ファッション
【2024年最新】人気ブランドのメンズダウンジャケットおすすめ10選
2024.10.25
本格的な冬シーズンを迎えるたびに気になる、軽くて暖かいダウンジャケット。人気モデルから新作まで、各ブランドからさまざまなアイテムが登場している。今回は、「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」や「MONCLER(モンクレール)」、「DESCENTE ALLTERRAIN(デサント オルテライン)」などの定番人気ブランドの新作を中心に、メンズダウンジャケットを選ぶ際のポイントも含めて紹介する。
ダウンジャケット選びの5ポイント
ひと口にダウンジャケットといっても、使われているダウンの量や質、そのほかの素材により防寒性が異なる。用途によって選び方が変わってくる点も意識したい。「ダウンとフェザーの割合」「ダウンの種類や産地」「フィルパワー」「デザイン」に加え、有名ブランドを含めた選び方の5ポイントを解説する。
1:ダウンとフェザーの割合
ダウンとは、水鳥の胸の部分の毛のこと。放射状に広がる形で芯がなく、ふわふわとしている。断熱効果が非常に高く、空気を含むことで体温を保てる点が特徴だ。1羽の水鳥から採取できるダウンの量はわずか10〜20gといわれており、稀少な素材となっている。
フェザーは同じく水鳥の毛だが、主に翼や背中に生えている羽毛で、中心にしっかりとした芯をもっている点が特徴。ダウンほどの保温性はないが、形状がしっかりしているため支えの役割を果たし、ダウンジャケットの形状を保ってくれる。
ダウンジャケットはダウンとフェザーが混合されており、その割合により防寒性も異なる。一般的なダウンジャケットはダウン70〜90%、フェザー10〜30%まで幅広いが、有名ブランドのダウンジャケットはダウン90%、フェザー10%程度の割合が多く、黄金比といわれている。この割合は品質表示タグなどに記載されているため、購入前にチェックしておきたい。
2:ダウンの種類や産地にも注目
ダウンジャケットに用いられるダウンには、主にグース(ガチョウ)とダック(アヒル)の2種類がある。一般的に、グースはダックと比較して保温性に優れ、臭いも少ないことから高級品の位置づけだ。そのため、グースのダウンを使っているダウンジャケットは、「グースダウン」と表記されることが多い。
ダウンは世界最大の産地である中国をはじめ、さまざまな国で採取されている。有名ダウンブランドが集中するヨーロッパでは、それぞれの国で特徴の異なる水鳥が飼育されており、特に、ポーランド、ハンガリー、フランス産のダウンは高い評価を得ている。
3:保温力の目安となるフィルパワー
フィルパワーとは、ダウンのロフト(かさ高)の復元力を数値で示したもの。数値が高いほど復元力が高く、空気を含む量が増えるため、ダウンジャケットで重要な保温力の目安として参考にできる。一般的に550フィルパワー以上あればタウンユースとしても充分な品質で、700フィルパワー以上あれば極めて優れた品質とされている。
4:デザインや用途で選ぶ
ダウンジャケットはカジュアルなイメージが強いが、最近ではビジネススタイルの多様化により、ビジネスシーンでの着用も珍しくはない。ジャケットの上に羽織るなら、光沢のある質感の物よりマットで落ち着きのある素材感の物がおすすめだ。
しかし、シルエットやカラーによってはビジネスシーンに向かない物もあるため、カジュアルとビジネスの両面で着用できるアイテムを選びたい。ブラックやネイビーといった落ち着いた色を選べば、シーンを問わずコーディネートの幅も広がるはず。
キャンプや登山といったアウトドアシーンで着用するなら、撥水性や耐水性、防風性、透湿性なども重要になる。用途によって選ぶことをおすすめしたい。
5:ダウンジャケットの人気ブランドをチェック
ダウンジャケットは国内外の人気ブランドからリリースされている。
下記に人気のブランドをまとめてみた。
【海外のアウトドアブランド】
・THE NORTH FACE
・Columbia(コロンビア)
・WOOLRICH(ウールリッチ)
【海外の高級ブランド】
・MONCLER
・CANADA GOOSE(カナダグース)
・PYRENEX(ピレネックス)
・STONE ISLAND(ストーンアイランド)
【日本のブランド】
・DESCENTE ALLTERRAIN
・NANGA(ナンガ)
人気ブランドのダウンジャケットは、モデルによっては早々に売り切れてしまい、なかには予約が必要なアイテムもあるため、なるべく早めにチェックしてくことが賢明だ。
2024年のおすすめダウンジャケット10選
1:THE NORTH FACE バルトロライトジャケット
THE NORTH FACEのダウンのなかでも、毎シーズン大人気となるハイスペックダウンジャケット。独自の光電子ダウンを中綿に封入し、特殊セラミックスの遠赤外線効果により優れた保温効果が持続する。
表地には30デニールのゴアテックス素材を使うことで、防水透湿性も確保。着用時はダウン部分に多量のエアーを含み、雪山ハイクでも使える非常に高い防寒性を備えている点が特徴だ。今季はキャバングレー×クレイグレーが新色として登場している。
2:THE NORTH FACE アンダイド ヌプシジャケット
1992年の発売以来、ストリートシーンとも密接に結びつき、ファッションシーンにおいても定番としてロングセラーを続けている名作ダウン。2018年からはリサイクル素材のグリーンダウンを採用するなど、サイステブルな素材にシフトしている。
製造工程において最も水を使う、染色を行わない素材を主に使用。中綿にリサイクルダウンを使用し、表地は薄くて軽い15デニールのリップストップリサイクルポリエステルに撥水加工を施している。
3:CANADA GOOSE ローレンス パッファージャケット
カナダ生産を貫く名門ダウンブランド、CANADA GOOSEのダウンジャケット。ソフトな手触りながら、撥水加工が施された耐久性のあるエンデュラリュクスからつくられた1着だ。
キルティングの無駄がないデザインは、どんなスタイルにも合わせやすい。調整可能なダウン入りのシュノーケルフードや2WAYのフロントジッパーを備え、背面のダブルストライプのリフレクターがアクセントに。
4:CANADA GOOSE ブラックレーベル ウィンダム パーカ
黒いディスクロゴがついた、CANADA GOOSEのブラックレーベルのダウンパーカ。ベーシックを追求した美しいフォルムとヒップレングスで、普段使いに最適。中綿は上質なホワイトダックダウン80%、フェザー20%の割合となっている。
ハンドウォーマーポケットやメディア収納ポケットに、手を出さずにアクセスできるサイドエントリーポケットも搭載。起毛トリコット地のチンガードなど、機能的なギミックも多数備えている。
5:DESCENTE ALLTERRAIN インビジブル ダウンジャケット
「水沢ダウン」をはじめ、ハイスペックで機能的なダウンジャケットに定評のあるDESCENTE ALLTERRAINの新作ダウン。水沢ダウンの高い防水性や保温性はそのままに、よりミニマルに仕上げられている点が特徴だ。
ダウン量を従来の60%に抑え、タウンユースでより快適に着用できるようになった。軽量で保温性も高いトレーサブルダウンを90%使い、中生地のオリジナル保温素材HEAT NAVIが防寒性を高めている。
6:MONCLER ヴェゼール ダウンジャケット
軽量ながら、最高級の保温性、機能性を誇るショートダウンジャケット。完成されたシルエットは同ブランドならでは。中綿には、厳しい品質基準をクリアした高品質なホワイトグースダウンを90%、贅沢に使用している。
アウトドアシーンでも充分に着用できるスペックを誇りながら、都会でもスタイリッシュに着こなせる点がポイント。流行に関係なく、何年でも袖を通したくなるモンクレールならではの1着だ。
7:WOOLRICH アークティックアノラック
190年を超える歴史を誇る、アメリカ発の「WOOLRICH(ウールリッチ)」が誇る名品の伝統を受け継ぐモデル。大人の落ち着きを感じられるデザインと、ややゆとりのあるフィット感が特徴だ。
表地は上品な光沢感のあるコットンナイロン(60/40クロス)生地を使用。フロントはボタンとダブルジップの2重構造で、機能的なポケットを4つ装備。内側にもポケットを2つ備えた機能的なつくりもポイントだ。
8:NANGA オーロラテックスダウンジャケット
シュラフ(寝袋)で培った技術を生かしたダウンを開発し、高品質ながら求めやすい価格の日本製ダウンが人気のブランド。長年愛され続けている定番モデルは、新たにXXLサイズとミドルブラウンのカラーが追加された。
どんなスタイルにもなじむシンプルなデザインながら、760フィルパワーの高品質なスペイン産ダックダウンを採用。優れた保温性を備えながら、防水透湿素材オーロラテックス®️により街中からアウトドアまで快適に着用できる。
9:PYRENEX ステン3
フランスを代表するダウンブランドのひとつ、PYRENEXのフーデッドダウン。表地に超軽量なリップストップナイロンを採用した、フレンチダックダウンのボリューミーなロフト感が堪能できるモデルだ。
ルーズでオーバーサイズなフィット感はトレンドにもマッチし、こなれたスタイルを構築できる。左袖にはヴィンテージデザインのロゴワッペンが採用されており、ややレトロなスタイルになっているのも特徴。
10:STONE ISLAND シームレストンネル ナイロンダウン-TC
1982年に誕生したイタリア発のブランド、STONE ISLANDの軽量ストレッチナイロン製ダウンブルゾン。ダウン気室の仕切りに縫い目をなくし、シームレスに仕上げることで羽毛を密閉させ、保温性を向上させている。
イタリアブランドらしいファッション性の高いシルエットで、マットな質感なためシックに着こなせるのもポイント。ハイネックのデザインは首元まで暖かく、防寒性の高さにも定評がある。
お気に入りのダウンジャケットを長く着用しよう
ダウンジャケットを選ぶ際は、さまざまなポイントがあることが分かった。ブランドはもちろん価格帯も幅広く選べるアイテムだけに、自分なりの優先順位を決めてベストな1着を選びたいところだ。寒い冬にこれほど心強いアイテムもないため、お気に入りを見つけて、長く愛用してほしい。