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vol.29 INDEX
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 季節を問わずお洒落にぬかりのないイタリア男たちは、夏でもジャケットを脱がず、SEXYに着こなしている。なぜ彼らは脱がないのかというと、ヨーロッパでは古くはシャツ=下着という解釈であったため、ジャケットは夏でもマストアイテムなのだ。
 そんなイタリア男の要望に応えたのが『TAGLIATORE(タリアトーレ) 』の2つボタンジャケット。素材はリネンとコットンをミックスしたホップサックツイードなので、夏でも爽やかな着心地を実現。かつ、目が詰まった仕上がりでしっかりした生地感になっているため、手抜きに見えないのが嬉しいところ。また、イタリア語で「裁断士」を意味するTAGLIATOREは、その名の通りカッティング技術が高く、両脇からウエストを絞った立体的なシルエットが持ち味だ。このジャケットであれば、軽やかに着こなし、SEXYな細マッチョボディを完成させることができるのだ。
 この夏はイタリア男のように色気ある着こなしを目指して、こちらの美シルエットなジャケットにトライしてみては?

左:ラペルホールにはアイコンであるシルクハット型のラペルピンが。 右:パンツのポケットに手を入れた時の姿が美しい、サイドベンツ仕様。

TAGLIATORE
タリアトーレ
2つボタンジャケット ネイビー
54,000 円
(モダンブルー楽天市場店)

 常に大人っぽい風貌の男性がミニカーを好きだったり、無邪気な少年のように笑う男が、突如真剣な顔を見せたり、そんな時折みせる“ギャップ”は男の魅力を演出する重要な武器。このニューバランスのCRT300Vは、まさにそんな意外性をもった一足だ。
 まず「これニューバランスなんだ!」と驚いた読者も多いはず。それもそのはず、ニューバランスの象徴といえる、あの「N」マークが見当たらない。ところが、よ〜く見てみればしっかりと靴の両サイドにパンチングで施されている。自分の最大の特徴をあえて控えめにするという憎い演出は、まさにジェントルマン。しかも、スウェードという素材が、より上品な印象を醸しているので、同ブランドらしいカジュアルさとは別の意外な魅力を発揮している。
 このスウェードがまた一興。ついつい冬モノを彷彿とさせる素材だが、冬以外で使っても素材感の違いが、逆にスタイリッシュなアクセントとして効果的なのだ。カジュアルになりがちな初夏の薄着スタイルでも、しっかりと足元に品格をプラスしてくれる。
 そんなスタイル全体を引き締めてくれる効果も得られるスニーカーなら、もちろんオフィスカジュアルにだって履き回しOK。ビシッとしたスタイルにあわせれば、今度はスウェードの素材感が“ハズシ”のアイテムに様変わりし、足元をちょいカジュアルに演出。時に品よく、時にカジュアルにと、スタイルにあわせて活躍してくれる、“ギャップ”上手なスニーカーで、春の街を軽快に闊歩しよう。

左:ニューバランスのアイコンNマークはパンチングでさりげなく。 右:超軽量ソール「REVLITE」を採用し、より軽快に。

ニューバランス
CRT300V
13,500円
(BOSTON CLUB楽天市場店)

 夏の装いは少ないアイテムで、どれだけ存在感を発揮できるかが勝負。奇をてらい過ぎず、さりげないお洒落感を上手に演出できるモノを手に入れたい。そこでおすすめが、モンクレーの新作ポロシャツ。
 モンクレールといえば、ダウンジャケットが大定番。冬に街にでれば、たくさんの着用者を目にするほどのダウンのトップブランドだ。しかし、今やダウンで差別化することが困難とも言える人気ぷり。「でもやっぱり、モンクレール欲しい!」と願う人には、夏のモンクレールがオススメ。
 鹿の子素材を使い、風通しがよく肌触りが快適で気持ちいいという品質はもちろん、ダウンと同じように、左腕にしっかりとブランドロゴが配されている。ベーシックなポロシャツだからこそ、このブランドアイコンが効いてくる。胸のロゴはさりげなく同色で配されているので、左腕をいかにうまく魅せるかがポイント。さりげなく、相手の右側に立てば、「あら、モンクレールにポロシャツがあるの!?」と嫌味にならずに相手にも気づいてもらえるだろう。心理学的には、右側に立たれた相手には、頼りがいを感じてしまうという説も。このポロシャツを上手く着まわして、お洒落で頼りがいのある男としてアピールできるかが、まさに腕の見せ所!?

左:さりげなく裾にあしらわれたストライプが、オシャレ感をプラス。 右:背中でもこだわりを醸せる、襟元のトリコロールタグ。

モンクレール
ガムブルー グレー半袖ポロシャツ
35,638円
(セレクトショップ showcase 芦屋)

 もはや定番とも言えるミリタリーテイストは、年間通じてうまく着こなしたいもの。そこで選びたいのが、フードなしかつ、開襟の「M-43」。ミリタリー顔のアイテムながら、開襟した襟はラペルのようにも見えるので、シャツとの相性も抜群でテーラードジャケットのようなニュアンスでも着られるのだ。ネクタイを合わせてもサマになるので、無骨なミリタリーウェアとは一線を画す、紳士的なミリタリーアイテムとして活躍してくれる。しかも、世界的なモテオヤジたちがいるイタリアで、そのセンスを培われた、ミリタリーに強く、シックなブランド「アスペジ」のアイテムならば、さらにワンランク上の存在感を醸してくれるだろう。
 ミリタリーらしいマチの大きめのポケットは、財布やスマホなどを入れてもシルエットが崩れる心配もなく、“ポッコリ”ポケットも防止できる。さらに、ウエストの絞りを使えば、シャープでセクシーな雰囲気もプラスされるなど、実用性の高いディテールも選びのポイント。清涼感のあるグレージュを選べば、上品な印象がよりアップするので、どんなインナーでも羽織るだけ様になる。オンとオフはもちろん、秋冬も使える息の長さを考えれば、ヘビロテ対応のユーティリティープレイヤーなのだ。

左:内側の絞りを使えば、ウエストがシャープでセクシーに。 右:フラップポケットは、しっかりとボタン留めを採用。

アスペジ
M43
63,270円
(PRESTON)

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