COVER 板垣李光人

Photos : TATSUYA YAMANAKA(stanford)
Styling : SHOGO ITO(sitor)
Hair&Make : KATO(TRON)
Text : SHINSUKE UMENAKA(verb)

2024.5.15

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世の中に「良いモノ」は溢れている。品質や価格競争のおかげで良いモノが安価でたくさん手に入る時代になった。いっぽうで、機械的に大量生産される現状では良いモノの定義は難しくなっているとも言えるだろう。そんななか、日本の職人が手掛けたモノには時代に流されない、深みがあることに気がつく。この普遍的な美しさは世界でも評価されているが俳優の板垣李光人さんも日本の伝統や工芸品に魅せられた一人。その他大勢に埋もれない強さをもつ日本のモノについて語りあおう。
日本モノ語り。

板垣李光人が着る!服好きを魅了する国産“ドメブランド”

歴史やネームバリューではハイブランドに見劣りするかもしれないが、日本人のことを理解しているのは、ドメスティックブランドの強みだ。日本人の体型に合ったシルエットや素材感、そしてデザインは、上質さを知っている服好きにはしっくりと馴染む。いま注目すべき“ドメブランド”を俳優・板垣李光人が着る。

板垣李光人

素材のニュアンスがシンプルなコーデに個性をプラス。ショーツ×サンダルで抜け感を

1997年に東京で立ち上がったファッションブランド「トーガ」。デザイナーの古田泰子が手がける洋服とシューズはリアルクローズが幅を利かす現代のファッションシーンにおいて、オリジナリティーを保ち続けている。素材感のあるブルゾンにショートパンツで抜け感をプラス。さらにデコラティブなサンダルでメンズライクな仕上がりに。

ブルゾン62,700円、Tシャツ29,700円、パンツ46,200円/以上トーガ ビリリース、サンダル86,900円/トーガ プルラ(以上すべて、トーガ 原宿店 TEL:03-6419-8136)

板垣李光人

ルーズなシルエットをオープンカラーのシャツで上品に昇華させる

板垣李光人

デザイナーの林陸也が2016年に立ち上げたシュガーヒル。ブランド名は同氏がニューヨークファッション工科大学在学時に住んでいたニューヨークのシュガーヒル地区に由来する。さまざまな工場とコラボすることで、素材の肌触りや風合いにこだわったアイテムを多く発表している。

ジャケット93,500円、シャツ42,900円、タンクトップ21,900円、パンツ66,000円/以上、シュガーヒル(林デザイン事務所株式会社 TEL:090-4737-1805)、スニーカー22,000円/アシックス(アシックスジャパン カスタマーサポート部 TEL:0120-068-806)

板垣李光人
板垣李光人

エモさと新しさが同居したような時代を超越するグラフィックT

N4(エヌフォー)の立ち上げメンバーである渡部宏一が、2013年に京都で立ち上げたのが、「レインメーカー」。このグラフィックTシャツはベルリン在住の日本人デザイナー中津由利加が手がけるメゾンエウレカとのコラボアイテム。ノスタルジックさと、モード性が同居したデザインは街で視線を集めるはず。

Tシャツ22,000円/レインメーカー×メゾンエウレカ(レインメーカー TEL:075-708-2280)、パンツ41,800円/ウル(エンケル TEL:03-6812-9897)、シューズ68,200円/トーガ ビリリーズ(トーガ 原宿店 TEL:03-6419-8136)

板垣李光人