清潔感漂う身だしなみには、日々のケアが欠かせない。シャンプーからリラックスグッズまで男の嗜みともいえるケア用品を紹介。

1948年に発売が開始された、アメリカのブロナー博士（Dr. ブロナー）が開発したマジックソープ。100％天然素材で作られており、有機栽培されたオリーブ油、ヤシ油で作ったベースに、美肌成分ヘンプ油とホホバ油を絶妙なバランスでブレンドした液体石鹸だ。最大の魅力は1本で洗顔、シャンプー、ボディ洗浄からシェービング、歯磨きまで、全身に使えるという汎用性の高さ。これだけ万能ながらも、いまいち知られていない、魔法のような石鹸の魅力を今回はご紹介しよう。

マジックソープのルーツは、中世にまでさかのぼる。その昔、スペインカスチール地方の旧カステリア王国で王族が愛用していたカスチール石鹸と呼ばれる天然の植物オイルをもとにした貴重な石鹸があり、これを再現したものがマジックソープだ。オーガニックの天然素材100％のオイルが原料のため、赤ちゃんや敏感肌の人も使えて、人体への安全性も高いうえに、肌に潤いを残しながら汚れをしっかり落とし、普通の石鹸以上の泡立ちもあるというから驚きだ。まさに、マジックソープ＝魔法の石鹸。さらに、食器洗いや洗濯にも使え、アロマ配合なのでルームフレグランスとしても使用できてしまう。アロマオイルのタイプによって11種類の香りがあり、ベビーマイルド（無香料）のほか、ペパーミント、ラベンダー、サンダルウッド＆ジャスミン、チェリーブロッサム、ローズ、シトラスオレンジ、ティートゥリー、グリーンティー、アーモンド、ユーカリと多彩で、いずれも、加齢臭の防止や保湿、殺菌などにも効き目があるのとか。家族みんなで使える嬉しい効果が凝縮されており、化学汚染を起こすことも無く、自然環境にも優しいため、世界中の登山家やキャンパーにも支持され、野外活動などでもマジックソープが多く使われているそうだ。この万能すぎるマジックソープを体験すれば、すぐに生活必需品のひとつになってしまうかも。