創業111年の家庭用品の目利き「川端滝三郎商店」が推す “本物” のキッチン用品11選
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    暮らし・住まい

    創業111年の家庭用品の目利き「川端滝三郎商店」が推す “本物” のキッチン用品11選

    2023.09.26

    1912年に、荒物屋として京都で創業。2023年で111周年となる「株式会社カワタキコーポレーション」の実店舗である「川端滝三郎商店」。ミニマルで使いやすく、手にフィットしたあたたかみを感じる人気のキッチン用品11点を、ショップの歴史とともに紹介します。

    Text:HIROMI YAMANISHI(HISTOREAL)

    プロの目利きが選んだ「本物でありながらリーズナブル」な品揃え

    1892年に滋賀県の農家に7人兄弟の次男として生まれ、9歳で京都三条大橋近くの荒物屋に丁稚奉公(でっちぼうこう)に出された川端滝三郎氏。10年の丁稚奉公と1年のお礼奉公を終えた後、1912年に20歳で独立。京都市左京区二条通川畑東入ルに、荒物屋「川端商店」の屋号で看板を掲げました。

    2度の戦争の混乱、世界恐慌、後継ぎの出征で一時は店を閉めたかたちとなりましたが、終戦後の1948年に商売を再開。戦後の生活物資不足によって荒物産業の需要が高まっていた時代に、滝三郎氏と妻の貞氏、息子の芳夫氏で順調に売り上げを伸ばし、1951年に「株式会社川端商店」を設立。2代目となる息子の芳夫氏は滝三郎氏が築いた仕入先、得意先の人脈を受け継ぎ、さらに新規開拓をして荒物屋を広げていきます。

    その後、日用品の総合卸売事業、生協の宅配事業、ダイレクトマーケティング、ECビジネスのホールセール事業とロジスティック事業を展開し、1991年に「株式会社カワタキコーポレーション」に社名を変更。実店舗である「川端滝三郎商店」は、2009年にWEB通販を開始しました。

    川端滝三郎商店のコンセプトは「くらすをたのしむ」。普段の生活に“ちょうどいい”台所用品、生活雑貨、調理道具、器など、プロの目利きが選んだ「本物でありながらリーズナブル」なアイテムが並びます。失われつつある、つくり手の「想い」や「技」「気質」をくみ取り、使い手に伝えるべく“本物”にこだわった商品をすすめています。

    そんな川端滝三郎商店の目利きが選んだアイテムの中から、気軽に使える“本物”のキッチン用品11点を紹介します。

    “つかう”という前提が大切。手になじむ厳選アイテム11選

    ダイヤ織りフキン 3枚入

    ダイヤのような“ひし型”の模様が特徴の縦70cm、横70cm、綿100%の「ダイヤ織り」厚手ふきん。和歌山県橋本市の「原田織物」が代々受け継がれている技術で丁寧につくり上げた、ふっくらと空気を含んだような柔らかさ、吸水の良さ、羽毛立ちが少ないのが特徴です。大きな鍋や複数枚のお皿でも、ぐんぐん吸収してくれる頼れるアイテムです。

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    グリルパン

    グリルオーブン、オーブントースター、IHグリルで使えるグリルパン。底面が余分な脂を落とす波型形状のため油切れがよく、フッ素3層コートでくっつきにくいので、油が出る肉や魚料理にぴったり。温め直しをするときも、おいしくヘルシーな仕上がりになります。フッ素加工なのでグリル庫内が汚れにくく、後片づけはトレーを洗うだけでOK。

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    おひつ 2合

    炊いたご飯をもっとおいしく保存できる、昔ながらの保存容器「おひつ」。炊きあがったご飯を入れれば、その状態に合わせて水分調整をするので、乾燥せずにモチモチッとしたおいしい状態が維持できます。保温機能は備わっていませんが、おひつに入れていたご飯を電子レンジで温めなおすことで、時間が経っても炊き立てのような温かくておいしいご飯が食べられます。

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    寿司桶 約3合 27cm 木曽さわら

    寿司屋で酢飯をつくるために使われ続けている「すし飯台」は、炊きあがったご飯から過剰な湿度を吸収し、程よい湿気を残しながら口あたりのよい状態に仕上げてくれます。「ちらし寿司」や「手巻き寿司」で食卓を演出するのはもちろん、水をはって素麺を盛りつけたり、鍋の具材を入れたりするのにもおすすめです。

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    オリーブ柄 三徳包丁

    生産地の岐阜県関市は、刃物の世界三大産地に数えられ、鎌倉時代から続く「刃物の町」として知られています。なめらかな手触りのオリーブ材を丁寧に磨き、しっとりとした手になじむ柄と、肉や魚の繊維を断ち切るカーブを帯びた鋭利な先端、そして野菜を刻むのに適した幅広の刃身と水平な刃。どこをとってもミリ単位に職人のこだわりが詰まった、1本は持っておきたい万能包丁です。

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    ひのき まな板 36cm

    古都・奈良の木工技術を受け継ぐメーカーで、一つひとつ丁寧に削り出してつくられたひのきのまな板。ひのきは耐水性に優れ、他の材質よりも乾燥が速く、カビや菌などが繁殖しにくいのが特徴。また刃当たりが良く、大切な包丁を傷めません。側面には変形しにくい反り防止加工と黒ズミを抑えるウレタン樹脂塗装を施しており、食洗機にも対応した、日常使いにピッタリのまな板です。

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    みまつキッチンバサミ

    包丁よりも小回りが利いて、狙ったところを切りやすいキッチンバサミ。野菜のカットや肉の筋切りなど、ちょっとした下ごしらえに便利なので、包丁を持って行きづらい場所でも活躍します。持ち手の後ろについた突起は缶のフタ開けに、ネジ留め部分の後ろは引っかけて栓抜きに、栓抜きの後ろの波状部分は、挟んでペットボトルのフタを開けることができます。機能性とデザイン性が両立した、匠な一本です。

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    ミニ天ぷら鍋 角型 24cm

    空いている奥のコンロでもコンパクトに揚げ物ができる、長方形のミニ天ぷら鍋。内側には揚げ物一回分の油量の目安となる目盛つきで、少ない油で揚げることができます。世界に誇る金属加工の名産地、新潟県燕三条でつくられた逸品。18.5×11.5×4cmのステンレスバット3枚つき。

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    オーブントースター目玉焼きプレート2個セット

    オーブントースターで目玉焼きができる、約15cm×12cmのフッ素コートの目玉焼きプレート。持ち手が付いていて使いやすく、アルミ製だから水洗いしてもサビにくいのが特徴。目玉焼きはオーブントースターで3〜4分で焼きあがります。

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    HARIO 保存容器 耐熱ガラス 6点セット

    調理から保存までひとつでできる、S、M、L、LLの4つのサイズ6個セットの耐熱ガラス。フタを外してオーブンで調理したり、フタをしたまま電子レンジで温めたり、フタをして食材を保存したりとマルチに活躍します。食器のようなデザイン性もあるため、調理したらそのまま食卓へ運べるのも便利。日本で唯一、耐熱ガラス工場をもつメーカーである「HARIO」製というのもポイント。

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    KING 無水鍋 R24

    鉄や銅、ステンレスの約1/3の比重、鉄の約3倍、ステンレスの約14倍の熱伝導率で家庭のコンロでも本格調理を可能にしたアルミニウム鋳物鍋。優れた機密性と水封現象が生む低圧密閉による、均一加熱と素早い調理ができます。少ない水や油でおいしい調理が可能です。

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    今回紹介したアイテムのほか、「一生もの」に育てる鉄フライパンや、キンキンに冷やせる銅製のマグカップなど、川端滝三郎商店には“モノ心(ゴコロ)”をくすぐるアイテムが目白押し。「高級だから良いモノ」という発想に捉われずに、使うことを前提とした、自分の手になじむ “本当に良いモノ” をぜひ探してみてください。

    川端滝三郎商店

    〒604-8053
    京都市中京区麩屋町錦小路下る桝屋町505番地
    営業時間 平日・土日祝 10:00~18:00
    定休日 第4水曜日

    https://www.rakuten.ne.jp/gold/kawataki1912/

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