ひさしぶりの通勤や外出。
そこで、にわか雨に降られると、
いままで以上に不快な気分になるのでは?
意外と快適すぎたリモートワークの
反動なのかもしれない。
とくにこれからの季節は空模様も変わりやすく
事前の備えが肝心だ。
と言いつつも、機能性を求めるばかり
見た目まで犠牲にはしたくないだろう。
防水、耐摩耗、抗菌、耐衝撃…。
そこで高機能でなおかつ見た目もシャレている
そんな外出を快適にしてくれる高次元アイテムを紹介しよう。
Photos : TATSUYA YAMANAKA(stanford)
Styling : MARIKO KAWADA
Hair&Make : MICHINORI KIKUCHI
Model:YOHHIAKI TAKAHASHI
Text:KOJI SONEHARA
2021.5.17
梅雨のアウターは機能性ばかりを重視しがちだけど、天気に振り回されていては気が滅入る。明るい気分を引き出してくれるとっておきの一着を必要としている人に、国内発のアウトドアブランドandwearから、「e vent dropping rain JK」を紹介しよう。ナイロン生地、PTFEラミネーション、トリコットを重ねた3レイヤー生地で構成されており、ラミネーションには独自開発の防水透湿性素材「e Vent」が採用。他社製ファブリックに比べ透湿性が優れており、湿り気の多い梅雨時期の街でも快適に過ごせそうだ。
夏以外はどの季節も、なにかと使い勝手のいいロングスリーブTシャツが必要だと感じることはないだろうか。そのニーズを叶えるのが、ミリタリーやアウトドアシーンなどで多く採用されているCORDURA®素材を贅沢に使ったもの。シンプルなデザインの定番アイテムこそ、素材で勝負。CORDURA®生地を使ったロングスリーブTシャツはハリがあるので1枚でもどこか説得力があり、クローゼットに何枚かあると安心。洗濯を繰り返してもヨレや伸びが発生しづらく、複数シーズンに渡って愛用することができるコスパも良好な一着である。
脚のラインにフィットするよう設計されたUNDER ARMOURのトレーニングパンツ。4方向へ伸びるストレッチ構造で、アクティブに活動したいときも、気楽なポーズでリラックスしたい時も、脚の動きをサポートしてくれる。細菌の繁殖を抑制する抗菌防臭加工はスポーツメーカーの製品の標準機能と言っても過言ではないが、新しい生活様式に切り替わった今、再び注目を浴びるだろう。飲食店のスツールや交通機関のベンチなど接触面が発生してしまうことは避けられないが、だからこそ安心材料を揃えておくことが重要だ。
ここで紹介するアイテムの共通点は、強靭であること。高い堅牢性とセキュリティーを兼ね備えたアルミニウムケースを代名詞とするZERO HALLIBURTONが提案するのは、高強度のポリカーボネイト製iPhoneケース。伝統的なダブルリブに加え二層構造で耐衝撃性が高く、大切なiPhoneを保護する。ヘビーデューティーなコンセプトではあるが、どんなシーンにもマッチしそうなアイテムだ。ミル・スペックに準拠したラゲッジレーベルのBRIEFINGからは、ペンフォルダ、IDケース、キーホルダーをセレクト。耐久性のある高強度のアメリカ製ナイロンが、タウンユースに巧みに落とし込まれている。
梅雨時期のフットウェアは防水性が重視されるが、今シーズンも様々な選択肢が出揃っている。自然に寄り添うライフスタイルを提案するAIGLEがスニーカートレンドを踏まえた一足を提案。「パリオット スニーカー」は防水透湿性に優れるGORE-TEXを採用し、インソールにはオリジナルのクッションフォームを搭載。見た目も機能もアウトドア感満載だが、敢えてセットアップと合わせることでこなれた印象に。一方ビジネスシューズの大定番であるREGALからは、アウトドアスペックを完全に隠蔽した「ストレートチップシューズ」が登場。一見すると端正なドレスシューズだが、アッパーからソールに至るまでGORE-TEXで包囲されている。
スタイリスト・川田真梨子さん
メンズ誌を中心にスーツからカジュアルスタイル、和装まで幅広いコーディネートを手がける人気スタイリスト。本誌では創刊号から長きに渡って、メインスタイリストとしてリアルなコーディネートを提案し続けている。