暮らし・住まい
【2024年】インテリアを格上げ!初心者向きの観葉植物18選
2024.05.22
オシャレな部屋に観葉植物は欠かせない。どのようなテイストのインテリアでも、グリーンがあるのとないとでは大違い。小慣れた印象の鍵を握る重要アイテムだ。
そうは理解していても、取り入れるハードルが高く感じ、購入を躊躇しているGOODA読者も多いのでは?ここでは、そんな人たちのために、初心者でも育てやすい18種類の観葉植物を紹介しよう。
Top Image by Bart Jaillet on Unsplash
観葉植物の魅力とは
部屋にグリーンがあるだけで印象はガラリと変わり、インテリアが小慣れたムードに。目にもやさしく、オンオフのスイッチの切り替えが難しいリモートワークでは、水やりは絶好の気分転換にもなる。種類によって目にみえる成長速度は異なるが、命あるものを愛でるのは、やはり癒されるものだ。
初心者でも簡単に育てられる植物や手入れ方法
入門編としては、気軽に取り入れられる卓上サイズの観葉植物がオススメ。しかし、どうせなら存在感のある主役級を迎え入れたいという気持ちもあるだろう。
そんな場合でも、育てやすい大型の観葉植物も多く存在するのでご安心を。乾燥に強く、耐寒性、耐陰性がある品種は、タフで管理が少なくて済むので初心者にもピッタリだ。以下で詳しく説明しよう。
観葉植物を買う前のチェックポイント
■置く場所と植物のサイズ
まずは間取りに合わせて置き場所をシミュレーション。周囲のスペースに余裕がなく、葉が壁にぶつかってしまうと植物に傷がついてしまったり、圧迫感でストレスを感じてしまったりと悪影響を及ぼす。置き場所にあったサイズのものを選ぶのが大前提だ。
■日陰でも問題なく育つか
観葉植物のほとんどは直射日光を避け、レースのカーテンやブラインド越しの光が入る明るい場所で育てるのが基本。しかし、どうしてもそうした場所に置けない場合は耐陰性のある品種を選ぼう。置きたい場所の環境に合わせて、適した品種をセレクトするのが肝だ。
■乾燥や寒さに強いか
外出が多く頻繁に水やりができないという人は、幹や葉に水を貯める性質を持つ乾燥に強い品種がおすすめ。外出が多くない場合でも、管理工数が少ないのはシンプルにメリットだろう。
また、寒さに強いかどうかもチェック項目の一つ。耐寒性が高い植物は丈夫で生命力が高い傾向がある。気候の変化に強く、初心者でも育てやすい。
【特徴別おすすめの観葉植物18選】
ここからは、GOODA読者のために、インテリアを格上げしてくれる初心者向きの観葉植物を18種類紹介。初心者が意識すべき4つの特徴に分類してセレクトした。ぜひ、自宅の環境にピッタリの品種を見つけてほしい。
日陰でも育つ
・フィカス ウンベラータ
育てやすさとかわいらしさが人気の観葉植物。ダイナミックな樹形と艶のある大きなハート型の葉が魅力だ。
成長が早く上に伸びていくため、広いリビングで育てたい方にオススメ。1週間のうち数時間程度陽の光を浴びれば、日陰に置いても元気に育ってくれる。
・モンステラ
大きなハート形の葉とハサミで切れ込みを入れたような葉が特徴的。直射日光が苦手で、カーテン越しくらいの陽の光が当たる場所で管理しよう。
南国風の印象があるので、アジアンテイストのインテリアと相性よし。成長が早いので、スクスクと育っていく様も楽しめるだろう。
・エバーフレッシュ
細かく連なった葉っぱが特徴的なエバーフレッシュ。枝や幹も繊細な見た目のため、良い意味で主張が強くなく、特に和風のインテリアにすんなりと馴染みそう。
昼間は葉を一つひとつ広げているが、夜になると葉を閉じて眠るユニークな性質も人気の理由。諸説あるが、水分の蒸発を防ぐためのものとされている。
・アイビー
星型やハート型など葉の形が豊富で、その模様も品種によって多様なアイビー。品種によって異なる姿を楽しめる。
ツルをぐんぐん伸ばすため、ハンギングで枝垂れさせたりすると良いムードに。育てやすく、入門編として初心者からの人気も高い。
・ポトス
つるをぐんぐんと伸ばして成長するため、支柱などで上に伸ばしたり、ハンギングで垂らしたりと飾り方のバリエーションが豊富。日陰に強いのでどこにでも飾りやすく、インテリアとしての汎用性の高さがウリだ。
生命力もとにかく強く、枯れてしまうと思ったところから復活すること多々。こちらも入門編にピッタリだろう。
・アジアンタム
薄い小さな葉が密に茂り、繊細な美しさを持つシダ植物。生育期にはシダ特有のゼンマイのような新芽を株元から次々に出し、ボリュームが増す。
直射日光に弱く、暗くてジメッとした湿度を好むので、梅雨にデビューさせるには打ってつけ。勢いよく茂っていくダイナミックさもポイントだ。
乾燥に強い
・ガジュマル
観葉植物の王道的な存在・ガジュマル。太い幹と根っこが入り込んだようなユニークな佇まいがなんとも可愛いらしい。
ぷくっと膨れた幹に水を溜めているため、乾燥に強く、水やりも少なくてOK。ビジュアルに個性が強く出るため、お気に入りを選ぶ時間も楽しめるだろう。
・パキラ
力強い幹から茎を伸ばし、その先に可愛いらしい葉っぱを広げる姿が特徴的。乾燥に強く、日陰でも日向でも元気に育つため、置き場所を選ばない。
丈夫で害虫もつきにくいため、初心者でも安心。ちなみに、別名は「マネーツリー」。幸運と富をもたらす木と呼ばれており、新居やお祝い時にもおすすめ。
・トックリラン
株元がぷっくりと膨らみ、まるでとっくり(徳利)のようなトックリラン。株元には乾燥に耐えられるよう、たっぷりと水を貯めているので、水のあげすぎに注意。
葉っぱのつき方もユニークで、別名「ポニーテール」とも呼ばれている。成長速度はゆるやか。
・アンスリウム
花びらのようなハート型の苞が美しいアンスリウムは、乾燥に強いタフな観葉植物。レースカーテン越しの光が当たるような明るい場所で管理しよう。
トロピカルな印象なので、南国風のインテリアと好相性。なお、苞の色はピンクの他、赤や白、紫などカラーバリエーションが豊富だ。
・サンスベリア
サンスベリアは多肉植物の仲間。縞模様で剣のような形状と少し厚みのある葉がポイントだ。
乾燥が大好きで、少ない水やりで育てられる。日陰でも育つが、より葉にハリを持たせたいのであれば日向に置くのがおすすめ。ちなみに、空気清浄効果もあるとされている。
寒さに強い
・シェフレラ
とにかく生命力が強いシェフレラ。耐寒性や耐陰性も高く、「枯らすほうが難しい」とさえ言われるほどのタフさを誇る。
カポックという名前でも親しまれており、品種はなんと600種類以上。写真の「シェフレラ・アルボリコラ・バリエガータ」は、原種である「シェフレラ・アルボリコラ」に斑が入った品種だ。
・オリーブ
光を好み、葉の形や色合いから「平和」や「幸せ」を与えてくれるといわれているオリーブ。葉は鋭く、濃いめのグリーン。
生命力が非常に高く、初心者でも育てやすい。日当たりのよい暖かな場所で、表土が乾いたらたっぷりと水をあげよう。
・コルジリネ レッドスター
数多くの品種が存在し、豊富な葉の色を楽しむ観葉植物として親しまれているコルジリネ。中でもコルジリネ レッドスターはシックな赤い葉が楽しめるユニークな品種として人気だ。
枝茎を伸ばさず、スラッと長細い葉を地際に開かせるのが特徴。日光が大好きなので、できれば屋外管理がおすすめ。光が強い環境で育てるほど、葉色も鮮やかに美しく育ってくれる。
インテリアとしてオシャレ
・フィカス ベンジャミン
光沢のある細かな葉が美しく、編んだ幹と葉を丸く刈り込んだ「玉造」と呼ばれる樹形が可愛らしいフィカス ベンジャミン。インドやネパールでは「聖木」とされており、特に大切に育てられている縁起の良い観葉植物だ。
成長スピードが比較的遅く、剪定などの手入れもほとんど必要なし。日陰でも元気に育つので、初心者でも育てやすい。
・ドラセナ
別名「幸福の木」と呼ばれる縁起のいい観葉植物。葉の形や色が美しい、かつ豊富なバリエーションを持つため、インテリアに合う個体を選ぶ楽しみも多い。
中でも写真のドラセナ マッサンゲアナは人気のある品種の一つ。幹からスラッとした葉を茂らせたスタイリッシュな姿を楽しもう。
・フィカス ベンガレンシス
インド・ベンガル地方が故郷のフィカス ベンガレンシス。地元では「長寿の木」として崇められており、生命力の強さは折り紙付きだ。
ゆるやかな曲線を描いた樹形が最大のポイントでデザイン性が高い。ゴムの木ならではの柔軟性のある幹を、生産の段階で馴らしていくことで、不自然になりすぎない絶妙なバランスのシルエットに仕立てられている。
・ユッカ
円柱状の茎と剣状の葉が勇壮なユッカは、ドラセナの中でも人気の品種。尖ったシルエットや上へと力強く伸びている姿から「成長・発展」のシンボルとされている。
寒さや乾燥に強く、初心者でも育てやすいのもおすすめポイント。風水では尖った葉が邪気を払うと言われており、魔除けの効果も期待!?
二大失敗に注意!
あなたも奥深き観葉植物の世界へ
部屋の環境に合わせた品種をセレクトしたら、あとは飾って育てるのみ。初心者によくある二大失敗が「水のやりすぎ」と「光不足」なのでしっかりと注意しよう。
また、今回は紹介しなかったが、室内で簡単に育てられるものとして「土を使わない観葉植物」も注目を浴びている。土の散らかりによる汚れがなく、虫が湧きにくいのが最大の特徴なので、興味がある人はチェックしてみてほしい。観葉植物の世界はまだまだ奥深い。
この記事をきっかけに、ぜひあなたも素敵なグリーンのある生活を!