Photos : TATSUYA YAMANAKA(stanford)
Styling : stylist MASAYA(PLY)
Hair&Make : MISU(SANJU)
Text : SHINSUKE UMENAKA(verb)
2025.7.15
抜けるような青い空と、入道雲。そして、ギラギラ照りつける太陽。そんなコントラストが強い最近の日本の夏には、自己主張が激しいファッションのほうが釣り合うこともある。しかし、ただ派手なだけでは品がない。大切なのは、アクの強い柄物や鮮やかな色使いを取り入れながらも、どこか洗練された余裕を感じさせること。そんな絶妙なバランス感覚で組み立てた夏のコーデを、俳優・眞栄田郷敦が纏う。

今季のKENZOがイメージするのは、未来の高速列車旅。1998年の秋冬シーズンに披露した「トレイン・ショー」に触発されたというコレクションでは、プレッピースタイルをベースに、列車の旅を想起させるような作品が多くみられた。旅先で目立てる華やかさと機能性が両立したブルゾンを軸にしたコーデは、これからの旅路にうってつけだ。
ブルゾン257,400円、シャツ71,500円(参考価格)、パンツ108,900円/以上すべて、KENZO(KENZO Paris Japan TEL: 03-5410-7153)、シューズ33,000円/CAMPER(CAMPER TEL:03-5412-1844)



MCMは1976年にドイツで生まれたラグジュアリーブランドで、近年は若者を中心に人気が高まっている。パームツリーのモノグラムがプリントされたこのシャツは、まさに夏のバカンス向き。少しオーバーサイズで漂うラフさも心地いい。スラックスにサンダルを合わせても良いし、ショーツでより夏仕様にしても。
シャツ91,300円、パンツ126,500円、バンダナ31,900円、サンダル49,500円/以上すべて、MCM(MCM GINZA HAUS 1 TEL: 03-4520-7030)

アウターはシワ加工ナイロンを使用して、ロゴ刺繍入りダイヤモンド型パッチポケットをあしらったユニセックスコート。インナーにも同系色のオーバーサイズシャツを合わせることで、振り切ったコーデに。下世話にならない品の良さがしっかりキープされているのがうれしい。
コート189,200円、シャツ91,300円、パンツ75,900円/以上すべて、MCM(MCM GINZA HAUS 1 TEL: 03-4520-7030)、シューズ33,000円/CAMPER(CAMPER TEL:03-5412-1844)