【サバゲ連載 Vol.1】大人のごっこ遊び「サバイバルゲーム」とは?|メンズライフスタイルWEBマガジン|GOODA【グーダ】
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    【サバゲ連載 Vol.1】大人のごっこ遊び「サバイバルゲーム」とは?

    2022.03.23

    いまや日本国内でも定番趣味のひとつとして認識されつつあるサバイバルゲーム。通称「サバゲ」と呼ばれるこの趣味は果たしてどんなゲームで、どんな魅力があるのか。ということで、今回は「東京サバゲパーク」でおこなわれている週末定例会を取材してみた。

    Photo:Eiichi Henna、Text:Covo Tagata

    初心者でも簡単! サバイバルゲームのルールをざっくり解説

    1.まずは2チームに分かれる

    サバイバルゲームにはフィールドが主催している「定例会ゲーム」と、フィールドを一定の人数だけで貸切る「貸切ゲーム」の2種類があり、多くの場合、前者に参加するユーザーが多い。「定例会ゲーム」の参加人数はフィールドや日程によって異なるものの、100人規模で行われる定例会も存在する。フィールドに集まったユーザーは2チームに分けられ、腕に所属チームごとにカラーマーカーを装着。このマーカーが敵味方の判別基準になるのだ。

    腕に巻かれたカラーマーカー。このマーカーが敵味方の判別基準になる。

    2.ルールはシンプル!撃たれたら即退場!

    はじめて参加した人でも楽しめるのがサバイバルゲームの魅力。その理由は敵に撃たれたら退場という、単純かつ明解なルールにある。弾が自分に当たった場合は「ヒット」と大きな声で叫び、被弾した旨を周囲に伝えながらフィールド外に出なければいけない。審判員などはおらずヒット判定は各ユーザーの自己申告に委ねられており、弾が当たったのにも関わらずゲームを続行するユーザーは「ゾンビ」と呼ばれ、ルール違反者として嫌われるので注意しよう。

    被弾したら「ヒット」と叫び、フィールド外に出るのがルール。被弾しないよう遮蔽物に身を隠しながら、フラッグを目指して進んでいく。

    3.目指すべきは「フラッグ」

    ゲーム内容はさまざまな種類があるものの、ベーシックなゲームは「フラッグ戦」と呼ばれるもの。各陣地に設置された「フラッグ」のブザーを押すことが勝利条件となり、1ゲームは10~15分程度でおこなわれる。当然、敵陣に攻め入るだけでなく、自陣を守ることも必要になってくるので、各ユーザーの好みのプレイスタイルに合わせてオフェンスにコミットするのか、ディフェンスにコミットするのかを選べる。このあたりの戦術を考えるのも面白いところ。

    フラッグ戦は各陣地に設置されたフラッグのブザーを押したほうが勝利。やみくもに攻めても待ち受けた的の餌食になり、逆にひたすら守ってばかりでも勝てない。強いチームは戦術がしっかり練られていることが多い。味方との連携も重要な要素だ。

    サバイバルゲームの魅力とは⁉

    1.初心者と上級者の差が出づらい!

    サバイバルゲームの最大の魅力は、初心者でも十分に楽しめるところ。個人のスキルよりも、チーム全体の戦略が重要になる局面が多かったり、攻めるよりも守りに徹することが重要な場合もあったりするゲーム性の高さがその理由といえる。「上級者」の中には、スポーツとして勝つことを目的としてスキルを磨いている人もいれば、自分の理想の装備をつくることだけを目的として楽しんでいる人もおり、自分に合った楽しみ方を自由にチョイスできるのも面白いところ。また、体格差も関係ないので、女性でも男性陣のなかに混じって同じ用にプレイできるのも魅力のひとつ。実際、近年はサバゲフィールドの環境も整ったことでより女性が参加しやすくなり、「サバゲー女子」と呼ばれる女性プレイヤーも増加の一途を辿っているほど。

    例え初心者でもフィールドに出れば立派な戦力。物怖じすることなく楽しもう!

    2.たった数分の中で体験できるスリル感

    サバイバルゲームは大体の場合、10時から開始して長めの昼休憩や小休憩をはさみつつ、16時過ぎぐらいまで行なわれることが多い。1日を通して10数ゲームが行われることとなるのだが、1ゲームの時間が比較的短い(10〜15分)ということもあり、ユーザーのさじ加減で各ゲームでのテンションを調節できるのもまた魅力。実際、敵がどこに潜んでいるかもわからないなか、フィールドを進んでいくのはとってもドキドキしてスリル満点。

    敵が潜んでいそうなところに注意しながら、フィールド内に設置されたフラッグ奪取を目指す。もちろん敵もそんなことは百も承知。スリル満点の駆け引きが行われる。

    3.圧倒的な非日常下で楽しめる壮大な“ごっこ遊び”

    近年のブームもあり、サバイバルゲーム専用のフィールドは関東圏だけでも120カ所近い数が存在。各フィールドのキャラクターは多岐にわたっており、森林、市街地、ビル、工場など、想像し得るシチュエーションは大体存在すると言っても過言ではない。まるで映画のワンシーンのような体験ができるサバイバルゲームフィールドで、大人のごっこ遊びを楽しんでみては? きっと奥深いサバゲの魅力にハマること間違いなしだ!

    サバゲフィールドは関東圏だけでも120ヶ所以上存在するが、それぞれ違った特徴をもっている。どれだけやり込んでも、飽きることはないはずだ。

    取材協力:東京サバゲパーク

    今回取材協力してくれたのは「ガンショップ ファースト」が運営している「 東京サバゲパーク」。比較的コンパクトな面積のフィールドでありながらも、その中に巧みに設置された遮蔽物や建物、クルマが無限のゲーム性を高めてくれる。更衣室やシャワールーム、併設されたポップアップストアなど付帯設備が充実していることも人気の理由。

    住所:千葉県印西市草深字仲ノ側258番1他3筆
    TEL:0476-48-5215
    営業時間:8:30〜17:30

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