キャンプや登山など、アウトドアレジャーに人々が向かっている。
カナダ出身のケイティン兄弟がイタリアで設立したブランド
「ディースクエアード」の秋冬も「アウトドア」にインスパイヤされた
アイテムが揃い、開放感や遊び心がモードスタイルと融合している。
若々しい感性と、大人の上品さがミックスされた着こなしは
汎用性が高い。山崎育三郎が着こなすモードとアウトドアが融合した
大人スタイルをご覧あれ。

着るほどに深みを増すレザーブルゾンはそれだけで絵になる。その味を消さぬよう、インナーのトーンも合わせたい。深みのあるボーダー柄とパンツも同系色のワイドパンツをチョイス。ボーダーとパンツの色合いを少しズラすことで、コーディネイトに立体感が出る。またジャストフィットなトップスとは対照的なワイドなパンツがシルエットを整えてくれる。

チェック＆パッチワーク調のアウターは、ややオーバーサイズをルーズに羽織ることでアウトドアらしい抜け感を演出。同時にインナーにはマウンテンパーカーを選択。そのスポーティな佇まいが、ゆるさを巧みに中和してくれている。オレンジのビビッドな発色もアウトドアで映えるはずだ。

秋らしいルーズシルエットのニットと組み合わせるのは、フォーマルさが加わるシャツ。ラフすぎないように、常にバランスを取りながら、レイヤードを作るのが、大人のコーディネイトの基本だ。パンツにはアウトドアらしいカーゴパンツ、足元はボリューム感のあるスノトレを選ぶことで、目を引くポイントができ、コーデがワンランク上がる。

セットアップだって“常にフォーマルでなければならない”というルールはない。インナーにはプリントTを合わせて、カジュアルダウン。アウトドアライクな足元のブーツやナイロンアウターなど、ハズしのアイテムを意図的に組み合わせることで、スタイリングの幅がグンと広がる。