ONとOFFを使い分ける、スマートな男のためのファッションをセレクト。最新のトレンドから欠かせないベーシックアイテムまで幅広く紹介しよう。
プレゼンや大切な商談の際、もしくは大好きなあの子と会うためなど、さまざまな勝負の場面で、着用する服を「勝負服」と呼ぶことは多い。自分を高揚させるために、もしくは誰かに認めてもらうために、など着る理由はさまざま。でも、単に自分のお気に入りを着るだけでなく、より効果の高まる選び方を知れば、もっと服選びも楽しくなるはず。間もなくやってくるクリスマスなどの“勝負”に備え、勝負服についてあらためて考えてみよう。
もともと「勝負服」という言葉は競馬に由来していることをご存じだろうか。18世紀頃のヨーロッパの貴族が競馬を楽しむ時に、自分の馬を分かりやすくするため騎手に目立つ服を着せるようになった。それがレースに着る服=勝負服となったそう。このように周囲に自分をアピールするために用いられたのが起源だが、今ではどちらかと言えば自分を鼓舞するために着用されることが多いが、もちろん、そこにも「どのように相手に見てもらいたいか?」という思いはあるだろう。その思いをより効果的にするためには、色の心理的な効果をきちんと知って、適切な勝負服選びを心掛けよう。
まずは、オシャレの基本色「ネイビー」。こちらは相手に知的で好印象を与えると言われているので、初めて会う相手の時は特にセレクトしたい。お洒落な人が多用するのも実はそんな心理的なアプローチを知っているのかも知れない。また、最近のノームコアブームで着用している人も多い「白」。こちらは、なんといっても清潔感、そして真面目な印象も与えるので、ビジネスシーンはやっぱり白シャツでの勝負がいいのかも。また、勝負と聞いて浮かぶのが、情熱の「赤」。これは高揚、興奮の心理的効果が確認されていることもあり、恋愛に効く(!?)のだそう。さすがに赤のジャケットは着れなくとも、挿し色としては上手に使えばお洒落なイメージも高まるので一石二鳥! このように色によって相手に与える印象も意識しながら服を選べば、勝負の結果も変わってくること間違いなし、かも!?