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![【初心者向け】戦車プラモの1日モデリングに挑戦!](/article/0041/images/main.jpg)
暮らし・住まい
【初心者向け】戦車プラモの1日モデリングに挑戦!
2021.04.20
第一弾で初心者にオススメのキットから、最低限揃えておきたい道具までをご紹介した、本“ミリタリースケールモデル(戦車プラモ)”連載。前回は初心者にも優しい1/48スケールから初めてみたが、今回は1/35と共に昔から種類が多い1/72スケールにチャレンジしてみよう。
日本の家屋事情、世の中のお父さんの立場を鑑みると、これくらいのサイズが一番ディスプレイしやすく(怒られず)、たくさん集めるのに丁度良いサイズかもしれない。
▶第一弾:初心者向けキット・道具編をチェック!
Edit&Text/Takunari Goshima
1/72スケールで、1日モデリングに挑戦
![ミリタリースケール実践編](/article/0041/images/img01_01_1617808321.jpg)
今回は、1日でモデリングを完結させるために、前回のコラムで紹介した1/48スケールよりも、さらにコンパクトな1/72スケールのAMMO社の北ベトナム軍 中戦車「T-54B」中期型をチョイス。
この戦車は、旧ソビエトが開発した戦車で、1958年~70年代まで約10万輌が作られ、世界で最も生産台数が多い戦車として知られている。写真のキットは、ベトナム戦争の最後に、サイゴンに突入したタイプを再現しており、現在もサイゴン(現ベトナム・ホーチミン市)に現車が飾られているのだそう。うんちくはこれくらいにして、さっそくモデリングをスタート!
1.まずは説明書をよく読む
![ミリタリースケールの説明書](/article/0041/images/img02_01_1617808140.jpg)
組立説明書は順番どおり解説されているが、先に完成までの順番をシュミレーションしておくことが大切。最初に、スタートからフィニッシュまでの道筋を確認してから作業を始めると、途中間違えないで組み立てられる。実車の解説もされているので、読んでいると製作の気分も上がる。
2.部品の切り出し
![部品の切り出し](/article/0041/images/img03_01_1617808140.jpg)
部品の切り出しは、組立説明書どおりに進める。ニッパーは写真のようにパーツ側に平らな面を持っていくのが正しい使い方。キレイにカットしておけば、あとから切り残しをカッターナイフやヤスリで修正しなくて済む。
この作業時間と手間の短縮のために、なるべく良質なニッパーを使うのがコツだ。また、切り出したパーツはキレイに並べて配置しておくと次の作業がスムーズに。
3.組み立て
![説明書どおりに組み立てる](/article/0041/images/img04_01_1617808140.jpg)
切り出しが終わったら次は組み立て作業に移る。ココは説明書の手順に従って、焦らずじっくり丁寧に。
組立説明書では、途中でボディの上下を接着するよう指示しているが、今回は例外的に、塗装のことを考えて上下を合わせるだけで接着なしに。慣れてくると、こういった先回りができるようになり、このちょっとした工夫が完成時のクオリティに影響を与える。
4.塗装
![ミリタリースケールをスプレー缶で塗装](/article/0041/images/img05_01_1617808140.jpg)
まずは、戦車のボディ全体を艶消しの黒いスプレーで塗装。最初に黒を塗装するのは、塗り残しても目立たないようにするため。スプレー塗装だけは屋外で作業しよう。
![ミリタリースケールの塗装](/article/0041/images/img06_01_1617808140.jpg)
スプレー塗装が乾いたら、説明書の指示どおりに筆を使用して、グリーンの塗料を丁寧に塗っていく。
5.デカールを貼る
![](/article/0041/images/img07_01_1617808140.jpg)
水転写式のデカール(シール)を必要な分だけ切り出し、準備する。水転写デカールについても説明書をよく読んで、指示どおりに作業すること。デカールを貼り終わったらついに完成!
6.ディスプレイする
![](/article/0041/images/img08_01_1617808140.jpg)
完成後は、好きな場所に、好きなように飾って愛でる。今回は、ベトナム戦争時に活躍した戦車ということで、完成後はベトナムビール「バーバー」とディスプレイ。
戦車の下に敷いている布地は、同じAMMO社から発売されている戦車のマークがデザインされたTシャツ。最近では、模型メーカーからもこんなTシャツが発売されていて、ファンの間で人気となっている。愛用しているミリタリーウェアなどをディスプレイに活かすのもアリかもしれない。
とにもかくにも、お気に入りのディスプレイが決まったらスマホで撮影をして、InstagramなどのSNSに投稿しシェアするのも楽しい。
まだまだ語りきれない“ミリタリースケールモデル”の魅力。次回は、その道のスペシャリストが製作したディオラマ作品を鑑賞しながら、ミリタリースケールモデルの魅力をさらに深掘りする予定!
▶第一弾:【戦車プラモ】初心者向けキット・道具
▶第三弾:【戦車プラモ】モデラーたちの作品集