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vol.31 INDEX
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 暑〜い時期も終盤になり、いよいよお洒落が楽しい季節の到来。どうせ楽しむなら、周囲との差別化を図りつつも、奇をてらい過ぎず、着回しやすいアイテムを手に入れたいというのが本音。そこでオススメがダウンベスト。アウターとしても使え、冬場にはインナーとしても使える、という着回し力の高さは、周囲からの印象も「お洒落な人」と格上げしてくれるのだ。
 特に、イタリア発のヘルノのダウンベストはぜひ持っておきたいアイテム。シンプルながらも、Vネックでダブルボタンという見た目は、まるでスリーピースのジレのような上品な雰囲気。また、同ブランドらしい、超軽量ダウンという真骨頂を発揮している上に、バックはナイロン生地のみなので、上着を羽織っても着ぶくれせず、スッキリとしたシルエットを保ってくれる。さらに、この背中の生地のテカリが、フロントのふわふわ感とは違い、アウターを脱いだ時に「品格ある男の背中」として周囲に艶っぽい印象を与えてくれるのだ。
 さらに、コンパクトながら内側にポケットも装備したぬかりのなさは、アウターとしても十分活躍してくれる。初秋はアウターとして、真冬にはインナーとして、と変幻自在の活躍をしてくれる、というコスパの良さも買いの大きなポイント。

左:背中はダウン仕様ではなくナイロン地のため、ゴワツキモすくなくスッキリ着用できる。 右:ファスナー付きの内ポケットもあるため、初秋はコレ1枚でも大活躍。

ヘルノ
ダブルブレスト ダウンベスト ネイビー
49,680円
(ginlet)

 食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋など、楽しみいっぱいの季節がいよいよ到来。気候も落ち着き「次の休日はどこにでかけよう?」と、思いを巡らせている人も多いはず。そんな気持ちを、さらにワクワクさせてくれるのがお気に入りの靴。「お洒落は足元から」というように、自分のゆるぎない“キメ靴”を手に入れれば、もっとウキウキすること請け合い。そんな外出の相棒にピッタリなのが、こちらの秋に嬉しい素材をミックスさせた、プラダの贅沢なスニーカーだ。
 アッパー部分に滑らかなスエードレザーを使用し、サイドのさりげないカモ柄はナイロン素材という、高レベルな“異素材ミックス“は、プラダの技術と美的センスがあってこそ実現できる領域。プラダ×スニーカーという組み合わせは、バッグなどのアイテムに比べて製造点数が抑えられているので、周りと被ってしまうという懸念も軽減。さらに、スタイリッシュなドライビングソールは、大人の足元をスッキリと見せるためには欠かせない要素なのだ。赤をワンポイントとした色使いも相まって、機能性もデザイン性も兼ね備えた“芸術品”と呼べる一足だ。
 この至高の一足で自分を飾り、芸術の秋を堪能すれば、周囲の視線もいつの間にが自分に集中しているかも!?。この秋は「お洒落は足元から」を実践し、大人の散歩を楽しんでみてはいかがだろうか。

左:ダークトーンのカモ柄が印象的。分かる人には分かる「PRADA」のロゴが印字されている。 右:ドライビングソールを採用。赤いラインは、ふとした時にも目に入る鮮やかさ。

プラダ
レザースニーカー スエード カモフラ
45,834円
(GUARDAROBA MILANO)

 デカ目のバッグを、荒々しく持ち歩いていると、男らしさも2割増しに見える。それが、ちょっと無骨なデザインであればなおさら。ダニエル&ボブのこのバッグは、まさにそんな男らしさも主張できるアイテムだ。
 職人が丹念になめした同ブランドの牛革は、ラグジュアリーな雰囲気を醸しながらも、カジュアルに使えるショルダー&トートの2Way仕様。また、縦長にデザインされ、サイドのマチのボタンを外すと、かなりの大容量収納が可能なので、ちょっとした旅行にだって対応できる懐の深さももっている。ちなみに、ヨーロッパでは横長トートバッグは女性モノという認識があるそうなので、海外旅行のサブバッグにもこの縦長トートが最適だ。使い込むほどに風合いが際立つので、そんな風に、普段使いから旅にまで持ち歩き、ガシガシ使って経年変化を楽しみたい。
 これから涼しくなってくるので、ちょっとした防寒用のニットやパーカー、飲みかけのペットボトルなどをザクザク詰めて出掛ければ、その男っぷりに気分はハイになるというもの。秋冬はダニボブのクロドーロで決まりだ。

左:ボタンにもしっかりとロゴがあしらわれている。細部への心遣いも嬉しい。 右:サイドのボタンを外すことで、圧倒的な広さの開口部となる。

ダニエル&ボブ
2Wayショルダーバッグ 
クロドーロ ローディー カーキ
82,800円(MEN’S JACK)

 ジャケットの胸ポケットにスマホや定期。ついついやってしまいがちだが、実は胸ポケットはチーフを挿すためにつくられたモノ。結婚式や畏まったパーティだけのアイテムと思われがちだが、昨今では誰でも手軽に使えるがゆえに“ノータイにポケチ”とカジュアルスタイルをちょっとだけパリッと魅せるためのアクセントとして用いられることも多い。まだまだ、暑さの続く時期なのでネクタイ代わりにポケチを挿して、コーディネートを引き締めよう。
 そこで選びたいのは、イタリアの名門かつチーフの代名詞的なブランドともいえるエトロ。同ブランドの象徴でもあるペイズリー柄と大胆な色彩は、胸からチラリとのぞかせるだけでも、しっかりと存在感を発揮し、どこかお茶目な雰囲気とお洒落感をプラスしてくれる。しかも、シルク素材のこちらは昼も夜も使ってOK(リネン素材は昼間のみが大人のマナー)なので、夜のちょっとしたパーティーなんかにも活躍する。またエトロには、新しい折り方を考案するポケットチーフマスターがいるので、しっかりと情報キャッチし、周囲とはちょっと違った折り方にアレンジしてみるのも粋。
 使うアイテムに限りのある男性にとって、胸からチラリとのぞくだけで、いつも着ているジャケットが別物にさえみえてくるポケットチーフは、魔法のアクセ。この秋はポケチデビューをしてみるのはいかが?

エトロ
ポケットチーフ(シルク)
9,000円
(モダンブルー楽天市場店)

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