お洒落なあの人の「時計」を拝見!ファッション業界5人の愛用品
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    ファッション

    洒落者の「時計」を拝見!ファッション業界5人の愛用品

    2022.02.04

    さまざまなファッションアイテムのなかでも、特にその人の個性やスタイルがでやすいのが、時計。服好きなあの人は、どんな視点でどんな時計を身に着けているのだろう。

    今回、服が大好きなファッション業界のみなさんが愛用している時計を拝見してきました! 価格やステイタスではない、スタイル重視な時計選びをぜひご参考に。

    Edit&Text/Kazuyuki Nomura Photo/Tatasuya Irie

    MFC STORE・近藤浩人さん「ROLEXのエクスプローラーII」

    中目黒ほか、原宿、大阪、名古屋にも店舗を構える人気セレクトショップ「MFC STORE」のプロデューサー近藤さん

    アメリカ好きで、コロナ前は年に数回は買い付けにも行っていたという「MFC STORE」プロデューサーの近藤さん。時計は数本持っていたものの、なかなか毎日のように着けることはなかったが、3年程前に購入したROLEXの「エクスプローラーII」を購入してからは、日常で着ける習慣ができたそう。

    「実はこれの他にもサブマリーナも持っているのですが、どうも自分のスタイルとしっくりこなくて(笑)。そこで、GMTマスターと迷った末にこのエクスプローラーIIを買い足しました。自分のバースイヤーの1985年製を6ヶ月くらいかけてようやく見つけたんですが、探しているうちにロレックスの長い歴史にも改めて触れて、より手に入れたくなりましたね。

    趣味のキャンプとも相性が良く、嫌味っぽくなく気軽に着けられるのでとても気に入っています。自分と同じだけの時を刻んできたと思うと余計に愛着も湧きますね」

    ソーズカンパニー・前田恭幸さん「TIMEX×J.CREWのコラボウォッチ」

    アメリカを中心としてアウトドアウェアやインポートブランドを発信するソーズカンパニーでプレスを担当するほか、人気ブランド「COMMON EDUCATION」のプロデューサーも務める。

    自身でブランドも手がけるなど、そのセンスの良さに定評のある前田さん。特に1990〜2000年代のファッションが好きで、カルチャーにも精通する。そんな前田さんが愛用する時計は、TIMEX×J.CREWのコラボウォッチ。日本未発売のモデルを、海外サイトから通販で購入したものだ。

    「高級な時計はぶつけたりするのを気にしちゃいそうで、カジュアルに使える時計が好み。以前はG-SHOCKのDW-500を着けていたのですが、袖に引っかかるのがちょっと気になって、海外通販でこちらを購入しました。

    気に入った点は、良くも悪くもめっちゃ普通なところ(笑)。白い文字版で、余計な機能がなく、主張し過ぎないのがポイントです。こういうのって探すと意外になくて、ホントにこれはドンピシャでした。高いものでもないので、ぶつけても、傷がついても気にならない。壊れるまでは使い続けようと思います」

    hallelu店主・加瀬善隆さん「OLLEHI&WAJS」

    ミリタリーウェアをはじめ、アパレルから雑貨まで幅広く扱う中目黒の人気セレクトショップ、halleluの店主。古着、ミリタリーウェアの造詣が深く、ミリタリーアイテムを使ったキャンプも実践する。

    古着業界歴が長く、ミリタリーウェアにも精通する加瀬さん。腕元に光る愛用時計は、OLLEHI&WAJS(オレッヒ・アンド・ワイズ)という、50年代からあるスイスの時計メーカーのもの。一目見て、武骨な雰囲気が目を引く。

    「ミリタリーウォッチは昔から数本所有していますが、このオレッヒの時計は10年くらい前に購入したもの。ベトナム戦争の時期には米軍のPX(基地内にある売店)などでも販売されてたメーカーのものです。トリチウムのマークがあるので90年代より前のものだと思いますが、当時1万円程度で買いました。

    リュウズカバーのデザインがとても気に入っていて、古着とも相性がいい。高価なものでもないので、気軽に着けられるのも僕的にはポイントです。何より今にはない武骨な雰囲気がいいですよね」

    Hummingbirds’hill shop店長・大場岳さん「OMEGAのスピードマスター プロフェッショナル」

    モダンカントリーをテーマに、末長く愛用できるヴィンテージミックススタイルを提案する名店「ハミングバーズヒルショップ」店長の大場さん。

    時計が大好きで、機械式、デジタル問わず30本程度所有しているという大場さん。普段愛用している1本は、なんと自身が15歳の時に購入したというOMEGAの「スピードマスター オートマチック」。30年近く前に購入したものを、今でも大事に使い続けている。

    「この時計は僕がまだ10代の頃に父親に頼みこんで買ってもらった思い入れのあるものです。当時すごく魅力的に映ってどうしても欲しかったんだと思います。

    以来、ベルトだけレザーベルトに変更しましたが、メンテナンスしながら使い続け、今でも現役で活躍してくれています。僕の父親も時計好きで、スピードマスターのプロフェッショナルを所有しており、それも僕が譲り受けたので、今度は僕が娘たちに受け継いでいけたらいいですね」

    オーバーリバーPR・畠中将秀さん「TIMEXのアイアンマン」

    国内外ブランドのセールス、PRを行っているOVERRIVERのセールス/プレス。趣味のサバゲー歴は16年以上で、パーツやギアのディグにも余念がない。

    国内外のさまざまな人気ブランドのセールスやPRに携わりながら、大のギア好きとしても知られる畠中さん。趣味のサバイバルゲームにも使えるようにと選んだ1本は、TIMEXの「アイアンマン」。1986年の登場以来、長らくシリーズ化されて愛され続けている名作だ。

    「趣味のサバゲーでも使える時計を探していて、見つけたのがコレです。もともとトライアスロン用に開発されたスポーツウォッチですが、軍人がつけているのを見て、カッコいいなと思ったのが興味をもったきっかけですね。

    もともとはラバーベルトだったのですが、NATOベルトに付け替えて使っています。おそらく90年代のモデルだと思いますが、レトロフューチャーなデザインは今見ても新鮮ですし、頑丈で気兼ねなく使えるのも気に入ってるポイント。サバゲーの時にBB弾が当たった跡がありますが、これも味ですね(笑)」

    ***

    星の数ほど時計はありますが、何より大事なのは自分らしさ。時計を探している人は、ぜひ長く愛せる自分らしい1本を探してみてはいかがでしょう。

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