健康・美容
デスクワークで腰痛に悩む人へ!腰痛クッションの選び方とおすすめ12選
2023.12.29
デスクワークをする人にとって、腰痛は切実な悩みだろう。腰痛を改善するためには、デスクワーク中の姿勢を整えることが大切だ。オフィスチェアを変えたり、ストレッチを取り入れたいが、なかなか実現が難しいことも。そんな時におすすめしたい、腰痛クッション。正しい姿勢をサポートする腰痛クッションは、デスクワーク環境を手軽に整えられる。今回は、おすすめの腰痛クッションを12選紹介する。アイテム選びの参考になるポイントを解説するなど、腰痛対策に役立つ情報が満載だ。
【デスクワークによる腰痛の原因】
デスクワークによる腰痛の主な原因は、姿勢の崩れ。骨盤が傾いた状態で座っていると、体圧がうまく分散されず、腰に負担が集中する。血流の滞りや筋肉の緊張が引き金となり、腰の不調が生じることが多い。
目の前のことに集中しがちなデスクワークでは、長時間同じ姿勢になりやすい。そこで、腰痛クッションが大切な役割を担ってくれる。
クッションが腰痛に効果的な理由
腰痛を改善するには、正しい姿勢をキープすることが重要だ。そのために設計された腰痛クッションは、通常のクッションとは異なり、腰痛対策に配慮されている。腰にかかる体圧を均等に分散し、腰への負担を軽減する。腰痛の緩和をサポートし、快適な座り心地を手助けしてくれる優れものだ。
無理のない姿勢を保てるため、長時間に及ぶデスクワークに最適。腰痛を防ぎ作業効率を上げたい人や、つらい腰痛を和らげたい人におすすめ。
【腰痛クッションの種類・選び方】
形状や素材などさまざまなタイプが存在する腰痛クッション。それぞれの腰痛クッションのタイプや硬さ、素材に焦点を当てて紹介する。選び方のポイントも必見だ。
▶シーンに合わせてタイプ別で選ぶ
腰痛クッションには、大きく分けて「座布団」と「ランバー」の2種類がある。使用目的や使い勝手を考慮して、自分に合ったタイプを選ぶことがポイントだ。
➀腰への負担感を軽減したい場合は「座布団」タイプ
椅子や床に置いて使用する、座布団タイプの腰痛クッション。体重を受け止めて体圧を分散させるため、腰への負担を軽減する。腰に負担がかかりがちな、長時間のデスクワークにおすすめだ。
座布団タイプのなかには、骨盤を立ち上げて正しい姿勢をサポートするタイプも。座り姿勢が崩れがちな人や、前かがみになりがちな人はチェックしてみよう。
テーブルの低いリモートワーク環境で、床に座って作業する人は、座布団タイプがおすすめ。椅子に設置したい場合は、座面と同程度の大きさが主流だが、床に置いて使う場合は、座面が大きい方が安定感が高く、座りやすい。
②理想の姿勢をサポートする「ランバー」タイプ
ランバータイプの腰痛クッションは、椅子の背もたれに取りつけて使用する。理想的な背骨の形状であるSカーブをキープしやすい特長をもつ。姿勢が崩れやすいデスクワーク中に腰まわりを支えることで、自然と正しい姿勢を維持できる。
腰の負担軽減に役立つだけでなく、正しい姿勢を覚えられるのも嬉しいポイント。慢性的な腰痛持ちの人におすすめしたい。
コンパクトで持ち運べるタイプも多いのも、ランバータイプの魅力。デスクワーク以外にも、車の運転時や長距離移動時にも重宝する。
▶腰への負担を考慮して硬さで選ぶ
腰痛クッションの硬さはさまざまだが、主に「低反発」と「高反発」の2タイプに分かれている。座り心地と腰の負担感に影響を与えるため、自分に合ったものを選ぶことが大切だ。
➀柔らかな座り心地の「低反発」
日々、腰痛のつらさを感じている人は、低反発の腰痛クッションがおすすめ。ソフトな座り心地の低反発クッションは、身体の形状に合わせて沈み込み、柔らかくフィットする。体圧を分散しやすいため、腰痛を和らげられるのもポイント。腰痛からくるお尻の痛みが気になる人にもおすすめしたい。
②サポート力を重視するなら「高反発」
押し返しが強く、沈み込みすぎない特長をもつ高反発の腰痛クッション。ほど良い硬さがあるため、低反発クッションに比べてサポート感が強いものが多い。しっかり腰をサポートしたい人には高反発のアイテムがおすすめ。
デスクワークで崩れがちな姿勢を無理なく補正したい場合にも、高反発の腰痛クッションが向いている。へたりにくく、長く愛用できるのも高反発の魅力だ。
▶腰痛クッションの素材で選ぶ
腰痛クッションの素材は、ウレタンが主流でありつつ、綿やポリエステル、ジェル、ビーズなど多岐に渡る。それぞれの素材によって特長が異なるため、自分にとって好みの使用感の腰痛クッションを選びたい。
➀選択肢が多い「ウレタン」
腰痛クッションの代表的な素材として用いられるウレタン。その素材の多様性からウレタン製のアイテムは選択肢が多く、好みに合わせて探しやすいというポイントがある。
デスクワークによる腰痛で悩む人には高反発ウレタン、腰を優しく労りたい人には低反発ウレタンなど、硬さにバリエーションがある。
比較的へたりにくいため、底づき感が気になりにくいのもウレタン製の腰痛クッションの特長といえるだろう。
②優しい使い心地の「綿」や「ポリエステル」
ソフトな質感を求める場合は、綿やポリエステル素材の腰痛クッションをチェックしよう。いずれもサポート力はそれほど強くないが、体圧を分散して、負担感を減らすのに役立つ。
綿素材のものは、通気性に優れており、蒸れにくく快適な座り心地を実現する。
ポリエステル素材のアイテムは、比較的リーズナブルなものが揃っているため、購入しやすい。柔らかめの質感が特長で姿勢をサポートしてくれるが、一度変形すると元に戻りにくい性質がある。変形したアイテムを使い続けると、さらなる不調につながってしまうことも。劣化を感じたら買い替えを検討しよう。
③「ゲル」や「ビーズ」などの素材もあり
数は多くないが、ゲルやビーズでできた腰痛クッションも販売されている。ゲル素材は、弾力性が高くほど良い反発で体圧を分散し、負担感を軽減する。網目構造のタイプは、通気性に優れているため蒸れにくく、暑い夏場でも快適な座り心地を実現する。
ビーズ製の腰痛クッションは、流動性のあるビーズが自在に調整され、隙間を埋めることにより、優しく姿勢を支えてくれる。身体にピタッとフィットする座り心地が気持ちいい。
▶そのほかのポイントも要チェック
腰痛クッションを選ぶ際は、機能性も確認したい。例えば、メンテナンスのしやすさは重要なポイントとなる。腰痛クッションは毎日のように使うものなので、汚れや臭いが気になることもあるだろう。洗濯機で洗えるカバーがついていたり、丸ごと洗えたりすると便利だ。
コンパクトなタイプや折り畳めるタイプは、持ち運び用として重宝する。自宅やオフィス、車などで同じアイテムを使いたい人にもおすすめだ。
基本的には男女兼用のものが多いが、商品によっては、男性用・女性用と分けて販売されている場合も。間違えないように事前にチェックしておこう。
【腰痛クッションのおすすめ12選】
人気アイテムやさまざまな形状のものをバランス良くセレクトしたおすすめの腰痛クッションを紹介。何を選べばいいか迷っている人にとって、参考になること請け合いだ。
猫背矯正 仙骨クッション 仙津
猫背を整え、理想の姿勢をサポートするクッション。仙骨を立ち上げるための傾斜が施されており、正しい姿勢を保つサポートをしてくれる。骨盤を包み込む3D形状が採用されているのもポイントだ。高反発ウレタンフォームで腰まわりをホールドし、座り姿勢の負担感を軽減する。椅子への設置はもちろん、床置きでも使えるため、在宅ワークにもおすすめ。カバーは取り外しができ洗濯が可能。衛生的に使える点も嬉しい。
エクスジェル ザ・アウルスタンダード
低反発でもない、高反発でもないジェルでつくられた腰痛クッション。ふくろうの形をした独特なデザインが特長。ジェルとウレタンを組み合わせた構造が採用されており、体圧を流動分散することで負担を軽減する。普段の椅子に置くだけで、手軽にデスク環境を整えられる優れものだ。吸水速乾の専用カバー付き。オフィスやインテリアになじみやすいシンプルなデザインと、サラっとした肌触りが魅力的だ。
p!nto
座るだけで、自然と正しい姿勢に整えられるクッション。作業療法士が身体のことを考え抜いて開発。機能面だけでなく快適さも追求されている。足、お尻、骨盤、肋骨を優しく支えるつくりがポイントで、動いても正しい軸に戻れるような姿勢環境を整えられる。公共交通機関の椅子でも使用されている素材が採用されており、へたりにくいのも特長。座面に滑り止めがついているため、背もたれさえあればどんな椅子にもセットできる。12色の豊富なカラーバリエーションがある。
Style Standard
長時間座ることによる腰への負担を軽減するために開発された人気のケアシート。腸骨を左右から支えることで、骨盤を正しい状態でキープする。座面には傾斜が施されているため、身体の重心を前方で保つのにも役に立つ。椅子に置くのはもちろん、床に直接置いて使用することも可能。在宅ワーク時のデスク環境をアップデートするのにもおすすめのアイテムだ。
勝野式座るだけで骨盤キュッとクッション
立体三層構造で、骨盤をサポートする腰痛クッション。高反発ウレタンで骨盤を支え、低反発ウレタンでは体圧を分散させる。一番下の硬質ウレタンは、過度な沈み込みを抑える役割を担う。正しい姿勢へ導くことで、腰への負担を軽減できる。圧迫されがちな座骨に配慮した円座形状なのもポイント。背筋を伸ばすことにより、腰痛をはじめとする猫背や下半身太りなどのさまざまな悩みの解消につなげられる。
MOGU シットジョイ
お尻と腰を優しく包み込む、円座の進化系クッション。2つの穴が空いた独特の形状で身体にフィットし、座り姿勢を楽にする。中材には細かいパウダービーズが採用されており、座り心地の良さが魅力。腰痛ケアはもちろん、リラックスタイムにもおすすめだ。綿素材とストレッチが効いたスパンデックス素材を組み合わせた、こだわりの生地もポイント。自分好みに形を調整しながら使用できる。上下を逆さにすることで、クッションや座椅子、枕などとマルチに活用できるのも嬉しい。
ランバーサポート シートクッション
手に取りやすい価格で販売されている、ランバータイプの腰痛クッション。オフィスや自宅でのテレワーク、運転時の環境を手軽にアップデートできるアイテムだ。腰の曲線にぴったりと沿い、自然と背筋を伸ばすのがポイント。腰痛予防に力を入れたい人や猫背を矯正したい人に向いている。メッシュ素材のカバーがついているため、通気性に優れており、蒸れが気になりにくい。調整ベルトで椅子にがっちり固定して使えるのも魅力のひとつ。
Renervate 背中クッション
人間工学に基づいてデザインされた腰痛クッション。背骨に合わせた3D立体アーチ構造で、背中をサポートしながら体圧を分散する。負担がかかりにくい姿勢に導くので、長時間のデスクワークにおすすめだ。座り心地にもこだわって開発されているため、低反発ウレタン製でありながら、底づき感を感じにくい。カバーは、通気性に優れたメッシュ素材。チャック式で簡単に取り外せるので、洗濯しながら衛生的に使える。
西川 Keeps 骨盤サポートクッション
睡眠科学から生まれたお尻の枕。仙骨ポイントや座骨ポケット、大腿部スリットなどの目印が示されているため、正しい姿勢をキープしやすい。骨盤をホールドする独自の立体構造や、枕の理論を応用した圧力分散形状が採用されており、快適な座り姿勢をサポートする。高反発で高弾力のウレタン素材は、優れた耐久性をもち、へたりにくく長く愛用できる。表面に抗菌加工が施されたカバー付き。腰痛対策におすすめだ。
インド綿 シートクッション
さらりとした、柔らかな肌触りのクッション。吸水・吸湿性に優れたインド綿でつくられているため、オールシーズン快適に使いやすい。厚さは約6cm、中材には柔らかなポリエステル素材が採用されている。椅子に置いてふんわりと身体を支えるのに適したクッションだ。インテリアになじみやすいデザインも魅力。在宅ワークとも相性の良いアイテムだろう。ソフトな座り心地の腰痛クッションを探している人はチェックして欲しい。
ドクターエル ミニクッション
ロングセラーの腰痛クッション。骨盤を支えることで自然と姿勢を整え、腰痛を対策するアイテムだ。腰やお尻が痛くなるのを防ぎたい人に向いている。A4サイズほどのコンパクト設計で、130gと軽量なのがポイント。座布団と背もたれの両用で使えるため、さまざまなシーンで活躍する。デスクワークはもちろん、出張や映画鑑賞、スポーツ観戦などのお供にぴったり。腰痛を気にせずに、目の前のことに集中したい時に重宝する。
テンピュール シートクッション オフィスチェア用
NASAの技術から誕生した、テンピュール®︎素材でつくられている腰痛クッション。一人ひとりの身体に合わせて沈み込み、体圧を分散して負担感を軽減する。オフィスチェアに合うように設計されており、椅子に置くだけで快適な座り心地になるのがポイント。長時間座りっぱなしのデスクワークにぴったりのアイテムだ。カバーは洗濯可能。清潔を保てるため、クッションの衛生面が気になる人も使いやすい。
腰痛クッションで手軽にデスクワークを快適に
椅子やデスクを変えるのは難しいと感じるデスクワーカーにとって、腰痛クッションは、設置するだけで手軽に環境をアップデートできる優れものだ。デスクワークで腰痛に悩む人は、スマートな対策として、腰痛クッションを賢く取り入れてはどうだろうか。早めの対策が肝心だ。