清潔感漂う身だしなみには、日々のケアが欠かせない。シャンプーからリラックスグッズまで男の嗜みともいえるケア用品を紹介。

　紫外線が強い季節。しっかりとスキンケアを意識してこそワンランク上の男というもの。太陽の見えない曇りの日や、日差しが弱まると油断しがちだが、より効果的な「日焼け止め」の使い方を覚えて、いつでも紫外線対策を万全にしておこう。とりあえず、肌に塗っておけば大丈夫、では、気づいたら肌へのダメージが手遅れ、なんてことになっているかも。

　日焼け止めで、覚えておきたいのが「SPF」という数値。SPFとは、Sun Protection Factorの略で、紫外線防御指数とも言う。シミ・ソバカス・色素沈着・皮膚ガンの原因となる紫外線B波の防御力を表す数字で、紫外線を浴びた際に日焼けがはじまるまでの時間を何倍遅らせることができるかを示している。
　通常は10〜20分程度で日焼けがはじまると言われており、SPF10という表記ならば、20分×10倍=200分で、日焼けがはじまる時間を通常の20分から、200分まで遅らせることができるということ。ただし、この時間の目安は日焼け止めを1平方センチメートルあたり2ミリグラムずつ皮膚に塗った時の数値ということを覚えておこう。白くなることを気にして薄〜く塗ってしまうと日焼け止めの効果は十分に得られないのだ。
　クリームや液状タイプの場合は、顔であれば500円玉程度の量をしっかり伸ばして塗り、顔全体に一度なじませたら同じ量をもう一度重ねづけしよう。そして2〜3時間おきに塗り直すこともポイントだ。意外と知られていないが、日焼け止めは成分が肌に馴染むまでに30分ほどかかる。外出直前に塗ると、日焼け止めの効果が出る前に肌に紫外線が吸収されてしまうので、出掛ける30分前に塗るということも忘れずに。日焼け止めをきちんと使って、存分に夏を楽しもう。