温かみのある素材をセレクト
アースカラーで演出する
真冬のリラックスStyle
重ね着が多い冬の着こなしはアースカラーでまとめたい。程よいリラックス感が演出でき大人の休日スタイルに最適だ。マットで温かみのある素材感をセレクトしよう。
Photos:TATSUYA YAMANAKA(Q+A)
Styling:YUKIHIRO YOSHIDA
Hair&Make:TOMITA SATO
カーキM65ジャケット4万円/ディーゼル(ディーゼル ジャパンTEL:0120-55-1978)、ブルーニット2万8,000円、デニムシャツ2万4,000円/ともに、ボス(ヒューゴ ボス ジャパンTEL:03-5774-7670)、スウェットパンツ3万円/マウロ グリフォーニ(コロネットTEL:03-5216-6521)、時計85万5,000円/IWC(IWC TEL:0120-05-1868)
ボルドーブルゾン24万5,000円、ボーダーニット3万円、ホワイトデニム2万7,000円/すべて、ボス(ヒューゴ ボス ジャパンTEL:03-5774-7670)
ベージュトレンチコート9万2,000円/ヘルノ(ヘルノ プレスルームTEL:03-6427-3424)、ホワイトシャツ2万7,000円/ディーゼル(ディーゼル ジャパンTEL:0120-55-1978)、デニム3万9,000円/ヤコブ コーエン(ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店TEL:03-3405-0852)
カーキ×ベージュジャケット5万9,000円、カーキTシャツ1万5,000円/ともに、マウロ グリフォーニ(コロネットTEL:03-5216-6521)、デニム3万9,000円/ヤコブ コーエン(ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店TEL:03-3405-0852)、時計211万5000円/IWC(IWC TEL:0120-05-1868)
ブラウンサファリジャケット28万円、カーキTシャツ4万8,000円、ベージュパンツ11万円、ストール6万5,000円/すべてミッソーニ(ミッソーニ 表参道店TEL:03-5468-5678)、時計211万5000円/IWC(IWC TEL:0120-05-1868)、靴スタイリスト私物
腕時計は“忙しさ”を実感するための
大切なバロメーターなんです
力強い眼差しが印象的な俳優の小澤征悦さん。近年は主演作も増え、映画やテレビドラマで独特の存在感を放っている。そんな小澤さんだが、ファッションには独自のこだわりを持つ。
「基本的にファッションには疎いのですが、気に入ったものを見つけると、まとめ買いしがちです。先日もジェームス・パースのTシャツを何枚も一気に購入しました。着心地が良いし、長く着れるじゃないですか。ジーンズはディーゼルをよく履いています。愛用していたジーンズに穴が空いてしまって、ディーゼルのショップに持って行ってみたら、修理できますよと言うので、直してもらったんです。ファッション性よりも実用性で着る物は選ぶ傾向にありますね」
また、腕時計も好きでシンプルなモデルに惹かれるという。
「クロノグラフみたいに、いくつも針が付いているモデルは苦手なんです。時間を知りたいときに、どれを見たらいいのか一瞬わからなくなるんですよ(笑)。文字盤もローマ数字じゃないほうがいいです。だからパネライとかサイズも大きくて、見やすい腕時計が好きですね。アップルウォッチもおしゃれな赤いベルトが発売されたので、気になってます」
また、自動巻き時計が止まると仕事が充実している、と感じるのだとか。
「家を出るときに自動巻き腕時計をして現場に行くと、衣装に着替えるために、一度外します。そのまま撮影を続けて、終わったら腕に巻きますが、家に帰るとまた外す。だから撮影時間が長ければ長いほど、巻かれる時間が少なくなって、気がつくと針が止まっているんです。それを見ると、俺はいま仕事を頑張っているなと実感します」
小澤さんにとって腕時計は、時間以外のことも計る重要なツールになっている。
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ベージュシングルライダース7万2,000円、オレンジニット1万7,000円/ともに、ボス オレンジ(ヒューゴ ボス ジャパンTEL:03-5774-7670)、デニム4万円/ディーゼル(ディーゼル ジャパンTEL:0120-55-1978)、時計211万5000円/IWC(IWC TEL:0120-05-1868)
世界は想像以上に狭い。だから、
チャレンジしないともったいない
そんな小澤さんが生まれたのは、サンフランシスコ。ボストン大学在学時に演劇を学ぶなど、英語が堪能なことでも知られている。1月8日から全米公開されているハリウッド映画『The Forest』では、見事オーディションを突破し、全編セリフが英語の役を掴み取った。
「インターネットを使えば、世界中の情報が簡単に手に入る時代です。海外にもすぐ行けるし、世界は狭くなっています。俳優にとってもそれは同じで、世界に出るチャンスは転がっています。可能性があるならチャレンジしたいと、数年前から海外映画のオーデョションを受けたり、仕事の合間を見つけて、ハリウッドにコネクション作りに出かけていました」
しかし日本で数々の出演作を持ち、語学力もある小澤さんでも、オーディションの壁は厚かったという。
「正直、今回も受かった理由はわかりません。役者のオーディションは、あらかじめ台本が配られ、後日、監督やカメラの前で芝居をします。もちろん本気で演じるわけですから、落ちるとショックですよ。何がダメだったの?と聞きたくもなります。でも単純に自分がその役に合ってなかったから、落とされたのかもしれません。良い悪いじゃなく、顔立ちがイメージと違っただけ。最近はそんな風に考えられるようになり、落ちても失うものはないという心境でオーディションに臨めるようになりました。その開き直りが良かったのかもしれません」
チャンスは誰にでも巡ってくる。要はそのチャンスを本気で掴む準備ができているかの問題なのかもしれない。
「今回、合格し、ハリウッドの撮影現場を経験したことは自信につながります。言葉の違いはありましたが、いままで日本でやってきた演技が通用するし、まったく別世界の話ではなく、あくまで世界は日本の延長線上にあると実感できました。ものすごく大変ですが、やればできるという一歩につながりましたね」
PROFILE
小澤征悦(おざわ ゆきよし)
1974年6月6日生まれ。カリフォルニア州サンフランシスコ出身。ボストン大学で演劇を学び、1998年にNHK大河ドラマ『徳川慶喜』でドラマデビュー。その後、映画『豚の報い』で映画初主演を果たす。2014年には『TEAM〜警視庁特別犯罪捜査本部』で主役の佐久晋吾を演じた。今年は1月8日全米公開『The Forest』に出演し、5月と6月には瀬々敬久監督作『64-ロクヨン-』前編および後編に出演する。
日本で行方不明になった双子の姉妹を捜すために、自殺の名所として知られる青木ヶ原に踏み込んだアメリカ人女性サラは、悪霊に襲われる。小澤征悦さんは森をガイドする男(ミチ)役で出演。原案は映画『ダークナイト』などの脚本を担当したデヴィッド・S・ゴイヤー。日本公開未定。
キャスト:ナタリー・ドーマー、テイラー・キニー、オーエン・マッケン、小澤征悦 脚本:ニック・アントスカ、サラ・コーンウェル、ベン・ケタイ 監督:ジェイソン・ザダ
http://theforestisreal.com/
日本トルコ友好125周年に際し、両国の国家的支援を得て制作された本作は、1890年の「エルトゥールル号海難事故」と1985年の「テヘラン邦人救出劇」という史実を基にした二つの物語で構成されている。9000㎞離れた両国の人々のあいだに友情と絆が育まれたのは、国籍を越え、人が人を想う気持ちがお互いの中にあったからだった。
キャスト:内野聖陽、ケナン・エジェ、忽那汐里、アリジャン・ユジェソイ、夏川結衣、永島敏行、竹中直人、笹野高史、小澤征悦 脚本:小松江里子 企画・監督:田中光敏 配給:東映