暮らし・住まい
懐かしくも新しい!いまこそつくりたい
大人がハマるオススメプラモ
2020.06.08
多くのGOODA読者にとって、プラモといえば懐かしのホビーだ。ただ、最新のものは僕らが子どもの頃のプラモとはまったくの別物だと言っていいだろう。品質やパーツが進化し、関節が動かせるタイプやカラーリングや接着剤が不要のものもある。そのため、プラモづくりは自宅での巣篭もりや梅雨時期のオトナの趣味として最適なのだ。久しぶりにプラモに触れるという人や初心者にもつくりやすいオススメのプラモを紹介しよう。
Edit&Text:SHINSUKE UMENAKA(verb)
種類が豊富でお気に入りの
モデルが見つけやすい
バンダイ スピリッツ「ガンプラ HGシリーズ」
プラモといえば、やっぱりガンプラ。商品のラインアップが豊富に揃っているので、好きな機体を見つけやすい。またガンプラは値段や大きさ、難易度などによってグレードが分かれているが、HG(ハイグレード)シリーズは、1/144スケールでスタンダードと呼べるブランド。パーツの色分けがされていて、組んでシールを貼るだけでもカッコ良く仕上がるので、初心者でもつくりやすい。
ボディや内装などすべてのパーツが
塗装済みのクルマのプラモデル
青島文化教材社「プリペイントモデル」
クルマのボディや内装、そしてシャーシといったパーツの全てが塗装済みになっているプラモデルシリーズは、接着剤を使って組み立てるだけで初心者でも高い完成度のプラモデルをつくることができる。モビルスーツのプラモはちょっと苦手だという人にオススメ。
キャラクターの関節を動かして
思い出のワンシーンを再現
バンダイ スピリッツ「Figure-rise Standard」
プラモデルと聞くと、ガンプラやクルマ、あるいはお城・ゼロ戦といった歴史系を思い浮かべる人が多いはず。また、ドラゴンボールのおもちゃならフィギュアを想像しがちだが、バンダイ スピリッツではドラゴンボールのキャラクターやメカのプラモデルを販売している。各関節が可動式でお気に入りのポーズに仕上げることができる。世代的にはガンプラよりも、こちらのほうがドンピシャかも。
ハサミでもつくれるが
ニッパーがあると作業が捗る
タミヤ「クラフトツールシリーズ No.35 薄刃ニッパー」
プラモデルはランナーと呼ばれる枠からパーツを切り取り、組み立てていく。ハサミでも可能だが、切れ味が悪く、数の多いパーツを切り取るには向いていない。そこで使われるのが、プラモデルニッパーだ。切れ味が鋭く、軽い力でも素早く作業を行える。こちらはシンプルで使いやすく、価格も手頃でオススメ。
ヤスリで小さな突起まで綺麗に
削り取るのが、プラモつくりの美学
タミヤ「フィニッシングペーパー」
パーツに残った小さなゲートを綺麗に削り取ったり、接着部分を修正したり、あるいはパテ盛りの整形や仕上げなど、細部まで丁寧につくることで、クオリティに差が出るのがプラモづくりだ。こちらのサンドペーパーは扱いやすいサイズに切って使える。コストパフォーマンスと耐久性、そして安定した切削能力への評価が高い製品。
ガンプラのクオリティを格段にアップ
テクいらずで立体感を出す
GSIクレオス「ガンダムマーカー」
最新のガンプラは素組みでも十分完成度が高いが、さらにクオリティを上げたいのなら“スミ入れ”に挑戦したい。“スミ入れ”とはプラモデルの溝に塗料を流し込んで、ディティールや立体感を強調する塗装テクニック。一見難しそうだが、初心者でも細先のガンダムペンを使って溝をなぞれば簡単に再現することができる。
仕上げのひと手間で
ワンランク上の質感に
GSIクレオス「つや消しトップコート」
さらにワンランク上の仕上がりにこだわりたいなら、つや消し加工がオススメだ。こちらのつや消しスプレーを使えば、プラスチック特有の光沢を抑えられ、おもちゃっぽさがなくなり質感がアップ。完成後に吹きかけても良いが、ある程度パーツをバラした状態で吹きかけるとよりきれいに仕上がる。