GOODA
vol.31 INDEX

休日を充実させるスポーツは、アイテムやウェアにもこだわりたい。機能性を追求したアイテムや、着ているだけで心が浮き立つおしゃれなウェアを厳選してお届け。

「一本いっとく?」で始まる
ボルダリン・コミュニケーション

 「運動不足でビールっ腹が気になる」。「何か運動したいけど、中々始めるきっかけがない」そういう考える30代男性は多いだろう。休日にジムにでも行こうと思っていても、何となくおざなりになってしまうのはざらにある。そんな人は、就業後の時間を活用するのはどうだろう? 仕事終わりに飲みに行くのも楽しいが、体を動かすのも気持ちがいいもの。特に東京五輪でスポーツクライミングとして採用され話題になっているボルダリングは、ただ体を動かすだけではなく、頭も使って楽しめるのでオススメだ。スポーツコミュニケーションという言葉があるように、飲みにケーションとはまた違った脳の働きによって、深い信頼関係も築ける。「一杯行くか?」の代わりに「一本行くか?」と同僚を誘って、新たなコミュニケーションを生み出してみよう。

筋力だけではない
奥深さを体験

 ボルダリングはご存じのとおり、壁に埋め込まれた石を掴み、足場にしててっぺんを目指すスポーツ。ただ、やみくもに筋力に頼れば良いというわけではないのがボルダリングの面白いところ。体力の残量を意識しつつ、どのルートでいくのが最も効率的かを判断しながら、身体の動きをコントロールする必要があるのだ。常に「どの石を掴み、どこを足場にすれば良いのか」を考えながらタイムアタックをすれば身体と同時に思考の運動にもつながる。つまり、ボルダリングは“テクニック”、“フィジカル”、“インテリジェンス”の3つのバランスが非常に重要になってくる奥深いスポーツといえる。
 都内でも専門店が増えてきたので、これを機に「アフターワーク・ボルダリング」をスタートさせてみてはどうだろう。