清潔感漂う身だしなみには、日々のケアが欠かせない。シャンプーからリラックスグッズまで男の嗜みともいえるケア用品を紹介。
男も30歳を過ぎるとだんだん気になってくるのが“臭い”。もはや、その人の印象を左右することになるので、しっかりと臭いに対する意識は高めておきたい。そこで思い浮かぶのが香水。「良い香り」をサッと付けられる便利なアイテムだが、少し視点を変えてアロマに注目してみるのも面白い。
アロマと聞くと、女性のイメージが強いと思う人も多いだろうが、実際は、リラックス効果を促進できるなど、男女問わず幅広く「癒し」というシーンにおいて活躍している。部屋でアロマを焚いている人も単に「雰囲気の為に」ではなく、しっかりと効能を理解して使用することで、さらに楽しみ方が変わってくる。
「嗅覚」は、五感のなかで最も脳と紐付いた関係があり、記憶や印象を司る海馬へダイレクトに信号を送れるため、身体にもたらす効果は大きい。例えば、ラベンダーやカモミールには安眠を促す効果があり、オレンジやペパーミントにはストレスや精神披露回復などのリフレッシュ効果がある。このほか、イランイランは緊張を和らげ、ローズマリーは認知症予防に最適など、まるで処方箋のように体質改善の手助けをしてくれるのだ。香りごとの効果を理解しておけば、体の気になる部分を改善するためにオイルを選ぶことで、ある程度は狙ったケアができるようになる。また、安眠効果が期待できるラベンダーを2滴、リラックス効果が期待できるオレンジを1滴など、ブレンドすることによって効果をより高めることもできる。ディフューザーなどの芳香器をセットして香りを部屋中に広げれば、効果はより高まるうえに、衣服にも香りが付き自然と良い香りがする男性を演出することができる。このようにリラックスをしならがナチュラルに良い香りをまとえるアロマは、ワンランク上の男性の隠れた趣味としても最適だ。
日ごろから心と身体を整えておくことで、より質のある暮らしができるようになるかもしれない。秋の夜長にアロマを焚いて読書にふけるなど、落ち着いた大人の健康法を試してみてはいかがだろうか。