ファッション
メンズ用日傘の選び方ガイド 紫外線対策に雨天対策、オールウェザーに注目
2024.03.28
男性の美容意識も高まってきている昨今。強い日差しの中でも快適に過ごしたい男性にとって、日傘はもはや必需品。ですが、どんな日傘を選べば良いか分からない、という方も多いはず。そこで今回は、「メンズ用日傘の選び方ガイド」をお届けします。UVカット率、遮光・遮熱機能、携帯性、デザイン……。これらを踏まえ、日々の生活に溶け込むおしゃれで実用的なメンズ用日傘を見つけましょう。
photo by Danilo Batista on Unsplash
そもそも、なぜ日傘が必要なのか?
日常生活において紫外線対策は大切と言われていますが、なぜ日傘が必要なのでしょうか。
晴れた日に外出する際、日傘は紫外線から肌を守るためのアイテムとして注目されています。肌が荒れるというのは美容の問題だけではなく、肌がんなどの健康リスクも孕んでおり、男性も紫外線対策を怠ることはできません。また、気温上昇による体感温度の上昇を抑えるという点でも、日傘は効果的なアイテムです。さりげなくおしゃれな日傘を選ぶことで、スタイルを損なうことなく、紫外線や暑さ対策をすることができるのです。
UVカット率の重要性を理解する
メンズ用の日傘を選ぶ際に最も重要視されるべきは、UVカット率です。この数字が高いほど、紫外線を遮断し肌を守る効果が高いことを意味します。実際には、100%紫外線をカットする日傘は稀ですが、90%以上のカット率を誇る日傘は多くあります。夏場の日差しは想像以上に強く、少しの露出時間であっても肌へのダメージは蓄積されていきます。UVカット率が高ければ高いほど、肌に与える影響を最小限に抑えることができるので、この数値を確認することが肝心です。日焼け止めだけではなく、日傘で手軽に紫外線対策ができることは、忙しい毎日を過ごす人にとっても非常に便利な機能です。
紫外線から肌を守るための遮光機能
日傘の遮光機能は紫外線カット効果と密接に関連しています。遮光機能の高い日傘は、直接肌への日差しをしっかりと遮断することができるため、日焼けのリスクを大きく軽減できます。特に夏季は紫外線の量が多いため、遮光機能が重要になります。おしゃれな日傘を選んでも、遮光機能が低ければ紫外線対策としては不十分です。遮光率が高い傘を選ぶことで、紫外線による肌の老化や、炎症を原因とするシミ・ソバカスのリスクを下げることにもつながるため、購入する際には遮光機能に注目しましょう。
厳しい暑さには嬉しい遮熱機能
日傘には紫外線をカットする効果だけではなく、遮熱機能を持つものもあります。この機能は、傘の内側に熱を反射するコーティングがされていることで、日差しによる温度上昇から利用者を保護する、というものです。遮熱機能のある日傘は夏場に快適で、外出時の熱中症防止にも一役買います。また、涼しさを感じられるだけでなく、熱による体力の消耗も防ぐことが可能です。暑さ対策をしっかり行うことで、外出時もより快適であり、日常生活におけるストレス軽減にもつながります。
“折りたたみ”などの機能性も欠かせないポイント
日常で使うメンズ日傘は、ただ単に日差しを避けるためだけではなく、使用する際の機能性も重要です。たとえば、折りたたみが簡単であるか、耐久性は十分かなど、日傘を選ぶ際にはさまざまな点を考慮する必要があります。機能面をしっかりチェックし、使い勝手の良い傘を見つけましょう。日傘を使うシーンは、通勤、お出かけなど多岐にわたるため、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが肝心です。
使用するうえでストレスがないか
折りたたみ日傘はその名の通り、使わない時にはコンパクトに折りたたむことができるため、持ち運びがとても便利です。特に、バッグに入れて持ち歩けるサイズであることが重要でしょう。さらに、しっかりとしたつくりであるか、耐久性が確認されているかもポイントになります。風の強い日だと、傘が裏返ったり中棒や骨の部分が折れてしまうこともあるため、ストレスなく長く使い続けられるかが大切。また、使用する際にはスムーズに開閉できるかどうかも重要で、実際に手にとって試してみるのがオススメです。折りたたみ式のメンズ日傘を選ぶ際には、機能性と耐久性もチェックして、ノンストレスなモノを選びましょう。
防水加工で雨の日も安心な一本を
メンズ日傘において重要なのが、防水加工が施されているかどうかです。晴れた日だけでなく、雨の日も対応できる傘であれば、さらにその傘の価値は高まります。防水効果が高く、素早く乾く素材を選ぶことで、日傘としてだけでなく、雨傘としても活躍が見込めます。また、汚れにくい素材であれば、清潔を保つこともでき、外観の美しさを長く維持することができます。見た目だけではなく、機能面でも優れた日傘を選ぶことが大切です。
ボタン一つで開閉するワンタッチ自動開閉機能
日傘を選ぶ際に便利なのは自動開閉機能がついたものです。ボタン一つで手軽に開け閉めができるため、荷物が多いときや、急いでいるときでも煩わしさが軽減されます。ただし、この機能があることで傘が重くなることもあるため、重さもしっかり確認しておくことが重要です。快適な使用感と機能性を兼ね備えた自動開閉機能付き日傘を選びましょう。
ポイントを押さえれば、ビジネスシーンでも大活躍
ビジネスマンにとってカバンに収まるコンパクトさは非常に大事です。ですので、折りたたみ日傘を選ぶ際には、収納時のサイズを確認することが重要になります。収納時にはなるべくスリムでありながら、広げた時には十分な広がりを確保するモデルを選ぶことが大切です。また、重量も携帯性に大きく関わってきますので、日常的に持ち運ぶのであれば、軽量なモデルがおすすめです。さらに、素材の耐久性やフレームの丈夫さも検討するべきポイントであり、長い間使用するためにはこういった細かい点も抑えて選びたいものです。
また、ビジネスシーンで日傘を使用する場合、デザインも非常に重要な要素です。派手過ぎず、かつ品の良さを保ちつつ、ビジネススタイルに溶け込むようなシンプルでスタイリッシュなデザインの日傘が適しています。黒やネイビー、グレーなどの落ち着いた色合いのものを選ぶことで、どんなスーツにも合わせやすくなるでしょう。加えて、手元の素材にも注目して、合皮や金属など自分のスタイルにマッチする高級感のある素材を選ぶとさらに良い印象を与えます。ファッションを意識するビジネスマンにとって、日傘はただの実用品ではなく、スタイルを格上げしてくれるアクセサリーでもあるのです。クライアントとの打ち合わせ時や、商談先に向かう途中での急な天候の変化にも対応しやすくなり、ビジネスマンのプロフェッショナルな印象を損なうことがありません。商談相手に対するマナーとしても、オールウェザー対応の折り畳み日傘を1本携帯しておくのが望ましいでしょう。
ファッション性の高い、おしゃれなメンズ日傘の選び方
おしゃれなメンズ日傘を選ぶ際には、実用性だけでなく、そのデザインやファッションとの相性も大切です。日傘は夏のシーズンにおいて、紫外線などから自分を守るためのアイテムである一方で、スタイルを格上げするアクセサリーでもあります。日傘一つで全体の印象が変わることもあるので、シーンに合わせたおしゃれな日傘を選ぶことも重要になります。今回は、番外編としてメンズ日傘のおしゃれな選び方を、色選びのポイントとデザイン、そしてファッションとの組み合わせ方をご紹介していきます。
メンズ日傘で最も大切なカラー選びには、どのようなポイントを意識すべきでしょうか。ひとつの基準となるのは、無難で合わせやすい色を選ぶこと。例えば、黒や紺、グレーなどはどのようなスタイルにも馴染むため安心です。しかし、おしゃれを楽しむならば、少し冒険をしてみるのも一つの手でしょう。さりげなく個性を出すために、深いボルドーやオリーブグリーンなどの落ち着いた色味もおすすめです。ただし、あまり派手な色は日傘としての機能を忘れがちになるため、シンプルながらもこだわりのあるカラーを選ぶことが、おしゃれへの第一歩になります。
メンズ日傘のデザインにおいても、ファッションとの調和を考える必要があります。ビジネスシーンでは、ストライプやドットといったさりげない柄が入ったものや、シンプルながら高級感のある素材を選ぶとよいでしょう。一方で、カジュアルな日常使いや週末のお出かけなどでは、もう少し個性を出しても大丈夫です。例えば、ヴィヴィッドな色の配色や、オリジナリティ溢れるプリントデザインの日傘などは、センスの良さをアピールできます。しかし、ファッションのトータルバランスを考えたときに、日傘が主張し過ぎないことが肝心です。
UVカット率や遮光性・遮熱性といった機能の高さを重視しつつ、使いやすく、見た目も自分のスタイルにあったお気に入りの日傘と出合うことができれば、天候に左右されることなく、外出するのが楽しくなるかもしれません。