今さら混雑した通勤電車に乗りたくないという人もいるのでは？ そこで選択肢になるのが、自転車通勤だ。とくにeバイクの登場によって、体力が削られる心配がなくなり、現実味を帯びている。ただ、服装規定がゆるいクリエイティブ系の職種ならいざ知らず、スーツで自転車に乗るのはなかなか辛いというのが最大のネック。そんななか、自転車乗り向けのフォーマルウェアや革靴なども進化しているのだ。eバイクと合わせたいオススメの通勤自転車コーデをご紹介しよう。
電動アシストなしの自転車で通勤する場合には、着替えを持参したくなる。汗をかいたままのスーツでは働きたくないだろう。負荷の軽いｅバイクなら、スーツでの通勤も可能だろう。また、最近はストレッチ素材で、速乾性も兼ね備えた生地を使ったセットアップも増えている。ラルディーニのストレッチウールを使ったパッカブルスーツもそのひとつ。ジャケットはスタイルを保つために使用される副資材を極力排除しており、軽量でコンパクトに畳める特徴を持つ。撥水性や通気性にも優れているため、ｅバイクの定番ウェアとして視野に入る。また、革靴はマドラスとミズノのコラボアイテム。インソールなどにスポーツウエアーにも使われる吸湿速乾＆消臭抗菌性に優れた素材を採用。ソールはラバーで滑りにくい。なお、バッグパックはトウミのALPHA BRAVO「リザーヴ」。
スーツ148,500円／ラルディーニ（トヨダトレーディング プレスルームTEL:03-5350-5567）、シャツ29,700円／トライアーノ（エンメTEL:03-6427-2261）、ヘルメット24,200円／ラファ×ポック、グローブ13,000円／ラファ（ラファ ジャパン カスタマーサービスTEL:03-6434-9447）、バッグ82,000円／トゥミ（トゥミ・カスタマーセンターTEL:0120-006-267）、サングラス43,010円／オークリー（ルックスオティカジャパンTEL:0120-009-146）、靴25,300円／マドラスウォークミズノセレクト（マドラスTEL:0120-30-4192）、タイとチーフ（スタイリスト私物）
ラファのコミューター ライトウェイト ジャケットは小さく折り畳んで収納できるため、天候の急変に備えて、常にバックに忍ばせておきたいアイテムだ。高い通気性と、被視認性に優れたカラーリングはまさに通勤向き。通気性の高い素材を肩周りに使用することで、バックパックを背負っているときにも熱がこもらない工夫が施されている。
ブルゾン13,000円／ラファ（ラファ ジャパン カスタマーサービスTEL:03-6434-9447）
eバイクでの通勤でもバッグは出社後の行動を考えて、フォーマルさを排除できない。両手が自由になるモデルでありながら、スーツと合わせやすいカラーリングやフォルムであるべきだ。そのためバッグパックが候補にあがる。さらに今回はイギリスで古くから学生カバンとして親しまれているサッチェルバッグも提案しよう。
MOBILE SMART LINER 55,000円／ブリーフィング（ブリーフィング 表参道ヒルズ店TEL:03-6459-2448）
業務中は手持ちのブリーフスタイル、ライド中は肩にかけるワンショルダーと2Wayの使い方ができるビジネスバッグ。ブリーフィングで使用されているマテリアルの中でも一番、強度や耐久性、耐摩耗性に優れた「バリスティックナイロン」を採用しているため、通勤バックとして優秀だ。
URBAN EXPLORER 16 バックパック32,780円／ギアード バイ ベルーフ バゲージ（イチイチキュウナナストアTEL:03-6276-6613）
日本最大の鞄産地である兵庫県豊岡市の生産地ブランド「豊岡鞄®」とのコラボアイテム。ミニマルな見た目でスーツに合わせやすい。背負った状態のままアクセスできる2つのサイドファスナーポケット、13インチまでのノートPCのほかケーブルやペンなどを収納しやすい内蔵パネルなど、ビジネスユーザーのことを考えデザインされた機能性が売りだ。また、本体素材「DURON™」とYKK製「止水ファスナー」を採用することで、優れた軽量性・耐久性・耐水性を獲得している。
サッチェルバッグ（13インチ）73,700円／グレンロイヤル（ブリティッシュメイド銀座店TEL:03-6263-9955）
スコットランドの職人がハンドメイドで制作しているグレンロイヤルのサッチェルバッグ。クラシックな佇まいで、使うこちらの品格まで上がる気がする。マグネット式のボタンを採用していて、片手でも開閉しやすく、ストレスフリーな設計。ショルダーストラップは、5段階で長さを調整でき、身長に合わせて使いやすいポジションに配置が可能。使用されているブライドルレザーは馬具として開発されたもので、耐久性に定評がある。
eバイクでの移動を考慮してスニーカーを選択する手もあるが、カジュアルダウンしすぎると、印象が悪くなるケースがあるというのが、ビジネスマンのつらいところ。ただ、可動性や通気性に知見を持つ、スポーツブランドとのコラボアイテムや、雨の日のスリップ対策をソールに施したレザーシューズも増えている。こうしたアイテムをセレクトすれば、セットアップでのeバイク通勤もかなり快適になるはずだ。
限定ダブルモンクストラップシューズ44,000円／アシックス ランウォーク（バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンターTEL:0120-137-007）
スポーツシューズで培った技術を活用して革新的なドレスシューズを開発しようというコレクション「ASICS RUNWALK（アシックス ランウォーク）」の一足。アッパーに撥水レザーを使用し、肌と接する靴のアッパーの裏側にはGORE-TEXを採用している。またクッション性に優れたアシックスのソールシステム「GEL」も搭載しており、軽量で快適な着用感はペダルを漕いでいても失われない。
グランドアンビション ポストマンオックスフォード mens39,600円／コール ハーン（コール ハーン ジャパンTEL:0120-56-0979）
コール ハーンらしい丁寧な仕事ぶりが光る一足。アッパーには足馴染みの良さと高級感が特徴的な牛革を使用しているため、快適なフィット感が味わえる。まさに日常使いに最適なレザーシューズだ。さらに透湿性にも優れているため、足の蒸れも気にならない。アウトソールに圧倒的に軽いEVAを採用。長時間の使用による疲れを軽減してくれる。
SK LOAFER 22,000円／ムーンスター（ムーンスター カスタマーセンターTEL:0800-800-1792）
ムーンスターのロングセラー商品を現代のライフスタイルに合わせて国産で再構築するという「SKOOLER」シリーズのひとつ。こちらのモデルは、学生や官公需向けの革靴をデイリーユースにアップデート。「VESTEC」と呼ばれる軽量性やクッション性に優れたソールを採用することで、日常使いを想定したデザインになっている。
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