グルメ
【連載】パリコダマのグダグダ系料理番組 | 第二回「伊勢のクラフトビールと簡単豪華なおつまみでぐだぐ~だ!」
2026.09.15
YouTubeチャンネル「パリコダマ」の、酒場ライター・パリッコと、マルチクリエイター・コダマタイチのふたりが、ゆるゆると酒を飲みながら簡単で美味しいおつまみをつくる、ぐだぐだ系料理番組「ぐだぐ〜だ」。 今回は、簡単なのにテンションが上がるおつまみを2品をつくり、三重県伊勢市のクラフトブルワリー「ISEKADO(伊勢角屋麦酒)」のビールたちとともに味わいます。プラスお取り寄せをもう1品。伊勢名物の「さめのたれ」とは!?
Text:パリッコ
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酒ユニット
パリコダマ
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作家・酒場ライター「パリッコ」とマルチクリエイターの「コダマ」の酒ユニット。
各地を自由気ままにぶら散歩しながら、主に酒場の良さやおつまみレシピなど、酒を通したコンテンツを発信。
YouTube:@parikodama
【今回のお酒】
クラフトビール by ISEKADO
ISEKADOの母体である「二軒茶屋餅角屋本店」は、お伊勢参りの船着き場に茶店として創業した歴史ある茶屋。遠くからお伊勢参りにやって来る人々の疲れを、二軒茶屋餅というきなこ餅で癒していたのだそうです。
その後みそや醤油の醸造業も始め、そのノウハウを生かしてビールづくりを始めたのが1997年。今やさまざまな大会で賞を取る、世界的な人気ブラントとなりました。
今回はそのななから、ジューシーで香り高いIPA「ねこにひき」、フルーティーなIPA「ねこさんびき」、“無重力”がコンセプトの軽やかなビール「アンチグラビティ」の3種類を用意。どれも日本で一般的なラガービールとは一線を画す、複雑濃厚な味わいと香りに驚かされます。
それでは、今日も飲みながらゆるゆると始めましょう!
【一品目】
たぬきつね奴
ところで、パリコダマのアイコンのひとつが、たぬきときつねのキャラクター。
僕は豆腐とあげだまを組み合わせた「たぬき奴」というおつまみが大好きなんですが、そこにあぶらあげ、つまりきつね要素を加え、パリコダマを意識した「たぬきつね奴」をつくってみようかなと。
イメージは僕の大好きな赤羽の名店「まるます家」の、具だくさんの「たぬき豆腐」。具材は、あげだま、かにかま、きゅうり、大葉、ごま、七味唐辛子。それから、あぶらあげ。これらを全部豆腐にのせて、そばのつけつゆくらいの濃度に薄めためんつゆをかけるだけです。
下ごしらえは、野菜は刻む。かにかまはそのまま。油揚げは、細切りにしてこんがりと乾煎りしましょう。
あげだまも市販のものでOKなんですが、ここでひとつポイント。もしあれば、めん棒などの硬いもので袋の上から叩いてあげると、さくさくっと軽い歯ざわりが増してより美味しいです。
あとはどさどさっと盛り付ければ、完成「たぬきつね奴」!
高い食材は使っていないけど、いろいろな食感と風味が相まって、ものすご〜くうまい! 当然、ビールにぴったりです。
【二品目】
簡単ローストビーフ&ユッケ風アレンジ
ローストビーフというとものすごく難しい料理のイメージがあるかもしれませんが、僕的には肉料理のなかでもトップクラスに簡単で、かつぜいたく気分を味わえる料理だと思っています。
そもそも牛の塊肉は、内側に菌がいないんですよね。なので、常に調理器具を清潔に保ちつつ、周囲の面をしっかりと焼けば、安全に食べられる。豚や鶏と違い、牛ステーキがレアで大丈夫なのもそれが理由。
というわけで、周囲にまんべんなく焼き色をつけていきます。その際、焼けていない面に触れたトングなどは、その都度しっかり洗いましょう。
今回は焼き網を使って焼いていますが、もちろんフライパンで大丈夫。全体にしっかりと焼き色がついたら、肉をアルミホイルで包みます。
それをさらにタオルかなんかで巻いておいて、ゆっくりと余熱で内部に火を通しつつ休ませておきましょう。時間は30分くらいでOK。
取り出してカットしてみると、おお〜、いい色!
というわけで、もうできちゃいました。「簡単ローストビーフ」!
ちなみに、肉に塩コショウをふるなどの下ごしらえを一切しませんでしたが、晩酌クッキングなのでこのくらいのゆるさでじゅうぶん。むしろ厳密に言いだすと、事前に塩をふるタイミングの難しさや、実はコショウは高温で香りが飛んでしまうなど、いろいろとややこしいので。
なので、できあがったこのローストビーフは、わさび醤油、ぽん酢、ローストビーフソースなど、好きな味つけで食べましょう!
さらにこのローストビーフをアレンジしてもうひと品。切り身を数枚お皿から取り分け、これを細長くカットし、どさっと器に盛ります。そこに焼肉のたれをまわしかけ、刻みねぎと卵黄をのせれば、あっという間に「ユッケ風」!
【三品目】
さめのたれ焼き
昨年、人生で初めてのお伊勢参りに行き、夜の酒場で出合って感激した伊勢郷土料理があります。それが、「さめのたれ」。これ、サメの切り身を干物にしたものなんです。
今回は、塩味とみりん味をお取り寄せ。
これが、旨味がぎゅぎゅっと凝縮され、くさみなどは一切なく、そしてどこか鶏肉と魚の中間のような食感がおもしろい、ものすごくいいおつまみなんですよね。食べかたは、シンプルに焼くだけ。
食べやすい大きさにカットして、ちびりちびりと噛みしめながらつまみにするのが最高です。
みなさんも、機会があればぜひ味わってみてください!
というわけで、ビールによく合うおつまみ3品のご紹介でした。では、我々はここから本格的に飲ませてもらいますね。また次回!
『パリコダマ parikodama』
