GOODA
vol.31 INDEX

花、ジュエリー、スイーツなど、特別な日に相応しい、贈る相手に気持ちが伝わる素敵なプレゼントをお届けします。

知っていますか?
贈り物のタブー

 大切な人への贈り物、何をあげようか試行錯誤し、ようやく買ったプレゼント。時間と思いが詰まった贈り物が、実は失礼に値するものだったとしたら……? 意外と知られていないが、贈り物にはいくつものタブーがある。基本的なことを理解しておくだけで、今後はスマートなジェントルマンを演じることができるので、ぜひとも覚えておきたい。  働く男が、まずおさえておきたいのが「上司への贈り物」。時計、鞄、ペンは贈り物の候補として挙がりがちだが、実は3点とも「より勤勉に」という意味があり、目上の人間に対して「もっと勉強しろよ」と言うことと同じ。また、靴や靴下など足元のアイテムは「踏む」と同義。いずれも危険な意味合いを含んだプレゼントなのだ。こうなってくると商品券が確実、と思いきや商品券には「これで何でも好きな物を買いなさい」という上から目線の意味があるうえに、「選ぶことを放棄した」と捉えられる危険性もある。後付けのようにも聞こえるが、先述のことを踏まえたうえで相手が好みそうなプレゼントを選ぶことが大切。例えば、「こういった意味があるとされてはいますが、Aさんがお好きな時計を選びました」といった、言葉を添えるのがワンランク上の大人のマナー。

世界各地の
タブーあれこれ

 また、国の違いで見るのも面白い。「パートナーへの贈り物」というテーマでみていくと、アメリカでは靴を選ぶことをタブーとしている。理由として「新しい靴を履いて遠くに行ってしまう」とされているからだ。中国では傘がNG。これは絶交を意味する「散」と発音が似ているため。このように贈り物ひとつとっても国ごとの文化がしっかりとある。
 最近では知らない人も多く、また知っていても気にしないという人もいるが、プレゼントを選ぶ際「相手に失礼のないように」と考慮するのであれば、この知識があるかないかが大きな差になるはずだ。