気がつけば、コスパや機能性など、ファッションをデザイン以外の要素で選ぶことが増えてきた。かつては、カッコイイ、イケてるが判断基準だったというのに。でも、見た目が9割などというように、デザインは最も強烈な個性なのだ。人とは違うことに誇りを持ち、自分らしさを磨いていくことは、いつの時代も必要不可欠。瀬戸康史がそんなデザインに優れたブランドを着る。

とかく保守的になりがちなセットアップ。その点、ファッションデザイナー・橋本唯が展開するエトセンスのそれは、大胆な切り替えや中性的なシルエットが新鮮。奇をてらうのではなく、クラシカルなスタイルやディテールへのこだわりをベースにしながら、変化を加えている。その匙加減が絶妙でクリエイティビティが刺激される。

ジャケット79,200円、シャツ59,400円、パンツ49,500円／以上すべて、エトセンス（エトセンス オブ ホワイトソースTEL:03-6809-0470）、シューズ50,600円／リーガル シューアンドカンパニー（リーガル シューアンドカンパニーTEL:03-5459-3135）

立体感と、しっかりとした強度のある多重織りオリジナルジャガード生地を使用した、サスクワァッチファブリックスのラウンドカラーコート。民族性を感じさせるオリエンタルな刺繍がナチュラルテイストのインテリアとマッチするはず。

コート82,500円、シャツ37,400円、カットソー28,600円、パンツ39,600円／以上すべて、サスクワァッチファブリックス（ドワグラフ https://sasquatchfabrix.com）、イヤカフ29,700円／プリュイ（プリュイ トウキョウTEL:03-6450-5777）、サンダル13,200円／オポジット オブ ブルガリティ（ヘムトPR TEL:03-6721-0882）

ワークやミリタリーといったメンズライクなテイストをベースにしながら、上質な素材と洗練されたフォルムで魅了するシーク・ヤボーティのルック。ヤングアダルトな出立ちは、まだまだ大人と子供を行き来したいGOODA世代のハートに刺さるだろう。

ジャケット97,900円、シャツ35,200円、ショートパンツ41,800円／以上すべて、シーク ヤボーティ（スタジオ ファブワークTEL:03-6438-9575）、シューズ40,700円／アシックスランウォーク（アシックスジャパン お客様相談室TEL:0120-068-806）、メガネ55,000円／Mr.Gentleman EYEWEAR（ジョイ エブリ タイムTEL:03-5937-1965）、その他スタイリスト私物

坂倉弘祐と吉田賢介によるユニセックスファッションブランド「ヤントル」は布を纏うようなシルエット、生地感が特徴的。土着的なカラー、デザインのアイテムも多いが、オリエンタルな家具や椅子とは相性も抜群で、トータルでコーディネイトしやすい。

ブルゾン85,800円、コート99,000円、パンツ38,500円／以上すべて、ヤントル（ヤントル info@yantor.jp）、サンダル15,400円／オポジット オブ ブルガリティ（ヘムトPR TEL:03-6721-0882）、その他スタイリスト私物