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【決定版】30代メンズが選ぶべき!人気の腕時計ブランド20選
2024.11.29
服装に縛りがないことの多いスタートアップの隆盛やリモートワークの導入により、「腕時計はビジネスパーソンの必須アイテム」という価値観にも変化の兆しが見られる昨今。
とはいえ、結婚式などのフォーマルな場でスーツを着る機会はあるもの。私服でも腕時計はファッションのアクセントとして活躍する。大人の男なら、一本は持っておきたいアイテムだ。
ここでは、30代メンズにオススメの腕時計ブランドを20種類紹介。自身のライフスタイルにマッチするぴったりの一本を見つけて欲しい。
Top Image by Ruthson Zimmerman on Unsplash
一生の相棒になる腕時計
人気の高級ブランドともなると、手に取るだけでも高額なイメージがある腕時計。選び方次第では、一生モノとしてつき合うことができる。落ち着いた印象をアピールしたくなる30代は、まさにそんな一本を探しているという人も多いはず。
30代という節目に、ぜひ自分に合った時計を身につけよう。「単に時間を確認できれば良い」という“スマホ派”のメンズも、この記事を読んでデジタルデバイスとは異なる魅力に気づいて欲しい。
腕時計を選ぶ4つのポイント
たとえ高級ブランドの一本でなくとも、決して安い買い物ではない腕時計。絶対に失敗したくないアイテムだからこそ、どれを選んで良いのか悩んでしまうという人も少なくないだろう。
「デザイン」「ベルトの種類」「着用シーン」「ブランド」の4つの選び方に分けて解説する。
1.見え方や使い勝手で選ぶ:デザイン編
ビジネスシーンやフォーマルな場での着用を前提とするなら、落ち着いた印象を与えるアナログ式がおすすめ。普段使いがメインの場合はカジュアルな印象でも問題がないため、デジタル式を候補に加えるのも良いだろう。
●形状とサイズの選び方
最も一般的なフォルムは丸い「ラウンド型」だが、よりクラシカルでドレッシーな印象を与える「スクエア型」や「トノー型(樽型)」も人気がある。フォーマルな場面ではスクエア型が特に評価が高い。
●サイズ
ケースの幅は40〜50mm前後が主流。手首に合ったサイズを選ぶことがポイントだ。大きすぎるとカジュアルな印象が強くなり、小さすぎると存在感が薄くなるため、バランスが大切だ。
●文字盤とカラーリング
文字盤は落ち着いたカラーリングの物を選ぶと公私共に使い勝手が良い。ブラックやホワイト、ネイビーといった色はビジネスシーンでも使いやすい。
派手すぎず、奇抜すぎずなシンプルなデザインを選ぶと長く愛用できる。
●もっとも大切なのは「自分らしさ」
最も大切なのは自分の好みに合うかどうか……。人からの見え方をしっかりと意識しつつ、愛着をもてるデザインを選ぼう。
2.4タイプのスタンダードから選ぶ:ベルト編
時計のベルトは、デザインと同じくらい重要な要素だ。スタンダードなベルトは「金属(メタル)」「レザー」「ラバー」「ナイロン」の4種類。
●金属(メタル)
スーツ着用のフォーマルな場にマッチしやすい。特に、ステンレスやチタン製のベルトは耐久性と耐摩擦性に優れており、長く使える。
●レザー
レザーベルトもフォーマルシーンにおすすめ。素材にはカーフレザー(牛革)やアリゲーター(ワニ革)が主流で、それぞれ異なる質感や高級感を楽しめる。レザーは手首になじみやすく、長時間の使用でも快適に使える。
●ラバー
ラバーベルトはカジュアルな服装やアウトドアシーンに適している。防水性や耐久性に優れており、スポーツやアクティブな活動をする際にぴったり。メンテナンスがしやすい点も嬉しい。
●ナイロン
ナイロンベルトは軽量でカジュアルな印象をもつ。特にキャンプやハイキングなどのアウトドアで活躍。カラーバリエーションも豊富で、ファッション性を求める人におすすめだ。
3.場面に合わせて選ぶ:着用シーン編
ビジネス用とプライベート用では、適したデザインや機能が大きく異なるため、どのようなシーンで着用するのか?を考えて選ぼう。
●ビジネスシーンでの選び方
ビジネスシーンやフォーマルな場での着用を前提とするなら、落ち着いた印象を与えるアナログ式が基本。ブラックやシルバーなどの上品なカラーで、主張しすぎない大きさの一本を選ぶようにしよう。シンプルでベーシックなデザインを選択すると、スーツスタイルにも違和感なくマッチする。
●プライベートシーンでの選び方
普段使いやプライベートだけの使用に限定するならば、自由度が高まる。カジュアルな印象のデジタル式やラバーベルト、ナイロンベルトなども選択肢に。普段のファッションに似合う物を選びたい。
ケースサイズが大きいモデルは存在感があり、スポーティーな印象につながる。アウトドアシーンやスポーツシーンでは、機能性や耐久性も考慮すべきポイントだ。
「ビジネス用」「プライベート用」の2本を持っておくと、オンとオフを簡単に切り替えられるためベスト。
4.コミュニケーションツールにもなる:ブランド編
数百万円以上のモデルがラインナップに並ぶROLEXやAUDEMARS PIGUET、IWCなどの高級ブランドから、数万円の国内ブランドまで、さまざまなブランドが凌ぎを削る時計業界。持ち主のセンスやステータスを表現するアイテムでもあるため、ブランド選びも重要なポイントだ。
●高級ブランド
高級ブランドはサポートが充実しているケースが多く、長期間のアフターケアやメンテナンスが提供される場合が多い。他者からも気づかれやすく、コミュニケーションのきっかけにもなりやすい。
●国内ブランド
数万円台の国内ブランドも、コストパフォーマンスや実用性が高い点が魅力だ。特に初めての時計購入や複数所有したい人におすすめ。
5.相場は年収の3%~30%:予算編
時計選びでは幅広い価格帯があるため、まずは時計にかけられる予算を設定しておくことが大切だ。目安として、年収の3%~30%が相場とされている。仮に年収が500万円の場合は、15万円~150万円の範囲内が一般的だ。
価格の差はクオリティにダイレクトに反映されるため、一生物として、妥協せずにこれ以上の予算を投入するという考え方もあるだろう。
ただし、落ち着いた印象を与えたい30代だからといって、無茶は禁物だ。
年齢やライフステージに合った価格帯を意識し、身の丈に合った選択を心がけよう。
30代メンズにおすすめの腕時計20選
選び方のポイントを押さえたところで、具体的なモデルを紹介する。ビジネスシーンなどフォーマルな場に相応しいデザインから、プライベート用のカジュアルなデザインまで、幅広く20種類をセレクトした。
1.Hamilton/ジャズマスター
1930年代のジャズに象徴されるアメリカの活気と躍動感をクラシックモダンなデザインで表現したHamiltonの人気シリーズ。時計の心臓であるムーブメントの動きを見ることができる、オープンスタイルの文字盤が最大の特長だ。
強く美しい動きを堪能するための大胆なカットアウトは、スイスの精緻な技術とクリエイティビティの融合の賜物。派手すぎず、それでいって存在感のあるデザインは、普段使いにもビジネスにもぴったり。
2.TISSOT/シースター 2000 プロフェッショナル
1853年の創業以来、スイスウォッチメイキングの中心地であるル・ロックルに拠点を構えているTISSOT。シースター 2000 プロフェッショナルは、プロダイバーに求められる高い機能性とクオリティを標準装備し、同メーカーのダイバーズウォッチの新たな時代を築いている。
髪の毛より細い非磁性素材のひげゼンマイは磁気の影響を受けず、高い精度を維持しつつ、優れた耐久性と耐衝撃性をもつ。波の模様が刻まれたダイアルは、太陽の光を浴びながら浅海から深海へと進むかのように、美しいグリーンのグラデーションを描く。
3.グランド セイコー/SBGE255
機械式時計に用いられるぜんまいを動力源にしながら、クオーツ式時計と同等の高精度を実現した第3の機構「スプリングドライブ」。ダイアルの上を滑らかに動き続ける秒針は、「時は移ろい流れる」という日本の美意識を表現している。
ベゼル素材には、ファインセラミックスの中でも最も高い強度と靱性を持つジルコニア・セラミックスを採用。アクティブな動きにも対応する、ボリューム感を考慮した4時位置リューズにも注目したい。
4.ROLEX/デイトジャスト
ロレックスのクラシックウォッチを完璧に体現したデイトジャスト。1945年に発表され、それまでに同メーカーが成し遂げた主要な実績のすべてが搭載されていた。
日付の視認性を高めるためにつくられたサイクロップレンズは、デザインと技術面の両面でロレックスを象徴するモデルとなっている。1日24時間の価値を、見る度に思い出させてくれるアイコニックな存在だ。
5.Hender Scheme×CASIO/DW-6900
カジュアルな印象が強いG-SHOCKに、日本の大人気レザーブランドHender Schemeとのコラボレーションモデルという新たな魅力を加えたスペシャルな逸品。
ワイルドなフォルムを誇るDW-6900をベースモデルとし、ベルトには馬具にも用いられるイングランド製ブライドルレザーを採用。天然の油脂成分を手作業で革に塗り込むことで表面に白く浮き出たブルームが良い味を醸し出す。
6.BREITLING/クロノマット
世界的な評価が確立しているBREITLINGの人気モデル。42mmケースと4カ所にライダータブを配したベゼルがアイコニックな雰囲気に。
独特なルーローブレスレットがしっくりとなじむデザインで、駆動はCOSC公認クロノメーターのブライトリングマニュファクチュールキャリバー01。写真のカラーの他、ダイアルには豊富なカラーが用意されている。
7.TAG HEUER/フォーミュラ1
レーシングカーのインテリアをモチーフに取り入れた、TAG HEUERのフォーミュラ1シリーズ。カジュアル&スポーティーな雰囲気ながら、タフな環境にも対応できる強靭さと機能性を兼ね備えている。
本シリーズのために特別に開発された最先端のセラミック素材に、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げを巧みに組み合わせたデザインが特長だ。パフォーマンスを追求するメンズに捧げる、サーキットだけでなく日常使いにも適したアーバンウォッチ。
8.HUBLOT/クラシックフュージョン
シンプルな時計から時計製造の常識を覆すコンセプトウォッチに至るまで、さまざまな独自の自社製ムーブメントを生み出してきたHUBLOTのクラシックフュージョンシリーズ。自動巻きクロノグラフ「ウニコ」の斬新な構造が光る。
重量と耐久性のバランスに優れるとして、さまざまなメーカーで採用されているチタニウムだが、HUBLOTでは最高品質となるグレード5のチタニウムのみを使用。一度研磨にかけることで、素材はわずかに青みを帯びた金属性の輝きを放つ。
9.Roberto Cavalli by FRANCK MULLER/RV1G236L0041
Roberto Cavalli BY FRANCK MULLERは、 超一流イタリアファッションハウスと最先端の高級スイス時計メーカーの共同ブランディングから誕生したコレクション。メゾン・カヴァリのエンブレムと、由緒あるスイス製ムーブメントの融合が美しく表現されている。
ガンメタルの文字盤とレザーベルトの組み合わせが、シックでありながらほど良いカジュアルさも演出。お手頃プライスで、さまざまなシーンで大活躍してくれそう。
10.The CITIZEN/AQ4060-50A
太陽光や室内のわずかな光を電気に換え、時計を動かしつづける独自の光発電技術「エコ・ドライブ」を搭載。一度フル充電すれば、光のないところでも長時間動き続けるため、定期的な電池交換は必要なし。
光の約99%を透過させることで反射を抑え、文字板を見やすくするガラスのコーティング技術を採用しており、陽の当たる場所でも時刻をはっきりと読み取ることが可能。衝撃や磁気にも強い。
11.BVLGARI/アルミニウム ウォッチ
ラグジュアリーなスポーツウォッチの概念を変えたカルトなウォッチ、それがBVLGARIのアルミニウム ウォッチだ。アルミニウム製ケースにブラックのラバー製ベゼルとストラップ、ブラックのダイアルを組み合わせたデザインは、まさにアイコニック。
クロノグラフを搭載した自社製自動巻きムーブメントで、42時間のパワーリザーブを誇る。サブダイアルの針はグレーで、秒針の先端はレッドという配色も洗練された個性を演出する。
12.Sinn/U50.S
視認性、機能性を最重要視したプロユースのドイツ製腕時計メーカーSinn。U50.Sは黒と白と赤の配色がポイントで、ダイバーズウォッチにとって必要不可欠な要素のみに集中したシンプルさが目を引く。
ケースとリューズには他のUシリーズ同様に、海水耐性に強いドイツ潜水艦の鋼鉄であるUボート・スチールを採用。手の甲に当たらないよう、リューズは4時位置に装備している。
13.ORIENT STAR/メカニカルムーンフェイズ
ORIENT STARの人気シリーズ「メカニカルムーンフェイズ」。リニューアルモデルは、従来の人気デザインを踏襲しながら、パワーリザーブの持続時間が50時間以上に進化した。
時針の長さや針重心のバランスを見直すことで、視認性や判読性も向上。夜空の深い青色と月の優しい光を表現したオリジナルの月齢車は、59日で一周する専用の月齢車。光が走るダイヤカットと、ねじの青色とルビーの赤色のコントラストが、見る者に美しく華やかな印象を与える。
14.OMEGA/SPEEDMASTER 38
スピードマスター38mmは、シンプルさ、サイズ感、カラーを大切にして生まれたモデル。最も有名なクロノグラフとしてのルックスと伝統もしっかりと守られており、あらゆるシーンで活躍する。
ステンレススティール製ケースと、ブラックのアルミニウム製リングにタキメータースケールを搭載したベゼル。ブラックのダイアルには、ロジウムプレート加工が施されたインデックスと針、3つのサブダイアル、6時位置に日付窓が配されている。
15.IWC/ポルトギーゼ・クロノグラフ
名門中の名門であるIWCのポルトギーゼ・クロノグラフ。人気を誇るポルトギーゼの中でも、ゴージャスな18Kレッドゴールド素材のモデルだ。
すっきりとしたシルバー文字盤に針とインデックスのゴールドが華麗に腕元できらめくデザイン。クロノグラフと積算計の青針は同シリーズの代名詞的な存在で、大きめのケースにベセルを極限まで絞った広い文字盤、縦二つ目のインダイヤルと上品なアラビア数字のインデックスなど、クロノグラフ搭載のスポーツモデルでこの上品さは他に類を見ない。
16.CAMPANOLA/AH4080-61L
ミニッツリピーター、ムーンフェイズ、パーペチュアルカレンダー、クロノグラフという時計の4大複雑機構をすべて搭載。月明かりが反射して煌めく大海原を表現した文字板は、青漆に金属粉末を練りこんで仕上げている。
ムーンフェイズは約29.5日の周期にあわせて2つの表情の月が交互に姿を現わし、見る者をなごませる。最新の電子技術と老舗の時計技術を融合したパーペチュアルカレンダーは、2100年2月28日まで月末の日付修正、うるう年の修正が不要だ。
17.AUDEMARS PIGUET/ロイヤル オーク オフショア ダイバー
AUDEMARS PIGUETは、スイスのル・ブラッシュで1875年に創業された高級時計メーカー。世界三大高級時計メーカーの1つに数えられ、伝統と革新性を兼ね備えた時計を製造している。
1972年に発表され、業界から高い評価を得た「ロイヤル オーク」のデザインコードをスポーティに表現したのが「ロイヤル オーク オフショア」。カーキグリーンダイヤル、ピンクゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤルオーク針、60分から15分までのゾーンがベージュカラーの回転式ブラックインナーベゼルなど、とにかく配色が美しい逸品だ。
18.Cartier/ドライブ ドゥ カルティエ
エレガントで知性溢れるスタイリッシュなデザインが特長のCartier。2016年に発表された同ブランドのメンズウォッチがドライブ ドゥ カルティエだ。
美しい曲線を描いたクッションケースが印象的で、すべて自社製のムーブメントを搭載。優雅なフォルムはフォーマルなスタイルにもマッチし、人気メンズラインとしてそのポジションを確かなものにしている。
19.ZENITH/エリート ムーンフェイズ
厳粛な色彩と調和的なアシンメトリーによる奇抜さを併せもつエリートムーンフェイズは、月の魅力的な美しさを表現したモデル。9時位置のスモールセコンドの動きは、あっという間に過ぎ去っていく時間の移ろいを想起させる。
サンバースト仕上げが施された文字盤の下半分にはムーンフェイズディスクと同色のミッドナイトブルーを採用。超薄型のフォルムと非の打ちどころがない性能を備えたエリートマニュファクチュールキャリバーは、50時間のパワーリザーブと自動巻き上げ機構を備える優れものだ。
20.PANERAI/ルミノール ドゥエ
PANERAIは、イタリアンデザインと機械技術を融合させ、海の世界と密接な関わりをもつ高性能パフォーマンスウォッチを特長とするスイスの時計製造メーカー。ルミノール ドゥエは、そのなかでも最も汎用性の高いコレクションとして際立っている。
スリムで軽く、スマートなケースは、同メーカーを象徴するデザインを引き立たせる。現代的でスポーティーなエレガンスに、最高のパフォーマンスと機能性が同居する一本は、まさに大人の男に相応しい。
「予算」と「着用シーン」を決定することから楽しい腕時計探しが始まる
高価ゆえに億劫になりがちな腕時計選びだが、「予算」と「着用シーン」さえ決定できれば、選択肢はそれなりに絞られる。その上で、好みのデザインを探し求める時間は、なかなかに楽しいものだ。
自分のライフスタイルにぴったりな一本に出会って欲しい。