GOODA
vol32 INDEX

忙しい日々をおくる大人の男なら、ほっとひと息つける“自分の城”にはこだわりたいもの。デザイン性の高いアイテムや、品質にこだわった本物志向の極上ファニチャーをご紹介。

自宅アートで
いつもの空間が一変!?

 絵画や立体アートは、インテリアとして部屋の片隅に置くだけで空間がぐっとお洒落にみえてくる。ただし、購入したものをとりあえず飾るのではなく、作品自体を空間の主役にする、と考えてみると、部屋作りがもっとおもしろくなる。秋深まるこの季節に本格的にアートに触れてみるのも一興。

こんなところに
アート!? が肝心

 インテリアのコーディネートをする際、視線が集中する場所「フォーカルポイント」を作ることで、空間全体をセンスアップさせる方法がある。これを最も簡単に実現できるのがアート作品を飾ること。普段生活していて、アートに触れる人は少ない、だからこそ視線が集まりやすいのだ。また、絵画などはとりあえず壁にかけるのではなく、本棚の前に床置きにして立てかけ、見せたくない棚を隠すことだってできる一石二鳥のアート。絵画は壁に、置物は棚の上に、という固定観念を捨てて、なんでこんなところに? という意外性を狙いながら飾ることで、フォーカルポイントとしての役割が高まるのだ。
では、どのようなアート作品を選ぶのが良いか? 先日、バスキアの絵画を62億円で落札した日本人がいるというニュースもあったが、そこまで飛びぬけた絵画は難しいとしても、世にふたつとないアート作品を手に入れれば愛着も高まるだろう。そんな時は、まだ名前が売れていない新進気鋭アーティストの作品を探してみるのがオススメ。興味をもって探すことで、作家との思いがけない出会いも楽しめ、人生を大きく変える出来事につながるかもしれない。たった一枚の絵でも、その背景にはさまざまなストーリーがある。それが自分の見聞を広げることにもなり、飾った部屋もさらに愛着がわいてくるだろう。ぜひ、フォーカルポイントを意識しながら、心が落ち着く魅力的な部屋作りを楽しんでほしい。