着脱できるものを選ぶと、急な天候の変化にも対応できるだろう。

登山スタイルの着こなし
ドライワンシェルジャケット35,200円、ドライワンパンツ33,000円/ノローナ(フルマークスカスタマーサービス cs@full-marks.com)
  • 01 身を守る着こなしが登山には必要
  • 02 日帰り登山向きのモデルをリストアップ
  • 03 低山ならではのシューズ選び
  • 04 登山中はこまめにエネルギー補給を
  • 05 乾く前にこまめに飲む!が登山の常識
  • 06 非常時に備えて心にゆとりを。