人気のビルトインコンロおすすめ10選|選び方や人気メーカーも紹介
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    暮らし・住まい

    人気のビルトインコンロおすすめ10選|選び方や人気メーカーも紹介

    2025.03.06

    毎日の食事づくりに欠かすことができないキッチンのコンロ。電気を使うIHコンロ(IHクッキングヒーター)も浸透しているが、昔からあるガスコンロも根強く支持されている。

    以前は店頭や工務店などでの購入が中心だったが、今はインターネットの通販でも商品の比較・検討、注文・購入ができる。そこで、今回はビビルトインガスコンロとIHクッキングヒーターとの比較をはじめ、使う人や住まいに合わせたサイズの選び方、素材の特徴、最新の機能、流通するビルトインコンロのシェアを占める、リンナイ・パロマ・ノーリツという3つのメーカーの特徴を解説。GOODA編集部がセレクトした人気のビルトインガスコンロも10アイテムをご紹介しよう。
    新しくビルトインガスコンロを付ける人はもちろん、今、活用中のビルトインガスコンロから付け替える人も、ぜひ参考にしてほしい。

    ■ビルトインガスコンロの主要3メーカーをチェック

    国内の主要メーカーは都市ガス各社と連携し、ガスコンロを作ってきた実績があるリンナイ・パロマ・ノーリツの3社。それぞれの特徴を紹介しよう。

    リンナイ

    1920年に創業。ビルトインガスコンロやガスオーブンなどキッチン用品だけでなく、ガス機器を幅広く作っているため、家のガス機器をリンナイで統一できるというメリットがある。ビルトインガスコンロに関しては、ガラストップ天板の外枠がないので、スクレーパーなどが使用可能。バーナーを長く稼働させても天板が熱くならず、焦げ付きやヤケドを防止できるヒートオフ機能も組み込まれている。さらに魚を5匹並べて焼ける広いグリルなども。

    ノーリツ

    業界で初めて、ビルトインガスコンロや両面焼きグリルを開発。2011年にハーマンと営業を統合、2014年に厨房機器を「ノーリツ」ブランドに統一した。
    お掃除のしやすさを追求し、コンロの天板には汚れを弾く「親水アクアコート」という機能を採用。グリル内に薄いパンを採用しているので、焼き網のお手入れの必要がない。また、グリル内は脱臭機能によって、嫌な臭いが残りにくい。

    パロマ

    アメリカでの給湯器シェアも高い企業。とくに安全性を重視し、すべての商品のバーナー部分に、温度感知センサーを搭載したSiセンサーコンロを採用。天ぷら調理時の温度調整や、お湯が沸騰すると自動で消えるシステムなど、鍋の温度を感知してコントロールして、火災を防いでくれる。

    ■主要3メーカーのおすすめビルトインコンロ10選

    国内シェアのほぼすべてを占めるリンナイ・パロマ・ノーリツから最新モデル、Web限定モデルのビルトインコンロをピックアップした。

    リンナイ Web限定 GRILLER グリレ

    リンナイ  Web限定 GRILLER グリレ

    参考価格:238,000円/photo by 楽天市場

    ビルトインコンロのトップメーカーが調理性、機能性、デザイン性を追求したWeb限定のハイモデル。超・強火からトロ火まで幅広い火力調整が可能。温度調整や炊飯、湯沸かしなどのモード機能、3コンロそれぞれのタイマー機能と、抜群の使い勝手を誇る。75cmの幅広天板はアルミニウムのフラットメタル仕様。また、目を惹きつける五徳は、堅牢で安定感に優れ、大きな鍋も余裕で載せることが可能。コンロ間の移動もスムーズにできる。

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    リンナイ 色が選べる ILO イーロ

    リンナイ 色が選べる ILO イーロ

    参考価格:124,880円~/photo by 楽天市場

    ビルトインコンロも自分好みにしたいというニーズに対応。天板は9つのカラーからセレクト可能。レッドやミントといったこれまでのビルトインコンロではなかなか見かけないカラーも揃えている。しかも、前面パネルはシルバー、ブラック、ホワイトから、五徳などのパーツはブラックとステンレスからと、全54パターンを組み合わせられるのが特長だ。お気に入りの美しさをキープできるよう、ガラス天板だけでなく、五徳やグリル、排気口なども掃除がしやすい仕様に。もちろん、火力調整やタイマーなど機能性も充実している。

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    リンナイ HOWARO Built-in Prime

    リンナイ HOWARO Built-in Prime

    参考価格:118,800円/photo by 楽天市場

    清潔感あふれるホワイトのホーロー素材のトッププレートが特長。キッチンを明るく見せるのに効果的だ。パネルもホワイトで統一されながら、五徳などはホワイト、ブラックを選べてアレンジもできる。プッシュして点火、くるりと回すことで5段階の火力調整ができる操作性の良さも魅力。LEDインジケーターで炎の大きさもわかりやすい。炊飯・湯沸かし調整など調理機能だけでなく、調理油過熱防止や立ち消え、五徳の揺れ防止といった安全・安心にもこだわっている。

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    リンナイ The Basic Built-in ザ ベーシック

    リンナイ The Basic Built-in ザ ベーシック

    参考価格:97,400円~/photo by 楽天市場

    毎日使うものだからできる限りシンプルに、というコンセプトから生まれた、その名も「ザ・ベーシック」。天板はフレームレスのガラス仕様でさっとひと拭きでお手入れできる。しかもWeb限定でライトシルバー、ミディアムトープ、ディープグレーから好みのカラーを選べることもポイントだ。火力調整ボタンなどは使う時は引き出して、使わない時は前面パネルに収まる「カンガルー収納ポケット」を採用。タイマーや温度調節など調理機能、消し忘れなどの安全機能は必要なものを厳選して搭載している。60cm幅と75cm幅を用意。

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    ノーリツ ビルトインコンロ お手入れ簡単 NOTEMA ノテマ

    ノーリツ ビルトインコンロ お手入れ簡単 NOTEMA ノテマ

    参考価格:139,800円/photo by 楽天市場

    思い切り調理を楽しめて、手入れの手間がかかないように開発されたノーリツのWeb限定ビルトインコンロ。アルミ製のトッププレートは温度が上がりにくく、熱を分散させるためバーナーまわりの焦げ付きを低減。しかも表面テフロン加工で水や油を弾いて汚れてもさっとひと拭きでキレイにできる。またグリルが前面とサイドのパネルを分解して水洗い可能。火力調整がしやすいプッシュ&ダイヤルボタン、見やすくて格納もできる操作パネル、オートグリル機能など、調理を考えて機能も多彩に搭載。工事費込みも嬉しい。

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    ノーリツ Orche オルシェ

    ノーリツ Orche オルシェ

    参考価格:120,000円/photo by 楽天市場

    お手入れのしやすさに一段とこだわり、ノーリツの技術と思いやりによって実現。まず2種ある天板について、ガラストップコートには「親水性コーティング」という加工を施した。水となじみやすく、お手入れしたい部分を水で浸しておくと汚れが浮き上がり、こびりついた汚れも落としやすくという。もう一つのアルミ製トッププレートは温度が上がりにくいので、バーナーまわりが焦げ付きにくく、しかもテフロン加工で水や油を弾いて汚れが拭き取りやすい。料理中の温度が見えるので、火の通りなどが判断しやすいことも好評だ。

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    ノーリツ +do プラス・ドゥ

    ノーリツ +do プラス・ドゥ

    参考価格:136,798円/photo by 楽天市場

    海外のアンティークコンロやプロユースコンロを思わせるデザインで、暮らしやインテリアにこだわるユーザーから支持されているモデル。重厚感のある鋳物製の全面五徳が際立ち、中華鍋や寸胴といった大きな調理器具を載せても安定。味のあるステンレス天板とのコントラストも光る。点火スイッチはあえて無骨になカタチでパネル横に設け、細かい火加減調整などは前面の格納式パネルでコントロール。家庭用では最上級の火力も誇り、オプションのダッチオーブンでの調理ができるグリルも人気のポイントになっている。

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    パロマ ビルトインコンロ WITHNA ウィズナ

    パロマ WITHNA ウィズナ

    参考価格:107,400円/photo by 楽天市場

    ビルトインコンロとして、キッチン台とさらに一体化することをめざして開発。2種類あるクリアガラストップ、ハイパーガラスコートトップと共に広々として、縁までフラットに。天板の左右置奥を広々とさせたアイランド構造で、鍋の一時置きなどもできる。排気口カバーを外せば、取り外し可能なチリ受けが調理ゴミをキャッチ。コトコト火加減にも対応する自動煮込み機能、消し忘れを防ぐコンロ30分消火安心モードなどの便利な機能も満載している。

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    パロマ AVANCE アバンセ

    パロマ AVANCE アバンセ

    参考価格:230,580円/photo by 楽天市場

    手や袖口が火に近づかないよう五徳を包むように「エリアセンサー」を配置。万一、手や袖口が近づいた時は自動で火力を小さくしてくれ、危険を回避できる。鍋などを置いていないと点火せず、調理中に持ち上げると自動的に弱火になる鍋なし検知機能、強い揺れを感じると消火する感震停止機能など、その他の安全性も追求。点消火スイッチ・利便機能は天面に配置し、見やすさと操作性を高めた。2口ながら天板は広くて使い勝手満点。小さな子どもがいるファミリーやカップルや夫婦二人、年配の方に支持されている。

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    パロマ フェイシス グランド FACEIS GRAND

    パロマ フェイシス グランド FACEIS GRAND

    参考価格:109,690円/photo by 楽天市場

    フラットな天板は左右奥のアイランド構造でさらにゆったり調理が可能。プッシュ&ダイヤル式の点火ボタンは操作性に優れ、パロマのレシピアプリと連動した自動調理モードも取り入れている。さらに、グリルの奥に搭載されたアフターバーナーが下向きに燃焼することで、庫外に排出される煙とニオイを大幅にカット。排気口の手前に触媒フィルターを搭載し、調理中の気になるニオイを低減する新しい機能も搭載した最新モデルだ。

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    ■ビルトインコンロとIHコンロ(IHクッキングヒーター)との比較

    まずビルトインコンロとIHコンロの違いをチェックしておこう。

    IHクッキングヒーターは電気で鍋底を温める、火を使わない調理機器のことである。直火ではないので火事になるリスクが低く、キッチンをはじめ室内が暑くならないので、夏でも快適。また、五徳やバーナーがないので、見た目にすっきり。天板がフラットになるので、手入れが簡単ということも大きなメリットである。
    安全性と快適性、掃除の負担軽減を求める人にはIHコンロがおすすめだ。

    ただ、IHコンロはデメリットも多い。鍋などの調理器具に電気を通して加熱する仕組みなので、土鍋などの陶磁器、アルミ製、銅製の鍋やケトル、フライパン、ガラス製の調理器具、直火用焼網といった電気を通さない調理器具は使うことができない。さらに、鍋底が丸いもの、脚付きのものなど、天板に設置しない調理器具も使用不可。もちろん、直火での料理はできない。
    また、IHコンロは、契約する電気会社や料金プランによってコストが変動し、電気代高騰をはじめ社会・経済状況の影響も受けやすい。当然だが停電した場合は使用できない。

    ビルトインコンロはガスによる直火を熱源とする。火力が強いだけでなく、火加減の調整がしやすく、強火での調理もトロ火での調理も自在。もちろん調理器具を選ばないこともメリットだ。また、ガスは都市ガス・プロパンガス共に、どの時間帯でも料金設定が変わらないので、光熱費としては安定しているといえるだろう。

    デメリットとしては、直火なので火事のリスクがIHコンロと比べるとどうしても高くなってしまう。ただ、最近のビルトインコンロは温度センサー付きのSiセンサーコンロの標準化に伴い、安全面をさらに追求した機能を搭載したタイプが登場している。

    また、五徳などが焦げ付きやすい、油や吹きこぼれなどの汚れが付きやすいといったお手入れが大変ということもガスのビルトインコンロのデメリットだったのだが、昨今は天板や五徳の素材、形状が進化。掃除が簡単にできるガスのビルトインコンロが増えている。

    直火で料理を楽しみたい人、土鍋や銅鍋など手持ちの調理器具を使い続けたい人、災害時のリスクを分散したい人はガスのビルトインコンロがおすすめだ。

    ■ガスのビルトインコンロ、電気のIHコンロのメリット一覧

    ガスのビルトインコンロ

    ・強火の調理→ 中華鍋を振るうような高火力調理が得意。
    ・調理器具が豊富 → 土鍋、アルミ鍋、中華鍋など素材・形状を選ばず使用可能。
    ・火加減の微調整 → 直火なので直感的に強弱を調整できる。
    ・緊急時の使用可能→ 災害時や停電時でもガス供給があれば使える。
    ・料理の仕上がり→ 直火のならではの焼き目や香ばしさが味を高める。
    ・費用→導入コスト、光熱費が抑えられる。

    電気のIHコンロ

    ・安全性が高い→ 火を使わないので子どもや高齢者のいる家庭でも安心。
    ・掃除がラク→ 油はねや吹きこぼれもさっと拭き取れる。
    ・熱効率の良さ →エネルギー効率が良く、室内の温度上昇を抑えられる。
    ・優れた機能性→ 自動調理、温度キープなどの調理機能が多彩。
    ・フラットな天板 → 五徳などの凸凹がなく、スタイリッシュな印象に。
    ・空気がきれい → ガス燃焼による二酸化炭素や水蒸気の発生が少ない。

    ■ビルトインコンロの上手な選び方

    まずビルトインコンロの購入や交換について、新しくシステムキッチンを備える場合、既に使用しているビルトインコンロを交換する場合は問題がない。
    ただ、据え置き型のガスコンロをビルトインコンロに変更する場合、コンロ台をそのまま使用することができず、調理台からシンクまで新調が必要。ガス管など大幅な工事が必要なので、工務店や専門店に相談しよう。

    ・幅は規格の2サイズ

    ビルトインコンロの幅は規格が共通で、60cm幅、75cm幅の2サイズが展開されている。ただ、これは天板の幅で、グリルや操作部分は60cm幅も75cm幅もほぼ同じ寸法になっていることを頭に入れておこう。

    ◆60cm幅
    幅がコンパクトに収まるので、隣り合う調理スペースを広く取れることがメリット。キッチンを広々と使いたい人におすすめだ。ただし、ビルトインコンロでの調理の際、同時に大きな鍋やフライパンを使うと窮屈に感じられることも。

    ◆75cm幅
    ビルトインコンロの天板を広く使えることがメリット。大きな鍋などを2つ並べて調理する、自動炊飯機能でご飯を炊くなど、さまざまな調理を同時進行させたい人は75cm幅を選ぼう。

    ・ビルトインコンロの口の数

    コンロの口(バーナー部分)の数について、昨今は3口が主流となっている。3台の鍋やフライパンを同時に使えて効率が良いからだ。横に2口、上に小さな1口が一般的だが、同じ大きさのバーナーと五徳が横に3つ並んだタイプもある。
    もちろん、使い勝手や使う頻度に合わせて2口でも問題はない。

    ・ビルトインコンロの高さ

    ビルトインコンロの高さは、グリル部分から天板までの高さが採寸・表示されており、メーカーを問わず22cmになっている。
    天板の面は、キッチンカウンターの面に合わせることが基本。一般的なキッチンカウンターの高さは 85cm または 90cmとなっている。
    ビルトインコンロの購入にあたって、システムキッチンやコンロ台から新調、交換する場合は自分の身長に合った高さのキッチンカウンターを選んで、ビルトインコンロを組み込もう。

    ◆適切な高さの目安
    身長÷2 + 5cm =理想的な高さ
    それに合わせて、ビルトインコンロの高さや設置位置を決めて工事をしてもらう。

    例)身長160cmの人なら、160 ÷ 2 + 5 = 85cm が適切な高さ

    ■素材の特性をチェック

    ビルトインガスコンロの天板は素材によって特徴が異なる。ここでは主な天板の素材の特徴を解説しよう。

    ◆ホーロー
    ガラスの釉薬を鉄板に焼き付けたもの。丈夫で、安価なのがメリット。ただし、色が選べず、ガラスやガラスコートといった他の素材に比べると、油はねや吹きこぼれ、焦げ付きなどの汚れが落ちにくい。

    ◆ガラスコート
    ガラスのようなコートをホーロー用の鋼板に施したもの。 ホーローの強度とガラスの美しさを兼ね備えている。油はねなどの汚れがつきにくく、さっと拭き取るだけでキレイになる。カラーバリエーションが豊富に揃っていることも魅力。

    ◆ガラストップ
    強化ガラス素材でできたもの。強度ではホーローに劣るが、ささっと拭き取るだけでお手入れができる。光沢が美しく、カラーラインナップも豊富。キッチンを明るく見せたり、高級感を演出したりできるため、ビルトインガスコンロの中でも最も人気が高い素材だ。

    ◆アルミ
    熱伝導性が良好で、料理の加熱が均一に行える。耐久性が高く、焦げ付きにくい、サビにくいこともポイント。ただ、傷が付きやすい、耐熱性が低い、高級感に欠けることがマイナス点に。

    ◆ステンレス
    耐久性、耐熱性に優れ、油汚れや吹きこぼれ、焦げ付きなどの手入れが簡単。長くピカピカに保つことができる。無機質な印象だが、飲食店などプロ仕様のキッチンを思わせ、料理好きな人、キッチンに個性を求める人に支持されている。

    ■掃除のしやすさがセレクトの鍵

    従来のビルトインコンロは、重くて大きな五徳の掃除が面倒だったが、最近は表面積が小さく、軽量になり、汚れをラクに拭き取れるようになっている。
    五徳の素材は汚れが目立ちにくいホーローが標準。ただ、塗装が剥がれたり、錆びたりしないよう、擦りすぎには要注意だ。
    ハイグレードコンロに多く搭載されているステンレス製の五徳は、手入れによる劣化が抑えられるので、しっかり汚れを拭き取れる。
    また吹きこぼれや汚れを簡単に拭き取りたいときは、フラットな天板を。天板の奥の排気口にゴミが落ちるのを防ぎたいときは、カバーが設置あるタイプがおすすめ。排気口内部にチリ受けがついた機種なら排気口カバーをすり抜けてしまった細かいゴミが落ちるのも防げる。

    ビルトインガスコンロの掃除のポイント

    ビルトインコンロを手入れとして、付いた汚れはすぐに拭く、落とすことが大切だ。放置していると汚れが固くこびりついてしまうので掃除が重労働になるうえ、油汚れの場合、引火して火事を引き起こす原因になりかねない。
    日常は調理が終わり、熱が冷めたら、天板や五徳をやわらかな布巾や専用のシートなどでやさしく拭いておこう。
    五徳やバーナーは定期的に取り外して、重曹など素材を傷めない洗剤やクレンザーで掃除を。バーナーは目詰まりがないかもチェックを。
    掃除が終わったら洗剤残りがないように注意を。使用の再開はしっかり乾燥させてからが鉄則だ。

    ■安全に使える、調理をサポートする機能も要チェック

    最近のビルトインコンロは、安全機能はもちろん、調理機能、便利機能も充実している。主な機能をピックアップした。

    ◆温度調整機能
    ビルトインガスコンロについているバーナーの温度センサーを利用した機能。設定した温度に合わせ自動で火加減を調節、一定の温度でキープすることが可能。揚げ物や煮物、卵焼きなど、火力を一定にしておきたい時に便利。

    ◆チャイルドロック機能
    ボタンを押してもコンロが付かないようにできるので、小さな子どもがいる人におすすめ。使用後は必ずロックをして事故を防ごう。

    ◆自動消火機能
    コンロの上から鍋がなくなった、沸騰後しばらく時間が経過した時に、自動的に火が消える機能。最近ではほぼすべてのコンロに搭載されている。

    ◆タイマー機能
    タイマーの設定時間が経過すると自動的に消火する機能。最近のビルトインガスコンロの多くの機種に搭載されているベーシック機能のひとつ。

    ◆ダブル高火力&ダブルとろ火
    以前のビルトインガスコンロは、高火力バーナーは左右どちらかだったか、現在ほとんどの機種が奥にある小バーナーを除いて、左右どちらのバーナーでも高火力、とろ火が使用できる。

    ◆湯沸かし機能
    お湯が沸いたら音で知らせて自動消火してくれる。

    ◆自動炊飯器能
    最近ブームになっている土鍋をはじめ鍋での炊飯。なかなか難しい火加減を自動で調整し、炊き上がれば自動で消火してくれる。

    ◆オートグリル機能
    魚焼きグリルをまるでオーブンのように活用可能。焼き時間と火加減を自動で調整してくれる。メーカーによってはレシピのアプリと連動し、操作や設定も簡単にできる。

    ■毎日の料理もビルトインコンロなら捗る!

    ビルトインガスコンロのメリットは、やはり調理のしやすさ。繊細な温度調整が必要な調理には、IHが向いているとも言われるが、火力の細やかな調整はガスコンロがしやすい。グリルもガスの力ならサッと焼き上げられる。また同じガスでもビルトインコンロはテーブルコンロに比べるとデザイン性やお入れのしやすさが圧倒的に優れている。
    最近は安全性を考慮した機能を搭載しているビルトインガスコンロが増えているので、こどもや高齢者がいるご家庭でも安心して使うことができる。
    ビルトインコンロを購入する際は、都市ガス(12A・13A)用、プロパンガス(LPG)用、と自宅のガスに対応しているかチェックを。同じ見た目でも、ガスの種類が異なると使用できないため注意しよう。

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