

ファッション
革靴とスニーカーのいいトコ取り!歩行も運転も快適な 「アウリーガ」に注目
2021.10.04
クルマに乗るビジネスマンのために開発されたドライビングシューズ、「AULIGA(アウリーガ)」。車の運転がしやすいのはもちろん、歩きやすく、ビジネスシーンにも適したデザインが特徴で、“進化版ドライビングシューズ”として注目を集めています。
今回は、中目黒の老舗セレクトショップ「OUTPUT」のオーナー伊藤孝法氏が、自らのショップにも展開するアウリーガについて、ディレクターである金子さんを直撃! その魅力や機能性について語っていただきました。クルマに乗る機会が多い方は必見ですよ。
取材:TAKANORI ITO
「AULIGA(アウリーガ)」は“走れるドライビングシューズ”
アウリーガといったら、2020年にクラウドファンディングで973%、応援購入額480万円を達成して商品化したんですよね。
スタートからすでにすごく注目度が高いようですが、アウリーガってズバリどんな靴なんですか? 教えて! ディレクターの金子さん!

AULIGAディレクター金子 篤史さん
「アウリーガは思い切ったキーワードでいうと “走れるドライビングシューズ”。EVAラバーを使ったソールで、軽さもクッショニングも一般的なランニングシューズと同等なクオリティでできています。
従来のドライビングシューズは歩きづらかったり、スポーティーすぎたり、運転以外で使うとすぐ壊れてしまったりというものが多かったと思います。なので、そうじゃないものをつくろうというのがきっかけでした」

革靴のデザインに、スニーカー・ドライビングシューズの機能性。価格:2モデルどちらも17,380円
ざっくりいうと、革靴・スニーカー・ドライビングシューズのいいトコ取りした、従来型ドライビングシューズの進化版、という感じですね!
歩きやすさはシューフィッターのお墨付き
歩きやすさ・走りやすさをウリにしているアウリーガですが、実際のところどうなのでしょう?
「アウリーガの歩きやすさに関しては、シューフィッターさんにレビューしてもらっています。シューフィッターさんのオススメポイントとしては、『まず屈伸が良い』こと。つま先の指の付け根、関節部分でしっかりと曲がって返りも良く、長時間の立ち仕事なんかでも指周りの関節の負担が軽減できる……といったことが期待できます」
「さらに、ヒール素材とヒールカウンターの部分が従来の靴よりしっかりしているので、体のバランスを支えやすく、立った時に安定するんです」
かかとの丸みが運転に最適

丸く減り上がったかかとが特徴
肝心の、運転向きの機能性についても聞かせてください! かかとの丸さが特徴的な靴ですが、運転するにはその丸さが関係あり?
「はい、ソールが巻き上がっているから、かかとをついた時に角を感じないんです。よくアディダスのカントリーを運転用に使う人がいるんですけど、その理由はかかとが減り上がっているから。
ここまでかかとが丸くて減り上がっていると、アクセルとブレーキをかかとを上げずにスムーズに操作できて、安全性が高いといえます」

丸いソールがスムーズなペダル操作をアシスト
なるほど! 僕のお店、中目黒のOUTPUTでアウリーガを購入したお客様に、営業で車でまわっている方がいるんですが、「これめっちゃいいです」ってわざわざ写真を送ってくれて。そういった使いやすさがあるんですね。
「すでに熱狂的なファンの方が何人かいらっしゃいますね。不動産業界の方で、今までは運転するときとお客さんの前に出るときで靴を履き替えていたけど、アウリーガなら一足でいける! と喜んでくださいました」
これはもう発明ですね! 次世代ドライビングシューズってことだけではなく、まだまだ可能性が広がりそう。
クルマに限らず普段履きしてもOK

「もちろん、車に乗る時に限らず普通に普段履きで使っていただいて構わないです。アウリーガのラインナップは、今のところビジネスシーンでも使いやすい『ストレートチップ』と、スニーカー風の『ジャーマントレーナー』の2種類ですが、お客さんからはよりカジュアルなものやレディースサイズなどの要望をいただいてます。それは今後につなげていきたいですね」
クルマを運転するビジネスマンにとって、革命的な存在ともいえるアウリーガ。今後の展開も楽しみにしています。本日はありがとうございました!
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▼話を聞いた人
伊藤孝法
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1973年北海道生まれ。中目黒の老舗セレクトショップOUTPUTオーナーで、さまざまなブランドのPRなども手掛ける。2014年、WWD日本のファッショニスタ100人にも選ばれ、自身のYOUTUBEチャンネル「ファッションとカルチャーとme」も更新中。