ファストパッキングやトレイルランニングなど、さまざまな登山スタイルがある昨今。それに伴い、シューズのバリエーションは豊富で、登山スタイルに合わせたセレクトが可能だ。低山であれば、用途に合わせたシューズ選びが比較的自由。ここでは、ビギナーにオススメの3種を紹介しよう。
低山の日帰り登山からデビューして、今後さまざまなフィールドに足を運ぼうと思っているなら、ミドルカットを選択しておくのがベター。アンクルがホールドされていることで疲れにくく、怪我のリスクも軽減。ローカットの利点も持ち合わせているため、軽快さも損ないにくく、万能でバランスのとれたモデルが多いので最初の1足としてオススメ。
KEEN ターギー EXP ミッド
トレッキングシューズのロングセラーであるターギーⅡをアップデートし、ミリタリーテイストとトレイル機能を持ち合わせたアーバンアウトドアモデル。快適な足入れ感をと踏襲しながら、タイトなフィッティングでスピーディな動きに追従する。
ミドルカットトレッキングシューズ19,250円/キーン(キーン・ジャパンTEL:03-6416-4808)
重量感のあるハイカットやミドルカットのブーツではなく、より軽快に山を歩き回りたい人にはローカットモデルがオススメ。普段履きとは違い、登山においてソールの堅さは疲れ具合に直結してしまうため、ビギナーは硬めのものを選んでおくといい。ミドルカットと比べると、ローカットの方が筋力が必要になるため、普段からランニングなどに勤しんでいる人に向いている。
THE NORTH FACE
スクランブラー ゴアテックス インビシブルフィット
ドライでもウェットでも対応するアウトソールに、GORE-TEX® Invisible Fitを採用したアッパーをセット。確かな防水性を持っており、ライトトレキングのみならず、デイリーユースもできるデザイン性の高さが魅力だ。
スクランブラーゴアテックス インビシブルフィット23,650円/ザ・ノース・フェイス(株式会社ゴールドウイン カスタマーセンター:TEL0120-307-560)
トレイルランニングシューズをはじめ登山靴以外の選択肢も出てきた昨今、どうやらクライミングシューズで登るという提案もあるようだ。ローカットの中でも特にフットワークの軽くなるモデルは、岩場にアタックしたり、走ったりと登山の楽しみをさらに広げてくれるだろう。スニーカーデザインに近いため普段のスタイルでも履くことができるため、トレイルシーン以外でもデイリーに履きたい人に選んでもらいたい。
Black Diamond タグLT
フォアフットは、エッジングやクライミングなどスクランブリングに対応し、ソールはグリップ力抜群というクライミングシューズとトレイルシューズが融合した一足。マルチピッチでで折り畳みハーネスに下げたり、ザックに収納したりと携帯性に優れている。
アプローチシューズ16,170円/ブラックダイヤモンド(バンブーシュートTEL:03-5720-1677)