ファッション
【メンズ】40代におすすめのメガネ15選｜お洒落なブランドも解説
2025.12.05
40代男性にとってのメガネ（眼鏡）選びは、見た目の清潔感や第一印象を左右する重要な要素のひとつだ。化粧水や美容液でスキンケアするように、加齢と共に気になる目の回りのたるみやしわといった印象を、メガネのフレームがもつデザインやボリュームで補正し、顔全体の印象を整えることは、重要な身だしなみの一環といえる。
ビジネスシーンから休日のカジュアルなシーン、自宅でのリラックスタイムまで、場面に応じて最適なメガネを使い分けることで、大人の男性ならではの洗練された印象を演出可能だ。また、疲れ目や老眼など、年齢を重ねることによる目の変化についても、柔軟に対応できるメガネを選ぶ必要がある。
本記事では、特に40代男性に映える「お洒落で上品、かつ実用性の高いメガネブランド」と、「失敗しない選び方のポイント」を解説する。トレンドを踏まえつつも自分らしく使える、お洒落なメガネを見つけるのに役立ててほしい。
40代男性におすすめの海外メガネブランド4選
photo by Prince Prajapati on Unsplash
40代男性がお洒落に使いこなせる国内外のメガネブランドを紹介する。まずは、海外のお洒落なメガネブランドから「TOM FORD（トムフォード）」「J.F.REY（ジェイ エフ レイ）」「DITA（ディータ）」「Ray-Ban（レイバン）」をピックアップした。
■TOM FORD（トムフォード）
アメリカ発のラグジュアリーブランドTOM FORD（トムフォード）のアイウェアラインは、洗練されたデザインと高級感を両立し、世界中のファッション層から人気だ。国内でも多くの芸能人が愛用している。アジアンフィットのアイテムは、特徴的なウェリントンシェイプのフレームを備え、日本人の顔立ちにも合わせやすい。初めてラグジュアリーブランドのメガネを購入する人におすすめのブランドだ。
■J.F.REY（ジェイ エフ レイ）
J.F.REY（ジェイ エフ レイ）は、フランスのマルセイユ発祥のアイウェアブランドだ。独創的でモダンなデザイン感覚と、軽量かつ質の良い掛け心地で知られる。J.F.REYのコレクションは世界20か国以上で展開されており、尽きることのない発想から生まれる作品は、年間100モデルを超えるほどだ。
アセテート素材の独創的なカッティングとメタル素材との巧みなコンビネーションにより、3次元的な奥行きと空間をまとったフレームを生み出している。ビジネスにもカジュアルにも応用しやすく、上品なメガネを使いたいという人におすすめだ。
■DITA（ディータ）
DITA（ディータ）は、高級素材と精緻なクラフトマンシップで知られるアメリカ発のブランドだ。アメリカでデザインされ、日本の職人の手で丁寧につくられた製品は、高品質で妥協のない完成度を誇る。しっかりとした存在感と洗練された佇まいは、40代男性の魅力を引き出すメガネに最適だ。価格は高めだが、長く使える質感とデザイン性を重視する人におすすめできる。
■Ray-Ban（レイバン）
アメリカで誕生した世界的なアイウェアブランドのRay-Ban（レイバン）。米軍のパイロットのためにまぶしさを取り除くクリスタルレンズを開発して以来、サングラスの定番として確固たる地位を築いてきた。
スタイリッシュなデザインのメガネも手がけており、アイコニックなウェイファーラーやクラブマスターに代表される無駄のない普遍的なデザインは、世代を超えて愛されている。紫外線やブルーライト対策など機能性にも優れ、長く付き合える一本を求める人に最適だ。
40代男性におすすめの国内メガネブランド
photo by GlassesShop on Unsplash
国内のメガネブランドからは、「Line Art（ラインアート）」や「Factory900（ファクトリーキュウヒャク）」「Onbeat（オンビート）」「EYEVAN（アイヴァン）」「BJ CLASSIC COLLECTION（ビージェイ クラシック コレクション）」「Ptolemy48（トレミーフォーティエイト）」「ユニメッド」などを紹介する。高い技術力とデザイン性を両立した製品は、40代男性が身に着けるのにふさわしい品質を誇る。
■Line Art（ラインアート）
Line Art（ラインアート）は、福井県鯖江市の老舗メーカー「シャルマン」が手がけるアイウェアブランドだ。独自素材の「エクセレンスチタン」を採用した製品は、驚くほど軽くしなやかなかけ心地と、人間工学に基づいたフィット感が特徴。
多くの工程を経てつくられるメガネフレームは優れた機能性と耐久性があり、かけていることを忘れるほどの心地良さまで兼ね備えている。長時間の着用でも疲れにくく、ビジネスシーンでもプライベートでも自然に着用可能だ。軽やかさと上質さを求めたい人におすすめ。
■Factory900（ファクトリーキュウヒャク）
Factory900（ファクトリーキュウヒャク）は、福井県鯖江市に拠点を置く「青山眼鏡」が手がける、国内発の実験的かつ先鋭的なアイウェアブランドだ。独自の造形とアバンギャルドなデザインのメガネは、国内外で高く評価されている。
企画からデザイン、生産まですべての工程を一貫して行っており、丈夫さ・ユニークさ・高いデザイン性を兼ね備えたメガネづくりを行っている。メガネの機能性だけでなく、造形美や個性を求める人におすすめだ。
■Onbeat（オンビート）
一般的なフレームづくりの常識にとらわれない新しい発想により、実験的かつ先鋭的なメガネを生み出しているOnbeat（オンビート）。大胆な形状やユニークなカラー、十分な存在感によって、シンプルになりがちな大人のスタイルにアクセントを加える。
各パーツの素材にもこだわっており、かけ心地の良さと耐久性の高さを両立した、ユーザーのニーズに応えたメガネを開発し続けている。普通とは違う一本を求める人におすすめのブランドだ。
■EYEVAN（アイヴァン）
国内でも長い歴史を持つアイウェアの産地、福井県鯖江市のメガネブランド群のひとつであるEYEVAN。1972年に「着るメガネ」というコンセプトの下、ファッションアイウェアブランドとして誕生して以来、クラシックかつ高品質なメガネを提供し続けている。国産の丁寧な仕上げと安心感を求める40代男性におすすめだ。
■BJ CLASSIC COLLECTION（ビージェイ クラシック コレクション）
BJ CLASSIC COLLECTIONは、日本人の骨格や顔立ちに合わせて設計された、クラシック系フレームを強みとする国内ブランドだ。軽さとかけ心地の良さを両立した落ち着いたデザインのメガネは、ビジネス・デイリーのどちらにもマッチする。トレンドに左右されない自然な大人のメガネを探している人におすすめだ。
■Ptolemy48（トレミーフォーティエイト）
福井県鯖江に拠点を置き、1998年にデザイナーの堀一彦氏と4人のメガネ職人が立ち上げたアイウェアブランドのPtolemy48（トレミーフォーティエイト）。ブランド名は、2世紀の天文学者、クラウディオス・プトレマイオス氏が作成した星表に見られる星座に由来し、「星座のように美しく輝き続けるものでありたい」という願いが込められている。
熟練の職人が手がける芸術的な造形美と極上のフィット感を両立したメガネの数々は、先端のテクノロジーと個性的なデザインに仕上げられている。職人の技や日本製のクオリティーに価値を感じる人におすすめだ。
■ユニメッド
ユニメッドは眼科医療機器の専門商社で、「眼科機器販売を通して日本と世界を結び、真心をもつ企業」を目指すブランドだ。メガネや老眼鏡を展開しており、医療分野の厳しい要求に応えてきた経験を生かした製品開発を行っている。性別や年齢を問わず、幅広いユーザーが使いやすい製品を展開中だ。
ブランド別、40代におすすめのお洒落メガネ15選
photo by Steve Johnson on Unsplash
先ほど紹介した人気ブランドのアイテムを中心に、40代男性におすすめのお洒落なメガネをピックアップした。
◆TOM FORDのおすすめ2選
1. TOM FORD TF6071-D-B ECO 001【抜群の存在感を発揮する】
参考価格：60,500円／photo by 楽天市場
TOM FORDの「TF6071-D-B」は、クラシカルなウェリントンタイプをベースに、ブランド特有の力強いエッジを加えた日本企画モデルだ。肉厚のリムが生み出すボリューム感により、抜群の存在感を発揮する。
重厚感あふれるアセテート素材が、着用者のフロントラインに存在感とラグジュアリーな雰囲気をプラス。サイドのテンプル（つる）部分には、さりげなく輝くTマークがあしらわれアクセントに。フレームのみの販売となる。
2. TOM FORD TF5891-FB_020【幅広いシーンで使いやすいデザイン】
参考価格：61,600円／photo by 楽天市場
フレームにボリューム感をもたせたボストンタイプで、着用者の顔立ちに洗練された知性と力強い個性を与えるデザインのメガネ。フロントからテンプルにかけて滑らかに続く、ブランドの象徴的なT字のメタルパーツがアクセントに。テンプルの途中からカラーが切り替わり、段階的に細くなるデザインも特徴的だ。
ビジネスシーンでのプロフェッショナルな装いから、オフの日のカジュアルなスタイルまで、幅広いシーンに対応する汎用性の高さが魅力。品格を高められるラグジュアリーなアイテムとして、大人のコーデに取り入れてみよう。
◆J.F.REYのおすすめ2選
3. HIDEO KOJIMA×JFREY コラボ第2弾 2024 COLLECTION
HKxJF04 / HKxJF05 / HKxJF06 / HKxJF07 / HKxJF10
【世界的ゲームクリエイターとコラボした限定品】
参考価格：66,000円／photo by 楽天市場
J.F.REYと世界的ゲームクリエイターの小島秀夫監督がコラボした、限定アイテムの第2弾。J.F.REYが得意とする建築的なデザインと小島監督の作品がもつ世界観が融合した、スタイリッシュなデザインになっている。いずれも世界限定180本の希少なアイテムだ。
「HKxJF04」は、シャープでエッジの効いたシェイプをもち、近未来的なアグレッシブなデザインだ。「HK×JF05」は、普段使いしやすいウェリントンタイプで、テンプルやブリッジ部分にメカニカルなアクセントが加えられている。「HKxJF06」は、複雑なレイヤーで構成されたフレーム構造をもち、独創的な形状は圧倒的な存在感を放つ。テンプルに採用されたシルバーフレックスにより、快適なつけ心地を実現する。
「HKxJF07」は、アセテートとカーボンファイバーを使ったフレームが上品な仕上がりで、細部のディテールから世界観を感じられる仕上がり。「HKxJF10」は、盾をモチーフにしており、大胆なフレームラインやカラーリングが特徴だ。
4. J.F.REY JF2810 6カラー【折り重なった5枚のグラデーションが目を引く】
参考価格：46,200円／photo by 楽天市場
オーソドックスなスクウェア系タイプのフレームをもつ、アンダーリムのメガネ。テンプルはミルフィーユのような5枚重ねのデザインが特徴で、チタンを少しずつずらすことで、立体感とカラーを引き立てている。クリングスはアジアンフィッティングモデルのため、装着時の細かな調節が可能だ。ファッション性の高いデザインは、個性的な大人の魅力を引き出したい人におすすめ。
◆DITAのおすすめ1選
5. DITA Statesman Three 55 / DRX-2064-C-BLK-55-Z【1本8か月かけて製造されたモデル】
参考価格：92,400円／photo by 楽天市場
DITAの人気モデルである「STATESMAN」シリーズの3代目のモデル。豪華な複合素材でつくられており、ブローパーツはアセテート、リムにはチタンが採用されている。チタン部分にはダイヤモンドカットが施され、細部までこだわり抜かれたつくりは、世界中のクリエイティブなマインドをもつ人々を魅了し続けている。ブランドの特徴である六角ビスが光る。
◆Ray-Banのおすすめ1選
6. Ray-Ban RB8773D OPTICS 1047 53【メタリックな質感により顔の印象を変える】
参考価格：26,752円／photo by 楽天市場
「RX8773D」は、ミニマルなデザインと高い機能性を追求した一本。チタン製のフレームは一体成型されており、シャープな印象のスクエアシェイプフレームに仕上げられている。テンプルにプラスチックを使用し、メタリックな質感に温かみを加えている点がポイント。
バネ構造の丁番はフィット感に優れ、長時間かけていても疲れにくい。「1047」カラーは、フロントにガンメタル、テンプルはツヤのあるブラックを組み合わせることで、メカニカルな雰囲気を放つ。ビジネスやフォーマルなシーンでも使いやすいスクエアタイプのフレームで、エッジを抑えたシャープな印象が特徴だ。
◆Line Artのおすすめ1選
7. Line Art XL1430 WP【着けているのを忘れるほど軽やか】
参考価格：47,300円／photo by 楽天市場
Line Artの「XL1430」は、優美なデザインを兼ね備えたアイウェアだ。テンプルには、柔軟性と形状記憶性に優れたエクセレンスチタンを採用し、構造を見直すことでたわみにくく進化しており、抜群の軽やかさとかけ心地の良さを両立した。優しく頭部をホールドし、長時間着用しても圧迫感や痛みを感じにくいため、かけていることを忘れてしまうほど。日本のテレビドラマ内で小道具として使用されたことでも有名だ。
◆Factory900のおすすめ2選
8. FACTORY900 FA-248 YB4th（YOKOHAMA BASE4周年記念特注色モデル2型）
【異彩を放つブローラインが魅力】
参考価格：60,500円／photo by 楽天市場
厚くせり出した力強いブローラインが特徴的なモデル。フレームの断面が三角形で構成され、立体的な構造がテンプルまでシームレスにつながるデザインが特徴だ。
本モデルは、ブランドのオフィシャルショップである「FACTORY900 YOKOHAMA BASE」の4周年記念として特注された限定モデル。通常モデルにはないカラーリングが特徴で、力強いフォルムを更に個性的に彩っている。個性的なメガネを探している人におすすめだ。
9. FACTORY900 RETRO RF-220 5カラー【知的な印象を残しつつ柔らかに】
参考価格：46,200円／photo by 楽天市場
クラシックなウェリントンタイプで、レンズ横幅51mmというほど良いサイズ感をもち、幅広い層が使いやすいモデル。新仕様のテンプルを採用し、従来のモデルよりも厚みを削ぎ落とすことで軽量化されている。
バネ丁番のほど良い弾力性により、優しくホールドするしなやかな感触を実現した。知的な印象を放ちつつも、フレームのエッジや厚みをマイルドに仕上げることで、堅苦しすぎず清潔感のある表情を演出する。モダンなデザインのメガネを探している人におすすめ。
◆Onbeatのおすすめ2選
10. Onbeat skull 5カラー【存在感を放つ個性的なデザイン】
参考価格：52,250円／photo by 楽天市場
Onbeatの「skull」シリーズは、ブランドの代表的なモデルのひとつで、禍々しさをもつ独自のフレームが最大の特徴だ。独自の形状をもつ薄型のフレームは、軽量なため長時間の着用でも疲れない。圧倒的な存在感を放つ、シルバー製のスカルがアクセント。カラフルな5色展開で、いずれも本体のデザインとマッチしている。かけ心地の良い、個性的なメガネを求めている人におすすめできる。
11. Onbeat ONB-413H カラーGN【目を引くスタイリッシュなモデル】
参考価格：39,600円／photo by 楽天市場
Onbeatの人気シリーズ「400番台」の新型モデル。フレームにはβチタンを採用し、圧倒的な軽さにより鼻や耳への負担が少ない。柔軟性にも優れており、頭部を優しくホールドして、快適なフィット感を得られる。レンズを完全に囲わないハーフリムタイプのデザインは、シャープでアクティブな印象を与える。知的なデザインは、ビジネスシーンにもマッチし、優れたかけ心地により集中して仕事に取り組めるだろう。
◆EYEVANのおすすめ1選
12. EYEVAN Gleam col.BRH（ブラウンハーフ）【高品質な日本製フレームを採用】
参考価格：46,200円／photo by 楽天市場
デザインのルーツは、アメリカ東海岸を拠点にしていた「MARINE OPTICAL」が1950年代に製造したヴィンテージフレームに遡る。ウェリントンタイプをベースに、フロントのキーホールブリッジ（鼻当て部分）などのオーセンティックなディテールは残しつつ、0.1mm単位でバランスを整えた、現代的なデザインにアップデートされている。
テンプルは、初代デザインチームから受け継いだカタログを基に、50年代の老舗イタリアブランドがもつディテールをサンプリングして合わせている。高品質な日本製のフレームを採用しており、普遍的なデザインのメガネを長く愛用できるだろう。
◆BJ CLASSIC COLLECTIONのおすすめ1選
13. BJ CLASSIC COLLECTION PREMIUM PREM-118S
【クラシックな印象ながら上品な雰囲気】
参考価格：44,000円／photo by 楽天市場
熟練の職人の手により複雑な工程を経て生み出される、BJ CLASSIC COLLECTIONのアイテム。クラシックな印象のボストンタイプのフレームで、シンプルながらも飽きのこないデザイン性の高さが魅力だ。リムの回りに七宝（しっぽう）を施し、上品な雰囲気に。ゴールドカラーの本体は派手過ぎず、肌なじみの良い洗練された印象を放つ。シンプルながらも雰囲気のあるメガネを探している人におすすめだ。
◆Ptolemy48のおすすめ1選
14. King Buffalo APOLLON AB-022R Series GR【ナイトの称号にふさわしい仕上がり】
参考価格：201,300円／photo by 楽天市場
テンプルには天然素材のバッファローホーンを採用し、日本の職人の手で一本ずつ削り出されている。テンプルを柔軟に開閉できる3連丁番を用い、柔らかい抜群のかけ心地を得られる。複雑で堅牢な構造をもつ本製品は、ナイトの称号にふさわしい最高級の技術と耐久性を象徴したものだ。GRカラーは、ブラックをベースにグリーンの落ち着いた配色が施されている。天然素材のため金属アレルギーがおこりにくく、敏感肌の人にも使いやすい。
◆ユニメッドのおすすめ1選
15. ユニメッド 機能性はね上げ式フレームメガネ【汚れに強く花粉やほこりがつきにくい仕様】
参考価格：9,500円／photo by 楽天市場
医療分野で培ったノウハウを生かして開発されたモデル。金属部分には高品質なβチタンを採用し、軽さと強度を両立した快適なかけ心地を得られる。汚れに強く、花粉やほこりが付着しにくいレンズには、静電気防止コートのほかにブルーライトカット機能も施され、パソコンを使った作業もスムーズに行える。ブラックとべっ甲の2カラー展開で、シンプルかつお洒落な老眼鏡を探している人におすすめだ。
40代のお洒落なメガネの選び方の4ポイント
photo by Md Mahdi on Unsplash
メガネ選びで失敗しないためにも、次の4つのポイントを押さえておこう。「顔の形に合ったフレームの形状で選ぶ」「フレーム・レンズカラーは肌・髪の色と合わせる」「フレームの素材とデザインで雰囲気を調整する」「服装との調和性を意識する」などの項目を意識すれば40代男性にふさわしい、大人の雰囲気あふれるメガネと出合えるはずだ。
顔タイプに合ったフレームの形状で選ぶ
顔の輪郭によって似合うメガネの形が変わってくる。下記は、5つのタイプの輪郭ごとに、似合うフレームの形状を一覧にしてまとめたものだ。
主要なメガネフレームの形状をチェック
顔型別にマッチする、主要なメガネフレームの形状の特徴も把握しておこう。
■スクエアタイプ
photo by Masjid MABA on Unsplash
長方形を基本としたフレームの形状で、メガネの定番ともいえるスクエア型。フレームのラインが直線的なため、顔立ちに知的でシャープな印象を与える。縦幅が細い物から広い物までさまざまなバリエーションがあり、顔型に合う物や好みのデザインを見つけやすい。
〇おすすめの顔型丸顔型の人がシャープさを加えたい場合に効果的で、顔を横長に見せたい面長型タイプにも適している。半面、ベース型の人が選ぶとより硬い印象になるため注意が必要だ。
〇こんな人におすすめ知的な印象を与えられるため、ビジネスシーンでの信頼感を演出でき、40代の男性にとっては一本持っておくと重宝するだろう。
■ボストンタイプ
photo by blocks on Unsplash
ボストンタイプは、逆三角形をベースに上部が角張り、下部は丸みを帯びた形状をもつフレームだ。レンズが大きく柔らかな曲線を描くため、優しく温和で、どこかレトロな雰囲気を演出する。ウェリントンと並ぶクラシック系の代表格であり、個性を出しやすい形状のひとつだ。
〇おすすめの顔型ベース型や三角顔型の輪郭の人の硬い印象を和らげるのに適している。丸顔型の人が選ぶとより丸みが強調されるため、やや不向きとされている。
〇こんな人におすすめカジュアルなスタイルに合わせて、柔らかい雰囲気や知的な印象を与えたい40代男性におすすめ。
■ウェリントンタイプ
photo by ZEELOOL Glasses on Unsplash
ウェリントンタイプは、台形を逆さにしたような特徴的な形状のフレームだ。天地幅（縦幅）が比較的広く、スクエアとボストンの中間的な位置づけとなる。クラシックな雰囲気をもつが、現代的な素材やカラーで展開されることも多く、知的な印象と親しみやすさをバランス良く両立可能だ。
〇おすすめの顔型三角顔型や面長型のタイプに似合いやすく、縦幅により顔の長さを緩和する効果がある。
〇こんな人におすすめビジネスからカジュアルまで幅広いファッションになじみやすい。トレンドに左右されない安定感を求める40代男性からの人気も高い。
■ラウンドタイプ
photo by Konsepta Studio on Unsplash
ラウンドタイプは、レンズの形が真円に近い、または完全に円形のフレーム。最も歴史の古いフレームタイプであり、身に着けることで柔らかく優しい印象を与える。ファッションアイテムとしての人気が再燃しているが、ビジネスシーンでの着用には工夫が必要だ。ただし、接客業の場合は温和な印象を与えられるため、ラウンドタイプを効果的に活用できる。
〇おすすめの顔型顔の輪郭の角を和らげる効果が高いため、特にベース型の人が選ぶと、柔らかく知的なイメージに。
〇こんな人におすすめ個性が強いため人を選ぶ形状だが、知的で繊細な雰囲気を強調したい40代男性におすすめ。
■オーバルタイプ
オーバルタイプは、レンズの形が楕円に近い、柔らかな曲線で構成されたフレームだ。どんな顔にも合わせやすく、性別や年齢を問わず使いやすい主張が控えめな形状となっている。優しく大人の余裕を発揮する万能タイプであり、TPOを選ばずに着用できる点が最大のメリットだ。
〇おすすめの顔型特に丸顔型やベース型になじみやすい。個性を出したい場合には、フレームの太さやカラーでアクセントを加えると良いだろう。
〇こんな人におすすめ顔の印象を大きく変えることなく、穏やかで誠実な雰囲気を演出したい40代男性に適している。
メガネフレームは顔の形状によって装着時の雰囲気が大きく変わる。自分の顔タイプに似合うフレームを選ぶことで、周囲に対して好印象を与えられるだろう。似合うフレームが数タイプある場合は、着用時のシーンやコーディネートに合わせて選ぶこともポイントだ。
メガネをかけた際の眉毛や黒目の位置も重要
「メガネと眉毛のラインを合わせる」「目元がフレームの中心に来る」といった点を意識すると、より自然に顔になじませられる。
■眉毛とフレームのラインを平行に近づける
メガネのフレーム上部のラインと眉毛の位置関係は、顔全体のバランスに直結する重要なポイントだ。
理想的なラインは、フレーム上部のラインと眉毛のラインがほぼ平行か、やや近い位置になる。このバランスが取れていると、目元がすっきりとしてメガネが顔になじみやすい。
反対に、フレーム上部が眉毛を大きく覆い隠したり、逆にフレームと眉毛の間に大きな隙間ができたりすると、違和感のある表情に見えやすいため注意が必要だ。
■黒目の位置とフレームの中心を合わせる
メガネは、レンズを通して視線を補正するものであるため、目の位置が適正であることが重要だ。また、メガネをかけた際の黒目の位置により、相手に与える印象が変わってくる。メガネをかけた際の適正な位置として、黒目がレンズの中心の位置に来る物を選ぼう。
黒目の位置が上下左右いずれかのレンズの端に寄りすぎている場合、度が適切であっても視界の歪みを感じやすくなるだけでなく、目元の印象が不安定に見えてしまう。
メガネの機能を引き出すだけでなく、自身の見られ方にも影響する要素であるため、自然に見せられる似合う一本を選びたい。
レーム・レンズカラーを肌・髪の色と合わせる
photo by GlassesShop on Unsplash
フレームやレンズの色選びは、肌や髪のカラーとの相性を考慮することで、40代男性の大人なスタイルに自然な目元の印象を与える。
フレームカラーの選び方
髪や肌に合わせる場合、落ち着いたトーンのフレーム色がおすすめだ。黒やダークブラウン、ガンメタル、べっ甲調のカラーなど、落ち着いたトーンの色が最も自然になじむ。フレームが顔の中で極端に浮き立たず、派手すぎず上品な印象を保てるだろう。
髪の色がアッシュ系やグレーの場合は、シルバーやマットなグレー系のフレームが洗練された印象を与える。
また、肌の色（トーン）に合わせたフレームカラーを選ぶ方法だと、黄色寄りの印象のイエローベースの場合、暖色系のブラウン系やゴールドが似合う。肌の色が青寄りのブルーベースであれば、寒色系のシルバーやブラックを選ぶことで、より自然に顔のトーンアップが期待できる。
レンズカラーの選び方
サングラス風に使いたい場合は、カラーレンズやグラデーションレンズも選択肢に入る。通常のクリアなレンズと比べてまぶしさを軽減でき、目の保護や見え方の改善が期待できる。ただし、「目元を暗くしすぎない」「肌トーンとの相性を考える」ことがポイントだ。カラーレンズの濃度が10％ほどであれば、ほぼクリアに近い視界を得られるため、日常生活でも使いやすい。
40代男性におすすめのレンズカラーは、下記の4色だ。
室内でまぶしさを感じやすい人は、薄いグレーやブラウンのレンズカラーが適している。屋外で使用する人は、ブラウン系のカラーでコントラストを高めることで、運転時にも対象物が見えやすくなる。
普段使いのメガネにカラーレンズを合わせる際には、あまり色の濃くない物を選ぼう。濃度が高すぎると相手に視線越しの表情が伝わりにくく、誤解を与える恐れがあるためだ。
フレームの素材とデザインで雰囲気を調整する
photo by GlassesShop on Unsplash
メガネのフレームは、プラスチック製や樹脂製、メタル製といった素材によって、デザインや着用感、そして与える雰囲気に大きな違いが生じる。形だけでなく素材で印象を調整することが、大人の男性のメガネ選びのポイントだ。
フレームの主な素材と特徴
下記は、メガネのフレームに使われる主な素材の一覧だ。
■プラスチック製フレーム：ファッション性が高い
プラスチック製フレームの主な素材には、セルロイドやアセテートなどがある。本体は軽量ながらも重量感と存在感があり、表情に安定感とカジュアルな雰囲気を与える。特にアセテートは、豊富な色や柄（べっ甲など）の表現が可能で、ファッション性の高いデザインも多くある。肌触りが良く、フレームが太いため耐久性も高い点が特徴だ。
■樹脂製フレーム：軽さと柔軟性に優れる
最新の樹脂製フレームには、ウルテムやポリアミドなどが使われる。樹脂素材は非常に軽量で柔軟性に優れており、ソフトな着用感が魅力だ。弾力性があるため衝撃を受けても折れにくい点も強み。デザインはシャープな物からスポーティーな物まで幅広い。軽いつけ心地のため、長時間着用しても負担になりにくい。
■メタル製フレーム：軽さとシャープさを両立
メタル製フレームの代表的な素材には、チタン、βチタン、NT合金（形状記憶合金）などがある。細くシャープなデザインが多く、知的で洗練された雰囲気を出しやすいため、ビジネスシーンに適している。
チタンは非常に軽量で錆びにくく、金属アレルギーを起こしにくい特徴をもつ。βチタンやNT合金は、チタンに異なる金属を混合させた素材で、高いバネ性や形状記憶性をもつ。型崩れしにくいため、フィット感の持続性に優れている。軽さと強度を両立しており、シャープなデザインのフレームも多くあるため、大人っぽさを重視する人におすすめできる。
シーンやコーデに合わせた素材を選ぶ
メガネフレームの素材は、服装や着用シーンに応じて選ぶことがポイントだ。ビジネスやフォーマルなシーンでは、チタンやメタル製の細いフレームを選ぶことで、シャープで信頼感のある雰囲気を演出する。カジュアルなファッションに合わせるなら、プラスチック製の太いフレームや個性的な色柄を選ぶことで、デザインによる主張を強め、遊び心のある雰囲気を楽しめる。
素材がもつ特性を理解し、メガネをTPOに合わせることで、40代男性の大人としてのスタイルを完成させよう。
服装との調和性を意識する
photo by Rainier Ridao on Unsplash
メガネは顔の形や肌の色だけでなく、服とのバランスでも全体の印象を左右する。シーンやコーデにマッチしたフレームのデザインを選ぶことで、お洒落な大人の男性の魅力を引き出せる。
■ビジネスシーン：落ち着いた色のシンプルなフレーム
ビジネススーツには、黒やべっ甲系のシンプルなフレームが適している。ガンメタルなどの細いメタルフレームもおすすめだ。スーツやオフィスカジュアルの雰囲気を崩さず、知的で落ち着いた印象を与えられ、着用感を含めた全体の統一感を高められる。
■カジュアルなシーン：トレンドとアクセントになる色を意識
カジュアルなスタイルには、ネイビーやグレーの細めのフレームが合わせやすい。トレンドを取り入れたボストンタイプやウェリントンタイプなど、フレームの種類や太さで印象の変化を楽しむのも良いだろう。ネイビーや深めのグリーンといった色味も、普段のカジュアルなファッションに合わせることでアクセントになる。
今の自分に似合うメガネ選びが大切
服の系統や色と組み合わせることで、メガネにも大人の統一感が生まれる。また、流行を追うのではなく、自分の雰囲気やライフスタイルに合った一本を選ぶことで、40代らしい落ち着いたお洒落さを演出可能だ。異なるタイプや色のメガネを揃えることで、仕事と休日で贅沢に使い分けられるのも大人の特権といえるだろう。
40代の印象を前向きに変えるメガネを選ぼう
photo by Nonsap Visuals on Unsplash
加齢と共に変化していく顔は、メガネで上手にカバーできる。顔とのバランスを補正するデザイン、長時間かけても疲れにくいフィッティングや機能性、信頼できるブランドによる品質。この3つのポイントを押さえたメガネを選ぶことで、見た目の印象を変えつつ快適なかけ心地を得られるだろう。
40代は公私共に、評価の目がシビアになる年代。選ぶメガネの完成度が、そのまま信頼感や清潔感へと直結する。見た目の好みだけでなく、素材や付加機能、価格帯などを考慮してベストな一本を選んでほしい。
