暮らし・住まい
バイク、アート作品、世界遺産……
大人がハマるレゴの世界
2021.08.02
レゴといえば、子ども向けのおもちゃだと思っている人も多いだろう。確かに家電量販店や、おもちゃ屋に並んでいるレゴの大半はキャラクターものや定番の製品が中心で、ターゲットは子どもだ。したがって、「レゴ=子どものおもちゃ」という認識をもつ人が多いのはうなずける。だが、実は大人向けにデザインされたレゴ製品もたくさんあるのだ。
コロナ禍のホビーとして、プラモに注目する人が増えたが、レゴも魅力的に映るだろう。童心に返ることができ、しかも子ども向け製品と比べ、完成させるのに少し骨が折れる難易度が、大人の創作意欲を刺激してくれるのだ。夏休みの自分時間に制作したい、そんなオススメの大人レゴを紹介しよう。
Text/SHINSUKE UMENAKA
Moto GPファン垂涎!
ドゥカティのフラッグシップモデルがレゴに
イタリアが世界に誇るバイクメーカーのドゥカティ。世界最高峰のバイクレースであるMoto GPのファンにはお馴染みの老舗バイクメーカーだが、レースで得たデータを市販車の開発に積極的に生かしている企業として知られる。そんなドゥカティのフラッグシップモデル「パニガーレ」を精巧に再現できるレゴがこちら。組み立てはもちろん、完成形を部屋に飾るのも楽しい。
アンディ・ウォーホルといえば、これ!
マリリン・モンローのポートレート
レゴで組み立てるのは、お城や街だけではない。アート作品もその対象となる。GOODA世代には懐かしいアンディ・ウォーホルによるマリリン・モンローのポートレートもこの通りだ。完成したポートレートはディスプレイとして壁や棚に飾ることもできる。なお、英語のサウンドトラックも付属されている。
インドの世界遺産タージ・マハルを
5,900個のレゴパーツで忠実に再現
2008年に一度、発売された人気のセットがリニューアル。インドの世界遺産タージ・マハルの荘厳な雰囲気をレゴで忠実に再現した製品で、使用するパーツは5923ピース。独特の曲線が美しい中央ドームのほか、脇にある小型ドームや塔の繊細なディテールも再現している。海外旅行から遠ざかっている今だからこそつくりたい製品だ。
盆栽のワビサビを
レゴで手軽に体感する
盆栽は興味があっても、はじめるのにハードルが高い趣味だといえるだろう。独特の美的感覚を理解するには知識も必要で、ガーデニングとは違い、育てようにも時間がかかる。その点、レゴなら手軽にその世界に触れることができるだろう。交換用ピースが付属されていて、常緑樹や桜の木など組み替えて楽しむことも可能だ。
ゴミが出ない、水やり不要
レゴでお手軽フラワーブーケ
部屋に生花を飾ると途端に、インテリアに彩りが加わる。ただ水をあげる手間が難点だ。ドライフラワーなら長持ちするが、それでもゴミが出る。そこでひねりを加えて、レゴでつくったフラワーブーケを飾るというのはどうだろう。花弁の形や枝のディテイルなど意外と細やかに再現されていて味わい深い。
レゴはプラモと違い、塗装の必要もなければ、ニッパーなど道具を用意する必要もない。とても手軽にはじめられるという利点がある。自分好みの大人レゴを探してみては?